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三味線の音色が聴こえてきそうな幕末ろまんの江戸市井の人々の暮らしが見えてくる。三味線と師匠市松とおりんの関係、そしてミステリー仕立ての時代小説の新しいシリーズの誕生あなたも読んでロマンを感じて下さい。
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「居酒屋ぜんや」「江戸彩り見立て帖」に続く時代小説新シリーズ。今回も間違いない!
市松師匠が何といってもカッコイイし、おりんちゃんとの掛け合いも面白い。
今後も何か問題が起きたら、芸者として妓楼に潜入し解決しちゃう感じかな?
登場人物の過去もまだ詳らかになっていないから、次作も楽しみ!
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艶めかしい三味線の師匠と稽古に来ている籠屋の三女たちの数奇な縁から始まる計略
桜田門外の変の後、熱気冷めやらぬ幕末の江戸で、燻る水戸の浪士との関わりなど、読み応えのある作品でした
図らずも水戸の英吉利公使館襲撃を知る事になり、多少の情が芽生えたにも関わらず、計画の杜撰さから覚悟の浅さを見抜いた途端、切って捨てる市松師匠に痺れます
そして扉絵(?)の全体デザインがとても素敵でした
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元蔭間だった市松は、当時からしていた女姿で三味線の師匠をしている。
その弟子の一人、おりんに自分の本当の姿を知られてしまうのだが。
幕末の不穏な空気と新しくやってくる時代を象徴するようなおりんの姿がいいです(^^)
そして、影で弟子のために密かに動く師匠もかっこいい!
続きが楽しみなシリーズが始まりました♪
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市松師匠幕末ろまん シリーズ1
時は幕末 桜田騒動の翌年。
駕籠屋「瓢屋」の三女、おりん13歳。
習い始めたばかりの三味線で、身を立てると、密かに夢見ていた。
師事する市松師匠は、腕は良く、その上、人形のように白く整った顔立ちの、絶世の美女で、おりんの憧れの人である。
ある日、忘れ物を取りに稽古場に戻ったおりんは、想像もしなかった、市松師匠の秘密を目撃する。
おりんの姉が、子供ができないという理由で、離縁され、家に出戻ってきた。
影になり、手助けする市松師匠。
何となく、岡本さとる氏の居酒屋お夏に似ているが、結構好き。
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人の為、世の為、自分を犠牲にして他人を助けたい気持ちで師匠市松が動く。自分の幸せよりも他人の幸せを、自分にできなかった夫婦の幸せを復活させたい気持ちが行動に出る。現代、そんな政治家はいるだろうか、誰もが「自己保守」「自己主義」ばかりに見える日本の政治はこのままでは続かない。
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元陰間で女よりも美しい三味線の師匠・市松。
この設定だけでも面白そうな予感!
陰があって、自虐的なところもあったり、色々揺れたりする人間臭いところも魅力的。
弟子のおりんも賢くて可愛いし
捨吉との関係も気になる。
黒沢も再登場するのかな?
ダークヒーロー(ヒロイン?)市松の新シリーズ、続きが楽しみです。