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文体がニーチェかく語りきってかんじで読みやすいです。
イエスという人と教会を分けて考えてるのがよいですな。
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ニーチェね。
一回読んでみたかったんだけど、哲学書って難しいくて肩が凝るから敬遠してたんですが。
読みやすくて凄くよかったです。少なくとも、ニーチェのキリスト教批判の導入にはちょうど良いんじゃないかと。
堅苦しい訳のを読んでないから原文にどこまで忠実なのかはわからないけど、少なくともニーチェがどんなにキリスト教の僧侶を嫌ってるのかだけはひしひしと伝わってきました笑
カトリックミッションスクール出身です。
こんなん読んだら怒られんのかな笑
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アグネス・チャンの新刊サイン会に出かけた折、会場である「紀伊国屋書店」で偶然見かけて、ついでに買ってきたもの。
「キリスト教は邪教です!」・・・ふ〜ん、という感じで、なんとなく手にとって中身もたいして見ずに買った。
読み始めてすぐに、これは超訳か?・・・そう思ったほど文章は簡略化されていた。
読みやすいといえば、そりゃ読みやすい。
これがニーチェかと思うほど読みやすい。
だが、ニーチェ晩年の「アンチ・クリスト」の現代語訳(いや、超訳でしょ)というとおり、かなり的を得た(的を絞った?)翻訳ではあろうと思う。
あまりに平易な文体でやや権威に欠ける(笑)が、要点を解かりやすく伝えており、ある意味で良訳といえるかも知れないが、本当にニーチェはこんなこと言ってたの・・・なんて訝しがる読者もいるやも知れぬ。
かなりザックリとしているし、パッと見でお分かりのとおり、研究者向きではない。
訳者の言である・・・
『哲学の本というのはなかなか難しくて読むのに骨の折れるものです。そこで本書は、ニーチェの代表作「アンチクリスト」を、ニーチェの肉声をよみがえらせるような形で「現代語訳」しました。つまり、どなたでも理解できるようにわかりやすくしたわけです。』
第1章 「神様」ってそういうことだったのか
第2章 キリスト教が世界をダメにする
第3章 キリスト教はイエスの教えにあらず
第4章 戦争を生み出す『新約聖書』
第5章 敵はキリスト教なり
ニーチェ,フリードリッヒ・ヴィルヘルム(Nietzsche,Friedrich Wilhelm)
1844年、ドイツ・ザクセン州に生まれる(1900年没)。哲学者・古典文献学者。ルター派の裕福な牧師の子として生まれ,ドイツ屈指の名門校プフォルタ学院に特待生として入学。その後、ボン大学、ライプチヒ大学を経て、古典文献学の権威フリードリッヒ・リッチュルと出会う。実存主義の先駆者として、あるいは「生の哲学」の哲学者として、そのニヒリズムの到来を説いた哲学が20世紀の文学・哲学に与えた影響には多大なものがある
適菜 収(テキナ オサム)
1975年、山梨県に生まれる。哲学者、紀行家。早稲田大学哲学科でニーチェを専攻。卒業後、出版社勤務、日本有権者連盟客員研究員を経て現職。世界各地、日本各地の100以上の都市を訪れ、哲学的生活とは何かを探る。思考と実験の場「はさみとぎ」を主宰
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一人ぼっちになって迷路の中を進んでいくこと。隠されてきた本当の問題に対して、すなおな気持ちで向かい合うこと。
僧侶たちは、「神は悔い改めるものを許す」などと言っていますが、それは要するに、「自分たちに服従すれば許してやるよ」ということなのですね。
「天国」とは心の状態です。地球上のどこかにあるのでもなく、あの世にあるものでもない。
ものごとをきちんと考えるという科学的な方法を教会は妨害してきました。ものごとを疑って考えることは、キリスト教では「罪」とされているからです。
もっとも精神的な人間は、他人が「もうダメだ」と言いだすところに、迷路の中に、厳しい人間関係の中に、そしてものごとを試してみることの中に、自分の幸福を見つけます。
パウロは気づいてしまったのです。「あの世」を使って人々をおどせば、この世界をつぶすことができることを。
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文章自体は平易になってるので読みやすいのですが、内容自体が理解できない部分がある。
ニーチェのように、現在当然のように受け入れていることに疑問を持ち批判することは必要だと思う。
全員の中に少しずつそういう部分があるのが望ましいのだと思う。
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作者がMixiやっているのでMixiで書評を書くとマイミクになれるというおまけ付きの本。
そもそもキリスト教を習っておかないと、何故このような宗教が世界に広まったのか理解できないのではないかと思うほどにこき下ろされている。
元々はニーチェが書いた言葉を現代語訳にしているのだが、すんなりキリスト教を理解できてしまったと思い込んでしまう危険があるが、辞められない面白さ。
大事な事なのでくり返して記載するが、普通のキリスト教を知らないと面白さは1/3になって、大きな勘違いをすることになるので注意。
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内容は興味深いけれど、原書の内容とはかけ離れていそう。ただ、ニーチェの取っ掛かりとしては優しいのでは。
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[ 内容 ]
名著、現代に復活。
世界を滅ぼす一神教の恐怖!
世界を戦火に巻き込むキリスト教原理主義者=ブッシュ、アメリカの危険を百年前に喝破。
[ 目次 ]
第1章 「神様」ってそういうことだったのか(「悪」とは何か? 「進歩主義」は間違った思い込み ほか)
第2章 キリスト教が世界をダメにする(仏教の素晴らしいところ 多様な文化を認めないキリスト教 ほか)
第3章 キリスト教はイエスの教えにあらず(「それそのもの」を見ないこととは イエスを論理的に否定できぬ理由 ほか)
第4章 戦争を生み出す『新約聖書』(教会は「道徳」で人を支配する オカルト本『新約聖書』の暴言集 ほか)
第5章 敵はキリスト教なり(信仰とは自分自身を見失うこと 「ウソ」の構造 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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ニーチェの「アンチクライスト」を読みやすく翻訳・解説した本。
キリスト教の教えにはすばらしい内容も含まれているけど、それを商売や利権のために悪用する者もいる。
または他者を支配する私欲のために、都合よく解釈する者もいる。
宗教は個々が自由に心の中で指針とするものだと思うんだけどなあ。
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・4/7 読了.ついつい衝動買いしてしまったが、口語訳なのでこんなに簡単でいいのかというぐらいすんなり読み進められた.なるほど、ニーチェは危険というけれど、当時はこんなこと書くのはかなり危険だったんだろうと思う.さしずめロシアぐらいだったら毒殺されてるかも知れないね.ある意味真実を語っているような気がする.なかなか面白かった.
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ニーチェの『アンチクライスト』の現代語訳。
訳書にありがちな倒置法(なぜならば…とか)が少し気になりましたが、読みやすいと思います。
キリスト教に限らず信仰を持って、それに人生や命をかける人たちがいます。日常生活で神様に畏敬する人たちがいます。宗教を利用して社会を動かす人がいます。で、当然動かされる人もいます。
神様の魅力って?聖書読んでも、信仰を勧める人の話を聞いても、なかなか理解できない。理解できない神様に左右される社会を不思議に感じませんか?
そんな思いをもつ方には教養の一冊となるはずです。
ニーチェの言葉の力強さに惹かれます。
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ニーチェの「アンチクリスト」の現代語訳というか超訳ということである。ただこの新書を語るときには、まず、原作よりも翻訳のあり方について語らねばならないだろう。
所詮、「日本語訳」を読むのだから意訳はどうしても必要と思う。原書に忠実?に直訳されても、おそらく自分ら一般人には理解が難しい。ただ、この書のような超訳はどうかという話である。
試しに近くにあった白水社「ニーチェ全集」(西尾幹二訳)の「アンチクリスト」のページをめくると、荘厳で詩的な調べのおそらく忠実に翻訳されたニーチェの言葉として記されている。また、そうであるが故に散文調の哲学的言い回しで(アフォリズム)、日本語文としては・・・という状態なのも確かである。(余談だが、西尾についてはその歴史に対する姿勢から、その思想については信頼が置けないと思っているのだが、この訳はたぶん真面目に訳しているのでしょうね。)
それに比べ本書の訳は大変にわかりやすく、ニーチェ自身の言葉からはかけ離れてしまったが、その意図はよく伝えているのではないだろうか。確かに超訳なのだが曲解までには至っておらず、また本書の巻末の解説にもある通り、逆に論旨が鮮明となりとてもわかりやすいので、実はその試みは成功していると言ってよいと思われる。
ただ、新書タイトルや表紙絵、また、各節の小見出しや固有名詞の解説は、100%訳者の意図でニーチェは関係なく、その趣旨は理解可能だが、論旨とは別の予見を読者に与えかねない行為であり、いただけない。
さて、本書である。(笑)論旨が逆に鮮明になりすぎたおかげで、過激さもUPしたのだが(笑)、くど過ぎるのと他者攻撃が激しいのとで、まるで酔っ払いの愚痴をきいているような感覚をおぼえます。(笑)イエス亡き後、キリスト教を体系化し、下からの宗教として世の中に浸透・発展させたパウロ。だが、ニーチェの目には真理を騙り、自らの利益の手段として神を騙る思想としてみえる。現代日本社会を生きるわれわれには計り知れないのだが、長い期間における、そうしたキリスト教教会とその聖職者の、聖俗を通した抑圧の深さへの最後の怒りの爆発のような感じです。個人的にも彼の怒りと論理に共感できる部分は多い。
ただ、長いものに巻かれているのが心地よい人が多数の世の中で、神が死にキリスト教から解放されてしまった後、人々の立脚すべきよりどころを探す道はとても険しく、ついてこれる人も少ないようにも思う。そうした「その後」についても気軽に考えることができる格好の一書。
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こんなもん、明らかに命懸けで書いているのが分かるので、星の数はニーチェの勇敢さと知性、品性につけたようなものです。
ニーチェが発狂して亡くなる約10年前、最後に書いた本。
孤独であったろうと思う。
しかし、あまりにも素晴らしい明晰な頭脳。知性。理性。観察眼。
そして勇気だ。
とにかく勇気だ。
発狂するくらいの覚悟しないと、かけなかったろうと思う。
ニーチェさん、ありがとう。といいたくなる。
あなたが書いた本、2011年の私が読んで、ああここに理解者がいる!と感じているよ。孤独じゃないよ。
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正直言って、めちゃくちゃ乱暴な訳だと思われる。まず、これが第一。確かに圧倒的にわかりやすいけれど、ニーチェに触れる場合に際して、これが一番最初だとなんだかすごくまずいと思う。わかりやすさのあまり、「これがニーチェ」なのだと納得してしまいそうで……個人的には、これを最初に読まなくてよかったとは感じている。ただし、いい感じで、ニーチェに対して孔を埋めてくれたようにも思うし、あるいは、これじゃ孔は埋まらないという反発も抱かせてくれたのでそういう意味でありがたいとは感じる。
そもそも、ニーチェは、「超人」やら「永劫回帰」やら、ルサンチマン状態を抜け出すことを説いているわけで、キリスト教が邪教だったということが彼の主張の本旨というよりはそこからの解脱による、哲学的自由とでも言うべきか、それを獲得することが彼の目的だったのではないかと思うのだけれど、そのあたりが本著ではつかめず、一方的にキリスト教批判に終始しているように思う、まぁ、キリスト教批判と言っても、イエスを批判しているというよりは、イエスの死後にイエスを祭り上げた人たちを非難しているようであり、というか、仏教もそうなのだけれど、最初の当人は自らが実践的に行為していたりしている実践家なわけだけれど、当人が死ぬと、その権威を守らなければとして、始祖が神にされてしまい、あれこれ教えが付け加えられていって、いつのまにやらまるで別物と化してしまう……。しかし、本著を読んでいる限りでは、「現実的に生きるのはいいことで、そうして、どれもこれもほどほどがよいのです」みたいな風になっていたり、そうかと思うと、「権力を上り詰めることがよいのだ」とされていたり、所々で矛盾が見られるが、それを見越してなのか知らないが、論理にばかり拘るのはアホだということを言っているが、しかし、彼が賞賛しているアリストテレスこそ論理に拘っている人ではなかったのか……と考えるとなんだかきりがない、きりがないぞ、ニーチェなのか?訳者なのか?とにもかくにもあまりに訳し方が乱暴すぎるので、これは一度忠実な訳書を読まなければなぁと感じる。
わかりやすいんだけれど、こうやって、面白おかしく書かれている感じは好きじゃない、なんでだか知らないけれど馬鹿にされてるみたいで腹立たしい、読者を軽く見下しているような感じ?それにキリスト教は一方的な悪者とされているけれど、キリスト教がなければ不幸者や弱者は自然の淘汰でつぶされてお終い、さようなら、となってしまうわけであって、これを読んで、キリスト教=悪と短絡的にならないでほしい、という意味で、本著もやはり判断が難しい、けれど、わかりやすさは圧倒的だ、けれど、わかりやすいのは危険でもあり、そもそも、ニーチェをわかりやすく語ることが危険だというのはもはや通説みたいだし、というか、哲学書自体がそうなのだけれど……ややこしい、これも、本著では批判されていたっけか…。
ただ、哲学書が難解なのには意味があるとは思う、もちろん、簡単な言葉では説明できないだとか誤解がないようにだとかいろいろあるのだけれど、それを自分の頭で考えて理解できることにある種の意味があるというか、で、書かれてることを書物に頼らずに考えている人が本来は一番すごいはずで、わかりやすい書物ってはある意味で読者を思考停止に誘うものでもあり、ああ、今回は堂々巡りばっかりのレビューになってしまっている。
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『これも友達に薦められた本。
ニーチェは本当にネ申だったんだなーっていうのがよくわかる。
ちなみにこの人、実はルター派の牧師の子供らしいっす。
キリスト教、ルター、パウロ、カント、ソクラテス、孔子…etc.「偉人」という枠でくくるのもなんだか不遜な感じがしてしまうような世界史上の巨人たちを片っぱしから一刀両断に切り伏せていくのを見ているのは、かなりの快感(笑)
新訳、というか超訳がまたいい味出してるんだよなー。
まじめなキリスト教徒 以外の方には心からおすすめします。
はたしてキリスト教徒の人はどんな気持ちでこの本を読むんだろうか、いやたぶん読まないんだろうけど。。
想像しただけで寒気がします』