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彼女はフランスのヒエラルヒーの象徴として夫ルイ15世とともに処刑された。最後までハプスブルク家出身として気丈に誇り高く振舞う彼女の心理が手に取るようにわかるの遠藤周作の傑作。
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舞台の終盤。アントワネットの周囲の余計なものがどんどんなくなっていくのがクリアーになっていく感じで好きです。
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:上下巻:東宝ミュージカルの原作になっているということで手を付けてみたのですが、面白かった。二人の女性を通したフランス革命が飛び込んできます。上巻の方がわくわく度は高く、下巻は全体的に漂う退廃的な雰囲気が魅力です。
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人が人の命を奪っていい理由などありましょうか。 とても悲しくて、なにか心にくるお話でした。泣きすぎて眠れなくなります。 とても読みやすかったです
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2006年12月読。
面白かったです。ただ、今まで考えてこなかった革命の狂気、恐ろしさに戦慄しました。マリー・アントワネットが王妃としての誇りを最後まで保とうとしていた姿に惚れ惚れしました。フェルセンとの恋は切ないです。
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血に酔っていく民衆の姿が圧巻。
そしてここへきてのマリー・アントワネットの変化はすばらしく誇り高くて素敵です。
そして彼女の処刑をみた後のマルグリットの涙とその感情の複雑さが胸にしみます。
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ラストまで読むと、マルグリットとアントワネットの対比が
いかに効果的なものだったかが分かります。
死刑執行人サンソンの存在も。
アニエスとフェルセンの
「もし、私がフェルセンなら、その私とこうカフェで話しているあなたも非難されますよ」
のくだりの会話が好き。
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映画をみてマリーアントワネットの生涯を知りたくなって手にとりました。物語になっているので、面白く読みやすいです。ただどこまで史実なのかがわからないのが、ちょっと戸惑うところ。もっとマリーアントワネットについて知りたくなりました。
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さすが遠藤周作先生!もう素晴らしいです。実話と平行して遠藤先生の架空の登場人物とが、描かれている。その人物とマリーアントワネットの対極した生き方を追いながら、読み手の心情も変化させていく。加虐の快楽、人間の持つ「悪」、遠藤先生のいつものテーマです。
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マリー・アントワネットの生涯に
架空のマルグリット、アニエス修道女を
投入してくるあたりがさすが。
おもしろい!
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これまた上巻は素早く読んだのに下巻、だんだん気持ちが重くなってきてだいぶ放置していた本。実在の人物に架空の人物を織り交ぜ、今そこにいるかのような存在感を持たせるあたり、さすが遠藤周作作品という気がする。民衆の集団心理の恐ろしさ、そして運命の歯車が狂っていく恐ろしさをひしひしと感じた。
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(下)の方がテンポが良かった。もうかつての豪華な生活はなく、ほとんど幽閉されっぱなし。でも逃亡しようとする場面は本当に緊張した。終わりに近づくにつれてマリーアントワネットがかわいそうになってきた。民衆よりむしろアントワネットを応援してた。
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真相は誰にもわからない。
けれども、この解釈があっていいと想う。
歴史的文書から王妃の心情や、作者の解説は奥が深く視野が広い。
マリー・アントワネットの生涯とともに、
フランス革命、
フェルセン公と王妃の悲恋も描かれている。
フランス革命の本質をしっかり描いている。
遠藤周作の力作。
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マリーアントワネットがどうしようもなく好きになりました。
なんだかんだ言われているけど、やっぱり王妃だけあって、気丈さに尊敬。
映画のマリーアントワネットもよかったよ。キルスティン・ダンストが好きになった。
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アントワネットにまったく共感できない。なんでさっさとギロチンにかけないんだろうともどかしかった。
わざとそういう面を描いて、王妃と一般民衆の感覚の違いを浮き彫りにしているのかな・・
それにしてもいらいらした。