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読むと,怖くて化粧品を使う気が失せる本です。
それ程,衝撃がありました。
ネットをしていると,それこそ化粧品の宣伝を見ない日はありません。
いかにこの化粧品が素晴らしいかという宣伝文句も,この本を読んでからは,色褪せてみえ,冷めた目で見てしまう自分がいます。
思わず,自分が今使用している化粧品の成分も調べてしまいました。
では,どんな化粧品を使ったらよいかということも一応記載してはあるのですが,そこは避けた方がいいものよりは,明確には書かれていない印象です(化粧水,乳液等クリームに関して)。
その点で,読了後も,もやもやしたものが残るのですが,それは完璧な化粧品というのがこの世に存在しないからかもしれません。
避けるべき成分が入った化粧品を可能な限り使わず,どんな化粧品を使っても荒れない健康な肌を目指そうと思いました。
特に女性にとっては,化粧品は一生付き合っていくものです。
自分の肌に何が合っているのか,自分の頭で考えるきっかけを与えてくれる,一読に値する本です。
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化粧をする女性は、是非読んで、正しい化粧品を選び、正しい使い方を理解して、いつまでも健康美をキープして欲しいと思った。
それにしても、日本の医薬行政の無責任さには、呆れるばかりである。
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皮脂の役割を知り、適度に保ち、取り過ぎないこと。2001年の薬事法改正による素人化粧品会社の参入と業界のモラル崩壊。成分表示のワナ。理論がしっかりしているので、ぜひ具体的な商品名を挙げて欲しいところ。
×;合成界面活性剤(量にもよる)、馬油、植物エキス、合成ポリマー、美白化粧品
○;マッサージ、蒸しタオル、石けん、酸性化粧水、剥離性パック
SPFは25で充分。
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帯文:”宣伝文句にまどわされずに化粧品を正しく選ぶには?” ”あのメーカーを徹底検証!” ”オーガニック・無添加・敏感肌用コスメにもキケンがいっぱい!” ”しっとり・ぷるぷる・美白・浸透に要注意!”
目次:序章 オーガニックだから安心……のウソ、第1章「ウソだらけの化粧品」がどんどん増えている、第2章「化粧品のウソ」はますます巧妙に、第3章「化粧品のウソ」はこうしてみぬく Part1 まずは肌のしくみを知りましょう、第4章「化粧品のウソ」はこうしてみぬく Part2 化粧品会社のあの手この手、第5章 ほんとうにキレイになれる化粧品の話、おわりに
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[図書館]
読了:2016/6/19
先代から続く、他社製品を貶めて自社製品を買わせようとするバイブル商法なわけだが…。
ところどころ「なるほど〜そういうからくりか〜」と思ってしまうところがあるんだなー。
p. 162 「お湯だけでメイクが落とせる化粧下地のメーカー説明:『化粧下地としてくまなく塗ります。サラッとした手触りになるまで15秒ほど待ちます。そのうえからメイクをします。メイク落としの際は、40度のお湯で洗い流すだけ。』
著者による補足:『6種のポリマーを4種の合成界面活性剤で溶かした化粧下地をむらなく肌に塗ります。乳化剤、つまりは合成界面活性剤は、水を含んでいるので乾くまで待ちましょう。マニキュアと同じです。完全に乾いたら、肌に合成ポリマーでできたビニールの膜が完成した証拠。このうえから、色物の化粧品を塗ってください。落とすときは、合成ポリマーが溶ける温度の40度で洗い流せばOKです』
つまりきちんと落としきれていない場合、湯を止めた瞬間にまた固まり始めて合成ポリマーが肌に残ることになる。合成ポリマーが残っていても、肌にツヤがあるように見えるだけだし、多少つっぱり感があっても本人は気付かない可能性が高い。すると結局、乾燥肌や敏感肌の原因となる。
なのこの商品は水の次に多いのがジメチコンである。」
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界面活性剤をいれて肌の奥に浸透させなければ美白成分は効かないので、美白効果を謳っている商品は同時に肌のバリアを壊す機能も強いとは知らなかった。また、2001年の法律改正によって医療用成分が少しでも入ればすべての成分を表示する義務からは解放されるために、あえて成分を足して医療部外品になることを隠れ蓑にして肌に負担の大きい成分が入れられている場合もあるなど驚きだった。著者のいう肌のバリア機能を壊さない方法は水での洗顔、そして、石鹸(昔ながらのアルカリ性石鹸)の使用で、シンプルイズベストだと思った。
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【学んだこと】
・そもそも基礎化粧品は、老化によって少なくなる皮脂を補う、皮脂の代用品である。
◆健康な肌に育てるには
・皮膚のバリア機能を破壊しないよう、強い浸透剤(=合成界面活性剤)が入った化粧品を避ける。
・肌のバリア機能が弱まっているときに使用するメイク落としは、水で洗い流せる(=合成界面活性剤が入っている)ものを使わない。無水型コールドクリームを濡らしたコットンでオフ→石鹸で洗顔。石鹸は弱アルカリ性のため、汚れをオフした後は肌の弱酸性で中和され界面活性剤の機能を失う。顔に石鹸カスが残っても常在菌のエサになる。
・健康なバリア機能のある肌に戻ったら、適度な刺激を肌に与える。顔剃りや剥離性パック(粘土)など。
・石鹸で洗い、酸性化粧水で中和&酸の刺激が健康な肌を作る。
◆「オーガニック」「薬用」「敏感肌用」「子ども用」で気をつけること
・「オーガニックコスメ」と言っても、天然素材から作れる合成界面活性剤を配合したら、肌のバリア機能を壊すのは同じ。謳い文句に注意。
・「薬用化粧品」は、有効成分を入れれば全成分表示しなくてもよい、という抜け道でもある。
・「防腐剤無添加」「パラベンフリー」=安全、とは言えない。皮脂に近いクリームを作ろうとすれば、腐りやすい油や臭いのきつい油も入れることになるため、防腐剤や香料を使う必要が出てくる。防腐剤無添加の化粧品は、そもそも腐らない合成ポリマー(ビニールのようなもの)を使っている可能性が高い。
・合成ポリマー入りの敏感肌用化粧品によって、肌のバリア機能は壊され、敏感肌用しか使えなくなるという悪循環が起きる。合成ポリマーで蓋をすると、皮脂が出にくくなる。つまり肌のバリア機能が衰える。
・子ども用の日焼け止め(乳液タイプ)も合成ポリマーを顔に塗りつけることになる。肌のバリア機能を壊し、肌荒れや乾燥を促してしまう。
・赤ちゃん〜子ども期には、油分の取りすぎ、与えすぎに注意する。乳児湿疹のときはワセリンを綿棒で塗り、"油で油を落とす"ようにする。合成界面活性剤や合成ポリマー入りのボディーソープや沐浴剤を使わない。純石鹸またはぬるま湯のみで汚れを落とす。
◆美白化粧品で気をつけること
・美白化粧品は、メラニンやメラノサイトに作用させるため強い浸透剤(=界面活性剤)を使っている。化粧品で美白になる=肌のバリア機能と細胞(メラノサイト)を破壊する、ということ。メラニンが作れなくなったら、皮膚がんになる恐れもある。細胞を壊さずに美白になるには、血液から栄養を与える=食べ物を変えるのが健康的。
・現代人は紫外線対策のし過ぎで、ビタミンD不足になっている。10〜15時に5〜30分、週2回、紫外線吸収剤を塗らずに(紫外線散乱剤はOK)紫外線を浴びる必要がある。
・日焼け止めのSPF値は、とても厚塗りして計測した値。計測時よりも薄くしか塗らない日焼け止めに頼りすぎず、日傘や手袋で物理的に紫外線を防いだほうが効果的。
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粘膜は吸収器官だが、皮膚は排出器官だというメッセージをとおして、いかに食事から栄養を摂取することが大事なのかわかりました。医薬部外品もなんとなくのイメージしかありませんでしたが、全成分表示が義務化されていないとは衝撃です。たくさん溢れている化粧品の中から、より健康的にイキイキとした肌で過ごせるか考えてみようと思います。
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普段から当たり前に耳にしているオーガニックコスメ
日焼け止め、美白化粧品などの成分や効果から
化粧品会社がよく使うキャッチフレーズのことまで
小澤さんの祖父から代々続いている研究によって
徹底解明してくれて、何回も説明をしてくれるため
素人でも理解できる本になってる。
日本人。化粧品会社だけでなく国からも騙されてるゾ。
個人的にあー、なるほど!と思ったことは
肌は外界からの刺激や異物から防ぐためにあるから
化粧品を肌から浸透させようとしてる自体が愚策である。
だから、内側からのケア(栄養面)がすごく大事。
と書いてあって。語彙力ない表現だが、確かにそうだ!
と納得した。
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目から鱗の本。
自分の美容常識をひっくり返された気分でした。
極論かな?と思うような内容もありましたが、一度読んでみて普段のスキンケアを見直すキッカケにしてみるのはと思います。
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かなりショックな内容でした!
オーガニック化粧品を、しかも海外の製品を
わざわざありがたがって使ってました…。
やはり食べ物や睡眠が美肌の近道なんですね。
当たり前だけど真実なんだなぁ〜としみじみ。
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白斑事件などの具体例を出した、化粧品が肌に浸透することの怖さを学べました。
化粧品成分は肌に浸透したほうが効果が出るイメージがありますが、そもそも肌は吸収する器官ではなく、薬機法で角質層より深くまで浸透する化粧品を作ってはいけないと定められているので、浸透しない肌のバリア機能を壊さないスキンケアをしていきたいと思いました。