紙の本
単純につまらない
2023/07/31 12:11
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
たぶん、方向性があってなかったんだと思う。
他の作品では、面白いと思えるものを書いてるから。
弁護士だっていうんで、こういうの書いてって言われたんだろうか。
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もしか近い将来あるかもしれない架空法律を興味深く読みました。著者初のSFとのことで面白かった。お札お金がなくなる話は発想がいいですね。ちょっと気分転換に読んでほしい傑作でした。
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帆立さんの新刊。短編集。
いつもとテイストは違ったけど、これはこれで楽しめた。
そ、その先どうなった!?って、ラストが結構どれもモヤっとする。
ワタシ的には「自家醸造の女」が一番好き。結局そうだよね、と納得の着地。
架空六法なので第2弾もありそう。
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いつもとは違うパターンだ。いつものパターンが好きです。
最初の動物裁判が、あまりにも衝撃的で、後の物語が入ってこない。トホホ。
そして接待麻雀士。そうこういう話しは、本当に怖い。背筋が寒くなる。
ここまでなくても、人をはめる人っていると思って背筋が寒くなる。人として、やっちゃあいけないことっていうのが、緩くなっていくのが怖い
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新川帆立さん初読み。もちろん名前は知っているし、著書も知っている。わが町の図書館にも蔵書が6冊あるけれど、これまではあまり興味がもてずにスルーしていた。本作はこれまでとはちょっと異なる作風のようなので読んでみた。
東大卒、元プロ雀士で弁護士という新川さんの経歴から想像されるような作品だった。6篇が収録されているが、どれも架空の法を基に紡がれたワンアイデアストーリーだ。特に最初と最後の話は、まさにお手の物という感じだった。
まあ楽しく読んだが、SFというには厳しいかな。
刊行日2023/01/26、NetGalleyにて読了。
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新たな法律が制定された日本の架空の時代のリーガルブラックな短編集。
今の日本ではありえない法律だけど遠くもない未来に出来ても不思議ではない、 現実になりそうなならなさそうな微妙なラインの法律っていうのが面白いし怖かった。
帆立さんだからこその着眼点だと思うし凄いなぁ。
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実際の法律を元に架空の法律を絡ませたSF短編集。
どれも架空だけどリアルで、こんな世界観もアリなんじゃないかと思わせる話ばかりでした。
お気に入りは「最後のYUKICHI」
現金が無くなる世界で、現金を持つことが悪とされる世界観がありそうな感じが一番しました。
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※
架空の法令にちなんだ六話の物語
1.動物裁判
2.自家醸造の女
3.シレーナの大冒険
4.健康なまま死んでくれ
5.最後のYUKICHI
6.接待麻雀士
個人的には、皮肉が利いていて、
でも物悲しさや侘しさとやりきれない感が
残った4.が好みでした。
令和を原点にした世の中の社会風刺と
先で起こり得るかもしれない架空の物語。
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剣持麗子シリーズとは違って
完全なフィクション。
好きな話もちょっと嫌悪感のある話もあるけど、
大方面白い。
こんな世界を妄想、設定するの、スゴイ。
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動物裁判と自家醸造の女が面白かった。
架空の法律にまつわる短編だったけれど、もしもこんな法律があったら怖いなと思った。
最初の2つの話を読んだ後は星4つと思ったけれど、他の話は自分に知識がなくて難しかったので星3つにした。
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6話中4話は面白かった。残りの2話はカタカナ多くて全然頭に入ってこなかった。
1話目の動物の話面白い
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日本の法律が変わるとこんな風になるというのが根底にあるテーマだが、それだけではなく、変わったことによって人々がどう動くかまでしっかり書かれていて面白かった。
特に過労死を防ぐために制定された労働者保護法。この法律のせいで企業は度を超えた健康管理を従業員に強いてしまう。そして金銭に困る従業員も拒否できない。表面上は「保護」なんて良い言葉に聞こえるが、実際は保護どころか虐待?ぐらいに思えてくる。恐ろしいね。
接待麻雀が合法化された世の中というのも、面白い。わざと負けることが仕事の接待麻雀士。しかし、負けたいのに相手が負けさせてくれない状況に陥ったらどうなるのか?これは全く真意が分からず最後は唖然とした。ああ、でも言われてみると対局中にもサインは出されていたんだね。
ひとつのことに突っ走るのは悪いことではないし、主人公も別に嫌いではないのでこの展開はちょっと可哀想だったなぁ。
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凄い。SFだった。法律のSFという新しい小説のように感じた。法律の知識はもちろん、他のいろいろな知識、調査がなければこんなの書けない。
第一編動物裁判の弁護士は、それほど悪いことはしていないと思うが、可哀想。
第二編自家醸造の女は、日本より男尊女卑が根強いと書かれていた韓国のフェミニズム小説を思い出した。
第三編シレーナの大冒険は、小説「三体」に出てきたゲームを思い出した。マトリックスや攻殻機動隊2045にも似ているが、南極だったり、PとVが結婚するという設定は作者ならでは。その発想に驚愕。
第四編健康なまま死んでくれは、GoogleマップでAmazon倉庫の口コミに書いてある通りでリアリティがあった。
第五編最後のYUKICHIはちょっとコミカルだが浅い感じ。
第六編接待麻雀士の主人公塔子は、このあとどうなるのか、復讐できるのか、非常に気になる。
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架空の法律があったとしたらの短編集。「健康なまま死んでくれ」があの企業を思い起こさせる。一番あるかもなぁと思った。
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「動物裁判」
「自家醸造の女」
「シレーナの大冒険」
「健康なまま死んでくれ」
「最後のYUKICHI」
「接待麻雀士」
の6作で構成される短編集。ある法律が追加・改変されることにより世界がどのように変化するかを最悪なかたちで表現する。どれもかなり後味悪いが、わたしにとって印象的なのは「健康なまま死んでくれ」。
健康管理をしているアピールのためにほとんど立ち仕事の社員に毎日30分のウォーキングを課すことはナンセンスのようにも思えるが、現代社会ではそのように誰に向かってかアピールするための無駄な作業が増えた気がする。本質的な解決ではないけど第三者が評価しやすいから導入する。誰得なんだろう。