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本日到着
Drシガニー・ウィーバー著ってか(爆
分厚い本で、一応科学者の著作だが、ご自身で採取したデータのグラフとか表とか皆無。
その代わり引用文献は多い。
件のSF映画に描かれた科学者ですら、測定器を使い、サンプルを採取していたのだが。
読むのがしんどそうだが、似非科学の匂いもする。
何故そんな事言うのか。
植物が知性や感情を持っているとして、その昔「サボテンが感情を持っている」なんてのが流行り、子供の電子工作みたいなブロッキング発振式導通テスターをサボテンに繋いで「プゥ~、プゥ~」とテレビカメラの前でまことしやかにやって見せていたのを小学生時分に大笑いした。
こんな思い出が私にはあるのだ。
あと一つ付け加えると我々ヒトはどういう過程を経て言語を獲得したのかと言う事を考えて欲しい。
労働をしない植物が言語を獲得するとは考えられない。
言語=思考言語無しに高度な抽象力は得られないだろう。
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感想:2023/1/26
終了:2023/2/4
感想
せっかく面白い主張なのだからそれを簡潔に周囲の理論も含めて述べるだけで良い。風景や心理の描写の拙さが少々目に余る。
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森林生態学者の研究成果を一般向けにまとめた本。500ページを超える対策で奥が深い内容の様に思えたが、如何せん自分に合わないと感じ、途中で断念。ただ読まず嫌いの可能性が極めて高いので、他の方への参考にはならないと思う。この本が悪いのではなく、相性なので仕方ない。
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3月1日【森林はインターネットであり、菌類がつくる巨大な脳なのだということを著者は解明しました。一人の女性として体験する試練や苦悩を森から学んだことと重ね合わせながら乗り越えるさまが綴られいて回想録としても読みごたえがあります】
タイトル : マザーツリー : 森に隠された「知性」をめぐる冒険
請求記号 : 650:Si
URL : https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28206290
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うーーーん。なんか物凄い読みにくかった。とても面白い内容だし、森林生態系は本当に興味深いのだけれど、著者の自伝的な部分が多すぎて、しかもそこがあんまり面白くないというか。いやまぁ生い立ちがあるから語れることもあるんだろうけど。なんやろ?正直いらんやろって箇所多いし、そのエッセイ的な部分がとにかく読みづらい。文章の問題なんかな?知らんけど。
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森の木同士に菌類を介したつながりがあるなどとは考えたこともなかった。
どちらかというと競争関係にあると思っていたので新鮮な驚きだった。
一方、街路樹が一定の期間で枯死していくということは聞いたことがあったので落葉を廃棄処分してしまう都会の樹木では養分が不足してしまうのだろうなと思っていたが、さらに大きな要素があったのだと思いました。
今話題のイチョウの街路樹伐採問題は、本質的な議論ではないのかもしれません。
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カナダ生まれの森林生態学者の自伝的な回想録でもあり、森林システムについての彼女の研究成果を紹介する一冊。
樹木と樹木は根や菌根菌類を通じてコミュニケーションを取り合って最適な生存戦略を森として採用してる。そのことに気づいてからそれを科学者として証明し、人々に理解してもらうまでの科学的に証明しにくいだろうテーマに科学的に正面から挑戦してきた彼女の人生は本当に尊敬に値する。
人間は自然の一部。自然が本来持っている知性を尊重し、耳を傾けることの重要性がよくわかる一冊。今後、TED動画や関連映画なども見てみたい。
内容はとてもおもしろいが、文章は少しだけ読み進めにくかった。
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映画「アバター」のコンセプトとしても採用された、自然の木々が知性を持ち、互いに意思疎通し合う共生のメカニズムが実証されるまでの過程を記した一冊。
材木会社が伐採後の植樹に相次いで失敗するのを目の当たりにした著者は、農業のようにビジネス上の効率性を優先し、商品価値のある単一樹木の栽培のために、それ以外の草木を競合と見做して排除する政府の「自由生育政策」が、森の多様性を阻害しているのではないかと考え、伐採地でのプロジェクトを含む多くの実証実験により、森の木々が根に共生する菌類を介して、お互いに養分を融通し合っている事実を明らかにする。
研究結果をもとに発表した論文が、進化は競争のみがもたらすと信じて疑わない学界や、自由生育政策を進めたい産業界から激しい批判を浴びる中、著者はさらに研究を進め、「マザーツリー」と呼ばれる長老的な古木が自らの子孫に優先的に養分を与え、障害を受けた木が周囲に警告を発し、枯れる前の木が周囲の木に養分を譲ることを突き留め、森全体が菌類のネットワークで繋がった「知性」を持つシステムなのだと主張する。
本書は、伝統的な木こり一家に生まれ、山の中で土を食べて育った著者が、ただ感傷的に環境保護を叫ぶのではなく、徹頭徹尾科学的なアプローチによって歴史的転換ともいえる偉業を成し遂げた探求の物語であり、また男性優位の世界を相手に、時に傷つきながら戦い続ける一人の女性科学者の物語でもある。さらには愛する家族との複雑な関係や苦悩と別れ、赦しと癒しの物語が重層的に織り込まれ、読み手の心を掴んで離さない。
木々の繋がりが他の動植物、果ては人間をも含めた全ての繋がりへと昇華する。自然の神秘に科学と精神世界の両面から迫った唯一無二のノンフィクションである。
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この世にある全てのものはそれそのものだけで存在できず、さまざまなものと直接的、間接的に共に支え合って生きていると気付かされる内容だった。
そして、人間が利益を求めるあまり、人の手を加えずとも保っていた自然のバランスを人の手によって破壊するという人間の醜さも感じた。
自然から受ける恩恵は大きい、人間は自然から助けられているのでありそれを忘れてはいけないと思った。一人一人が自然を大切に思い、どんな小さなことで自然を守る行動していくことが我々、人間ができる自然に対する恩返しではないかとおもう。
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森や木をテーマとした本はいくつか読んできましたが、ここまで専門的で神秘的な内容を分かりやすく伝えてくれた本はこの本が初めてでした。
まさに、私が求めていた「森」に関する本でした。
木は人間であり、我々と同じように行動し感じる、叡智の持ち主である。森よ永遠なれ!
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「木の知性」
これが暗喩ではないという事実に愕然とした
人間がいかに断片的な科学だけで物事を考えてきたかってことがよくわかる。医学もそうだ…
凄いわ、この本。
帯の文章が良い
「これは『どうすれば私たちが森を救えるか』という本ではない。『私たちが木々によって救われる可能性』についての本である」
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マザーツリーの秘密が明らかになった経緯を時系列順で追うとともに、著者自身の人生についても書かれており、1人の女性としての彼女の強さに勇気づけられる。
植物には植物の生命ネットワークがあり、様々な面で適した生態系をその土地その土地で作り上げているのだという事実が、もっとたくさんの人に広がり、地球を人間が管理して支配するという思想から生まれる数々の暴挙がなくなればいいなと思う。
自然は合理的にできている。それを壊しているのが人間なんだ。効率化、利益向上、これらが目指す人間の幸せとは何なのだろうと考えてしまう…。