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「事実上の昭和は、関東大震災(大正12年(1923)9月1日 午前11時58分)から始まった。」から始まる水木しげるの昭和史。
共産主義アレルギーは、大正時代から続く、権力による弾圧によって大衆に広がったんだ。冷戦きっかけだと思ってた。
どうして政府は共産党をおそれたんだ?
天皇を中心とする国体の変革?私有財産の否認?
それにしても、治安維持法はやばいわ。この言論弾圧は理性ある人間のできることじゃない。
何もしてない人でも、「お上が敵視してる」という理由で、「悪人」と見なす人もいるんだ。それが共産主義アレルギーの正体?
芥川龍之介って、大正時代の人だったんだ!夏目漱石はさらに年寄りなのか。
田中義一は狂人だったの?その人よりさらにやばい軍部…。
どうして当時の政府は陸軍を制御できなかったんだ?どうして軍人があんなに力や影響力を持つことになった?
平の軍人は農家の次男以下の男性が多かったということは、経済的徴兵制度だったのかな。徴兵制で軍人の数が多くなったので、力をつけていった?軍に入った息子から、軍を賛美する便りを受けた農民たちが軍を支持するようになった?
昭和初期の政治家、暗殺されたりテロに遭いすぎやばい。どうしてそんなにまで政治に関わろうとしたんだろう?
それにしても、軍人や右翼や国粋主義者って、昔からろくなことをしてこなかったのね。
農村の窮乏がファシズムの引き金となった。
石合戦てなんだそりゃ。昭和初期に比べたら、今の子供たちなんて、心配になるほどおとなしいわ。
WWⅠは、日本も参戦してたんだ。
どうしてロシアあるいはソ連や中国にけんかを売ろうと思ったんだ?どうして資源もなくちっぽけな島国が、大陸の大国と互角に渡り合えると思った?
大正14年(1925)
一部の例外を除き25歳以上の成年男子すべてに選挙権を与えられる。
一部の例外って何だろ?この頃の投票率ってどのくらい?
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wikipediaのページが充実している。
第1巻 関東大震災~満州事変
プロローグ
迷子
初めてのラジオ
初めてサザエを食う
父の事件
治安維持法
満州某重大事件
毎日が運動会
親父大阪へ行く
昭和大恐慌
我が家も大恐慌
ロンドン軍縮会議
煙突男
農村の窮乏
子供大戦争
満州事変始まる
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「全8巻。ねずみ男がガイド役となり、関東大震災以降の昭和の世界を辿っていきます。戦争の経路だけでなく、庶民の暮らしや文化など、リアルな生活が描かれており、「昭和」という時代を俯瞰してみることができます。」
(大居雄一『身になる読書術』の紹介より)