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言語は自分を表現するための手段であり、世界を理解するための枠組み
その通りだが、ラテン語と思って手に取ったら、
自己啓発本みたいな感じで説教っぽく
かなりイマイチだった
立ち読みで済ませてよかった
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ところどころ説教っぽいところもあったが、全体的には興味深い語源や面白いエピソードが散りばめられていて楽しめた。ラテン語にはスペイン語やフランス語と共通している/似ている部分が多くあることがわかって同じラテン系言語だということを改めて感じたと同時に英語に借用されている言葉も多くあってラテン語のヨーロッパ言語に与えた影響力の大きさを感じた。
ラテン語で綴られる格言は高尚な感じがしてかっこいい。日常会話などで言ってみたいと思った
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L’étymologiste non omnia finit.
死がすべてのことを終わらせるわけではない
この本にはいろいろなラテン語の名句が出てくるが、この言葉が1番心に残った。私がすべてを終わらせるわけではない、生きている限り希望があるのだ。
ラテン語の授業の話なのかな?という興味で読み始めてみたが、授業は授業だが、ラテン語というよりは、ラテン語を通じた人生の話だった。また、ラテン語がヨーロッパ、英語の元になっていることはしっていたが、ここまで多岐にわたっているとは、言語に興味を持つきっかけにもなる。
作者自身の考え方や物の見方の変化の話もあり、心のありようを考えさせられた。
素晴らしい。
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スペイン語やフランス語をかじっているのですが、ラテン語系と漠然と一括りにしていて、活用の「格」が複雑…と思ってた、それらがラテン語から来ているらしい!と教えてもらいました。
そもそも惣領冬実先生の「チェーザレ」を読んでいる最中で、話の中に若いチェーザレがラテン語を理解し、きれいな発音で相手に返す、というようなシーンがあり、ラテン語って!?と思っていたところで読み始めました。
ラテン語の文法だけを学ぶ本ではないですが、ラテン語が、特にキリスト教に関わってきた歴史を、かすかに知ることができました。
かすったので、もっと知りたくなる…(笑)死ぬまでにもう少し知ることができますように…
実は、語学の勉強も、テキスト代がかかるし、将来何の役にもたたないかも…とやめようかと思っていたのですが、この本を読んで、やっぱり続けよう!とあらためて思いました。
「昨日の自分より成長すること」
勉強できる機会があるなら、活かそう!と思ったのです。
リベラルアーツの意味もようやくわかり…「教養」のことなんですね。知識ではなく教養…
読後感としては、ラテン語そのものよりも副題と思われる「古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流」を知る本でした。過去に思いを馳せながら、できることをやっていこう!と思いました。
そして、柔らかく生きていきたいと思いました。
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ラテン語の名句が各章で取り上げられるのだが、その名句に含まれる一つ一つの単語が丁寧に解説されている。英語、スペイン語を学んでいる自分には、ラテン語が語源となっている英語、スペイン語の単語をいくつも知ることができて、言語の奥深さを感じることができた。
著者はキリスト教だけでなく仏教、儒教をはじめとした様々な宗教に造詣が深く、ヨーロッパの様々な言語、世界史や法学にも精通している。真に学問を追究してきた人が紡いだ言葉には、重みがあった。
その一方、韓国ではやはり日本人による征服の歴史が根を張っていることをこの本から感じた。歴史と、日本人に対して複雑な感情を抱く人も韓国には少なくないという事実を、我々も忘れてはいけないだろう。
勉学に悩んでいる私の心に響く言葉が多くあった。本に書かれていたことを、深く考えていこうと思う。著者の人生に対する姿勢を見習いたい。
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教養本というか哲学書だった。
ラテン語とキリスト教は切り離せないからきっとそうなる。
ミッション系の母校でキリスト教の授業があり、当時は「イエス様、たとえ話またキターー!」とかおちょくっていたのだが、世界の教養を学んでいたと思うと有り難い時間だった。
言語にはその国の歴史や国民性が滲み出ている。それが学ぶ人にも意識的・無意識問わずゆるりと染み渡っていくのが面白い。
英語にはもう、その文化を煮詰めたような旨味はないかもしれないがその根底にもラテン語が潜んでいて、私たちは知らず知らずに古代ローマの滴を啜っている。
あぁカエサル!2000年も経った今、私が極東の地であなたの言葉を味わっていますよ!
何と尊く喜ばしいことか。
著者はとても勤勉で前向きで愛に溢れていて、その講義に時折涙が出そうだった。
隣国であるにも関わらず韓国にあまり興味を持っていなかったのだが、最近良い出逢いがいくつかありこの先生との出逢いもその一つ。
自分の世界の広がっていく感覚がいくつになっても訪れるのは嬉しいことだ。
人生とは、読書とはかくも素晴らしい。
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図書館で借りた。
著者は韓国人で初のロタ・ロマーナ(バチカン裁判所)の弁護士にまで登りつめた方。語学書ではなく、あくまで教養を学ぶ本と考えてもらった方がいい。著者のイタリアでの留学経験を踏まえ、ラテン語という側面からさまざまな教養を学べる授業だ。実際韓国でも人気の授業となっているらしい。
たしかに、人文・社会科学的な教養を感じられるが、「ラテン語を学ぶ」という側面が弱すぎた印象も否めない。私はその点で物足りなかったかな。
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この先生の授業を生で受けてみたいと思わせる一冊だった。少し経ってからもまた読みたいと思った。
中身はラテン語の単語やフレーズから、その背後にある文化的な意味や歴史、宗教のことなどを解説していた。
また、最後の方はラテン語を通じて哲学を学んでいるように感じた。より良い人生にするための哲学をラテン語を通じて教授してくれる一冊だった。
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語学書ではなく、ラテン語を軸とした随筆。古代ローマからキリスト教、著者のイタリア留学など幅広い。
ラテン語は難しい!
古代ローマでは「男性間の淫乱罪」があり、紀元前149年「スカンティニア法」により金貨100枚の罰金刑に処せられていた。
一口に古代ローマといっても、古代ローマは長いので、年代によって法や習慣が変わってしまうことが、私にとって学ぶ上での難点だ。
古代ローマは同性愛に寛容だと思っていたし、罰金刑は初めて知った。
女性間でも罰則はあったのだろうか。
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ロタ・ロマーナ(バチカン裁判所)の弁護士をしている著者が、自国の韓国の大学でおこなったラテン語の講義の記録をもとにした書。今の時代、教会の裁判所とはどんな役割を担っているのか、ちょっと想像できないがそれはさておき。ラテン語の文法の話も出てくるが、それ以上にラテン語のさまざまな言葉を通じて、歴史、宗教、哲学、そして人生について考える書と言った方がよいだろう。宗教者として学生たちに語りかけている言葉が、静かに心のうちに流れてゆく。日常の些細なことでざわついた心を落ち着かせるように静かに語りかけてくる。
歴史的なラテン語の格言なども多く引用され、ラテン語の入門書としても面白い。ただ、文法上の説明については、疑問を呈するSNSがあるので、若干の注意が必要であろう。しかしそれを差し引いても読むに値する。
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ラテン語について学びたかったのに、人生教訓本というか、豆知識本というか……自分が求めていたものとは違った。語学をしたい人向けではない。
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哲学の授業のようでスラスラ読めた。
ラテン語を本格的に教えてくれる訳では無いが、ローマの時代の歴史などと絡めた説明がとても面白かった。