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「1分で話せ」の著者の伊藤羊一さんの新著。
この本の帯には「本当はみんな、力を発揮したいと思っている」と書かれており、この本ではチームメンバーの力を引き出して、チームの成果を最大限に発揮するための具体的かつ実践的な行動が記されている。
この本は組織のリーダー向けにメッセージを発信しているが、組織のメンバーやこれから社会で活躍する学生にとっても学ぶべき点が多い。この本の中からいくつかの特徴的なキーワードを挙げる。
・Lead the self(自分自身をリードせよ)
・有事はfollow me 平時はafter you
・1 on 1ミーティングを通じて、振り返りと気づき(教訓)を得る
・会議は結論と根拠のピラミッドストラクチャーを擦り合わせる
・フラットになろう
・まず試せ
日々の業務でもやもやを抱えているビジネスマンや、自分がやりたいことが見つからないで悩んでいる方にこの本を読んでほしい。
余談だが、著者の伊藤羊一さんは、漫画キングダムに登場する、ヒョウ公将軍に似た印象を受ける。
ヒョウ公将軍は「突撃じゃぁ!」と言って自ら先陣に立ち、味方兵士の心に火を灯して奮い立たせて敵と戦う。
またあるシーンでは「戦場において大事なことは、火付け役が火の起こし場所に出現するかどうか」と話しており、このセリフを現代のビジネス世界にたとえると、火付け役であるプロジェクトリーダーや発起人が、火の起こし場所ともいえるプロジェクトの未来や価値創造をできるかが、そのプロジェクト成否のカギを握るといえる。
羊一さんはヒョウ公将軍と同じ本能型リーダーであり、人々の心に火を灯し、リーダーやメンバーに行動を促して、世の中に良い変化をもたらすという点において、両者から類似点を感じた。
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1on 1の必要性と重要性はよくよく理解出来たが、頻度と多忙感などの対比や兼ね合いから、現実的か??についてはカナリ疑問を感じた。時間的な面は自分ではなく、上司側の。
伊藤羊一さんの本の中でオススメについてはコチラに書きました。
https://note.com/ruly_yasuka/n/n33b0d8f6f3ce
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「フラットな組織」「メンバー一人ひとりを活かす」
これからのチームには上記の要素が求められており、どうやって作っていくかを学べます。
著者の本はとにかく分かりやすく、ピラミッド構造を徹底的に考えているのでは感じます。
手軽に読めて、さっと読み返せる魅力があるなと思いました。
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具体的でシンプルな内容で分かりやすかった。部署横断プロジェクトのリーダーの役割などが現場目線で示されている。
チームメンバーを活かす。リーダーはそのサポートに徹する。1on1でメンバーのもやもやを解消する。
メンバーが成長を感じる環境を提供する。
こんなリーダーのもとで一緒に仕事したいと思った。
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「僕たちのチーム」のつくりかた メンバーの強みを活かしきるリーダーシップ
著:伊藤 羊一
リーダーシップを身につけるためには、まず個人の力を鍛えることが不可欠である。個人としてどう自分を鍛えていくか。自分自身をリードすることが大切である。
知識やスキルを身につけるのが先ではない。まずは想いである。自分が大事にしている想いや、未来の自分に対する想いを掘り下げていくリードザセルフのマインドセットが行動の原動力となる。
本書では、フラットなチームをつくるために、リーダーに必要な要素を7つの要素を以下の8章により説明している。
①リーダーの最優先事項はメンバー一人ひとりの強みを活かしきること
②個々の強みを活かすチームのフラットな場
③指示よりも大切な聴く行為
④みんなが主体的に話す会議のつくりかた
⑤チームでゴールを決める
⑥組織を超えて集まるヨコの場のつくりかた
⑦みんなで踏み出す
⑧あなたはどうする
スキル・能力だけでは、本書で目指しているチームをつくりあげることはできない。色々なメンバーがいるチームにおいて、個々に合わせたコミュニケーションをとり、個性を活かすと共に、活かせる環境を作り、そして柔軟に仕向けることなく、あるべき姿に向かう成長を支援する。
強い想いがないとそれを継続することはできない。走り出す迄が難しい。自分の覚悟と相手にも覚悟してもらえる関係性。リーダーとメンバーだけではなく、メンバーとメンバーの関係性や関わり合いに対しても配慮し続けることが求められる。
難しいがその先には楽しさがある。
どこまで出来るのかはわからないが、チャレンジする中で自分自身も成長させていただける想いを忘れず立ち向かいたい。
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文字も大きく内容も読みやすい。
内容については他のチームマネジメント本とそんなに書いてあることは変わりがないので新しい発見はなかった
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「早く行きたいなら1人で行け、遠くに行きたいならみんなで行け」
というアフリカのことわざがある。
PJに取り組む際は、チームを作った方が効果的かつ効率的だ。頭では分かってはいるが…結局は自分でやった方が早いと思う状況もしばしば。
本書は小手先のテクニックではなく、リーダーが取るべきスタンスが中心に書かれている。
それは、「メンバーひとりひとりにフラットに向き合い寄り添う」というスタンスだ。
そのためにまずリーダーには【志】が不可欠。
→自分は何を成し遂げたいのか?
→今の会社や組織に何故自分は参加しているのか?
これらを言語化し情熱的に部下に伝える。
また、志を判断基準にする事で、意思決定にも悩まない。
そんな志を育むために効果的なのは「人生の振り返り」と「日々の活動の振り返り」。実行と振り返りのサイクルを回す。
※振り返りフロー
感想→学びや気付き→今後どうするか?
本書を読んで実行し始めたものが3つある。
1つ目は1on1だ。
Yahoo!の1on1の定義は「リーダーがメンバーのために定期的に時間を割き、メンバーの話に耳を傾ける事を通して、目標達成と成長を支援する場」
PJ毎のプレーヤーと定期MTG以外で毎週1on1を行い、対話の機会を増やしていく。
2つ目として、イシュー(解決すべき課題)を、事前に参加者に共有しておく事。
イシューは「何をテーマに議論するか?」では無く、「何を解決すべきか?」について疑問文の形にして参加者皆が同じ方向で検討できる"解像度が高い問い"。
検討するために必要な情報もなるべくMTG前にシェアしておき、提示されたイシューに対する結論→根拠(各結論に3つずつ)→事実(各根拠に2つずつ)というピラミッドストラクチャーの形で自分の意見を用意しておく。
仮に、MTGの中で議論が割れてしまった際は「これはどうすれば近寄れますか?」と問い、自分たちで考えてもらう。リーダーは常に自分なりの考え(仮説)を用意しておく。
3つ目はミッション・ビジョンの言語化だ。
ミッション:このチームは何のために存在するのか?
ビジョン:ミッションに基づき行動した結果、実現すべき未来の姿。
(今までは特に明確にする事なく何となくで進めていた)
その他、
チーム横断PJに取り組む際は
①目的を明確にする
②自組織のリーダーより仲良くなる
③自組織の利害を把握する
④メンバーとの定期的な1on1
⑤メンバーの所属組織のリーダーと交流
を大切にしていく。
自分以外の人間とPJを進める場合、2人でも20人でも"チーム"である事には変わりない。
早い段階で1on1を行い、メンバーの「強み」を見抜き、それを発揮できるタスクを任せ、主体性を高めて巻き込み、共通のゴール(目的)に向かってチームを導く。
それが私の理想とするリーダー像だ。
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「リーダーの仮面」と並んで、リーダーにおすすめしたい1冊。この本ではリーダーとマネージャーを同じとして話を進めている。実際にチームを持っている人が読むと刺さる部分が多い実践書
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マネジメントをなんとかする事→マネージャーはなんとかする人。
そのためにメンバー一人ひとりに向き合い、寄り添うスタンスが大事。
チームとは「共通のゴールに向かって進んでいく集団」
ゴールを達成するためにみなで協力し合う。
小さく、みんなで踏み出し、スタートしたことを
成果を産むために行動し続ける。
必要なことは2つ
・志(必要条件)
・振り返り(十分条件)
すぐに実践できそうな内容が多く入っていた。
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・感想
やらない判断は難しい。
やるやらない判断って頑なに自分の組織利益しか考えない方々とも協調する必要もありそのチームビルディングがすごく大変なイメージを持ちました。
ただ今月からやること明確になってきてちょっとスッキリしました。
・Todo
有事はFollowme、平時はAfter youで緊急対応はチームを引っ張る。
振り返りときづき(教訓)を話してもらう場を作る。
会議は
■事前準備
イシューの共有、参加者が考える情報は共有しとく。
※会議で何を解決すべきか
疑問文の形で 答えが出る 問いにすること。
■会議スタート
イシューを確認、アイスブレイク、情報共有
■序盤
全員に意見を出してもらう、人の意見を否定しない
■中盤
建設的に議論する。ピラミッドストラクチャーのすり合わせ
■終盤
結論を出す。
主張は全員に出してもらい、カメレオンを無くす。
議論が割れたら、これどうすれば近寄れますか?と聞いていく
なんとなくどっちの結論か見えてきたら
これまでの意見を置いて新たな結論を一人一人考えてみてください。と振る。
少数派には何が解決すればこれ(多数派の結論)に同意できそうですか?と聞いていく。
最終的な決着は、徹底的に議論し尽くすか、多数結にするか、リーダーがジャッジするか
を参加者に考えてもらう。
結論が出ないなら時間をあまりおかず休憩をとる、翌日に議論を続けるのが鉄則。
★結論が出たら皆がそれに従うこと。
定性的なゴールを行動に落とし込んだ場合の、数字のロジックを考える。
リーダーは一見実現不可能な目標を達成させるために新しい試み、仕掛けを発明し、それを実行する。
★覆面ビリオネアを見てみる。
プロジェクトはまず共通のゴールをみんなで認識する。
自組織の利害を持ち込まれることは避ける。
プロジェクトメンバーと仲良くなってしまうこと。
遅れが起きそうなところは早めに手を打つ。
時間制約が厳しいプロジェクトは 有事 と捉える。
明確に時間が決められていないプロジェクトは 平時 と捉える。
プロジェクトリーダーから常に報告させる環境にすること。
いつも〇〇さんの時間をいただきありがとうございます。と伝える。
★振り返りは定期的に行う。
①感想を述べる
②そこからの学びや気づきを考え、述べる
③②に基づき、今後どうするかについて考え、述べる。
必ず何かあるたびに振り返る機会を作る。
個人成長とともにチームの教訓を蓄積していく。
リーダーは俯瞰でマクロ目を持ちつつ、
ミクロに1人1人の状況や動きを見続けること
★リーダーとして常に自分なりの答えと仮説を先回りして考えておくこと。
いつ指示や意見を伝えることになっても良いように常に持ち続けておく。
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リーダーの最優先事項は「メンバー一人ひとりの強みを活かしきる」こと
1.個々の強みを活かすチームの「フラットな場」
2.指示よりも大切な「聴く」行為
3.みんなが主体的に話す「会議」のつくりかた
4.チームでゴールを決める
5.組織を超えて集まる「ヨコの場」のつくり方
6.みんなで踏み出す
リーダーは、有事はFollow me、平時はAfter you。
ただし、リーダーとして常に「自分なりの答え(仮説)」を先回りして考えておくこと。
すべてメンバーに伝えるわけではなく、時と場合によるので、口を出すのも出さないのも意図がある。
心掛けていることは確かに載ってた。それでも難しいことは多々あるけど、何かが起きること前提で踏み出すしかないし、軌道修正のタイミングは重要。
119冊目読了。
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基本的には対話の仕方が書かれている。それが1on1だったり、ミーティングだったり、横串PJだったりで勝手は違うので使い分けるべきだが、適切に行う事でチーム(存在意義を持つ集団)として機能できる、という話し。
最後の一章だけはトーンが違った。フラットになる組織についてこない人種を突き放すようなメッセージ。1on 1に十分に取り組む前に負担感を口にするする者が多い自社なので、身につまされる。
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チームのつくり方や1on1を継続して行う大切さなどが書かれていた。
常に動きながらPDCAを回すときに繰り返し読みたい。
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備忘録
0.リーダーの最優先事項
・志があると明確な判断基準となる
└例)free flat funな場所にしたいという思いであれば、この意思決定はfree flat funだっけ?となれる
・リーダーが働きかける3要素
1.ゴールを設定しチームに共有する
2.プロセスを明確にして導く
3.チームの力を最大化する
3.主体的な会議の作り方
・ピラミッドストラクチャーの事例
└結論なぜなら根拠、根拠なぜなら事実
事実だから根拠、根拠だから結論
4.チームでゴールを決める
・ミッションとビジョンを決める
└ミッションは自分達のチームの役割で何のために存在するのか・ビジョンはミッション遂行することで実現すべき未来の姿
・チームのミッションは何をして何をやらないか
・ゴールは3つ設ける
北極星のゴール(長期ゴール)
登るべき山(中期ゴール)
登り始める登山道(短期ゴール)
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チームづくりについて、論だけではなく、現場でどう活かすか、現場でこういう難しさやもどかしさがある中で、どうやる・どこまでやる・誰がやるが、書かれています。
著者に対して、愛に溢れた方だなぁと感じました。