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ボクシング観戦歴50年以上という百田尚樹さん。
特に(白人にとって)自由と平等の国アメリカにおける黒人の立ち位置(白人による捉え方)の変遷を1800年代中盤から描いている力作でした。
きっと百田さんちには少年時代から買っている月刊ボクシング専門誌が何百冊とあるんだろうなぁと読みながら思った。加えて海外の資料にもあたってできた一冊。
630ページ、読み応えありの面白さ!
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モハメド・アリ以外のチャンピオンについて、ほとんど知らなかったこともあり、感情移入できなくて、寝落ちしそうになること多かった。全試合の記録で、チャンピオンと挑戦者の体重をポンドとkgの併記、これがまた読みづらかった。
まぁ、総じてアメリカの人種差別の歴史を読んだという感。
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その時々の時代や社会背景がスポーツにも大きく影響していることを改めて感じた。トップアスリートの多くは真摯に努力を積み重ねているのだと思うと、貴賤に関わらず、スポーツに打ち込める環境があり、風潮や政治的背景がその障害とならないことを願いたい。