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今までぼんやり考えていたことが言語化されたり自分のなかになかった考えがしっくり来たりして、思考の幅が広がった。自分の築きたい人間関係のかたちについての考えがとても捗った。
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「友情とはなにか」「友人に対して自分はどうあるべきか」といった問いについて、アリストテレスやニーチェ、カントといった哲学者の意見と、現代の漫画作品の登場人物間の友情を基に考察した作品。時代背景によって考え方が変遷するのが面白いのと、哲学者たちも友人関係で葛藤があったんだろうなぁと思いながら読み進めると、時代を超えた親近感が湧いてくる。
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友達のことを思い浮かべながら本書を読んだ。いろんな関係があるが、友達の定義は曖昧。思い当たることも多かったが、無意識に「生権力」の規範が刷り込まれていることは、考えてみれば疑問に感じることかもしれないが事実として驚いた。人は誰かに依存している。依存したうえでの自律である。対話を大切にしていきたい。
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それぞれの哲学者の思想をマンガでわかりやすく解説していて、理解しやすかった!
どの漫画のシーンも感動的で感情移入してしまった。
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筆者は健康な男性で、それ以外の人(特に女性や同性愛者)のことはよくわからないのかなと思った。非当事者が当事者に関連することを話したり書いたりするのはやっぱり難しいのだろうなと改めて考えさせられた。
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世界の見方が変化して今の状態になったという流れわかる。友情を軸にして、社会の中の人と人を見ていく。近代化が満ちて既存の世界観から抜け出してしまったことや、戦後にもまだ未解消の構造が残ることがわかる。
似ているから同じと判断していた時代。男同士の友情で組み上がった社会は今の日本にまだ現存している。
違うから個別だと判断するようになって、ルールの信用を少しでも破ったら切り捨てる、完璧に対する潔癖社会も残っている。
そこで個人に核を持ち、向上心を潰さずに、他者による感情は自分のものではないと構える時代対応が求められた。枠の中身が変わった。
世界がつながると、枠を使う問題が出てきてしまった。これまで横滑りさせてしのいでいたけれど、本体に返ってきた。フェミニズム、クィア、分業を成り立たせる世論、を変えようとする動きになる。
どういう社会性を目指すべきか。暇を優雅にコーヒーを飲みながら、スパモングッズを眺めて考えている。分業イズムが嫌いで、そうじゃない、手分けだろと、いつか突っ込めるのかなんて考えている。
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タコピーが大学入試で出題されたと聞き読みました。文章が読みやすい。
自分たちの身近にあるものでたとえてくれる、前章で大切だったことを繰り返し言ってくれる。
哲学者たちの友情に関する論をわかりやすく説明した後に知ってるマンガについて同じテンションで解説されて少し笑ってしまう。あとめっちゃネタバレするやんけ!
エピローグのまとめ方が優しくて著者の他作品も読みたくなりました。