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悲しいわけじゃ無いのにめちゃくちゃ泣きたくなる作品に出会うの、本当に嬉しい。
窪美澄さんの描く素直な恋愛小説。
全てが公にされた時の圧倒的絶望感…
作中の、「その日がくることが恐怖でもあり、
同時にそれは今夜でもいいような気がした。」
あまりにも綺麗で読了後もずっと頭に残ってました。
精一杯の、叫べーーーーーー!を聴いてるようで
ほんと泣きたくなる。
それでいて、ほっと爽やかに感動を満たしてくれる最後。
あぁぁ、好きすぎる。窪美澄さん。
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面白かったです。母親年代の恋愛模様?人間関係の話はなかなかないので、新鮮でした。
偶然にもラストがハロウィンで、読み終わった今日もハロウィンだったので、少し不思議な感覚になりました。
個人的に公平の元婚約者がどうなったのかが、すごく気になりました。
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人間は欲望に身勝手で、自己中心的な生き物だ。
『愛とはお金でもある。』それは真なる事実であると思う。だから、玲は母親(奈美)にもっと感謝すべきではないだろうか?
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2023.05.03.読了
ストーリーとしてはどこにでもあるような、真新しさのあまりない、発見もない、これまで恋愛作家たちが散々こねくり回したようなありふれたものだと思う。
登場人物の設定や行動、セリフも易々と想像がついてしまうし、結末も、やっぱりこうなるか。というもの。
でもなぁ。私は窪作品が好きだし、窪美澄という作家が大好きだなぁ。ストーリーのすすめ方や文章のうまさはバツグンだと思っている。
ありふれたストーリーであってもページを捲る手が止まらない。その先をどうしても読みたくなる。
本当に魅力的な作家さんだ。
星は3.5くらい。私は楽しめたけど、こんなものはつまらないという方もきっといると思うから。
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1年の内に何度か恋愛小説を読みたくなる時期があり、今年も丁度読みたいと思っていた時に、何気に書店で見つけて即購入しました。自分の心の内を、抽象的な語句で書き連ねているタイプの恋愛小説ではないので、読む人によっては少し物足りないと感じるかも知れません❗個人的には、何歳になっても恋愛をしたいと思えるのは、とても素敵なことだなぁと強く感じました。
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感想
いつまでも。恋愛脳だのお花畑だの莫迦にすることはあまりに容易い。ではあなたはどうだろう?人を好きになるという尊い感情は放棄できない。
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よかった。
感動…というのとは少し違う、切なさ、苦しさみたいなものを感じて泣けた。
主人公だけじゃなく、登場人物すべての立場と気持ちが想像できて胸が締め付けられた。
でも読後は爽快感がある。
窪美澄さんの作品のなかでは、『ふがいない僕は空を見た』『アニバーサリー』に並んで好きな作品になりました。
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苦しかった。
人が死なない恋愛小説でここまで苦しい気持ちにさせられるとは思わなかった。
この人がわたしの最後の相手だろうと思って、それらと向き合ったことがある人にとっては、まさにこの小説は心の穴を埋めてくれるものになり得ると思う。
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恋愛に溺れていく様、なにもかもが自分の肩にかかってて身動き取れない描写なんかはすごくリアル。働く女あるあるだなぁと切なくなった。誰もわかってくれないしどうにもしてくれない。結局事態を動かせるのは自分だけ。仕事することと女でいることを両立するのがどうしてこんなに難しいのか。
仕事を選び男と別れる選択をし、立ち上がる様はほんとに鶴のようにカッコいいから、もうヨリを戻さないまま終わる方が好みだったかなぁ。でもタイトルがタイトルだけにやっぱそうかぁ、と。
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あまり刺さらなかった。恐らく、自分と主人公とでは、性別も年齢も境遇も、何から何まで違うから仕方ないと思う。客観的に見ても、心にくるものはそこまでなかった。今度は、公平の立場から見てみたい気持ち。
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ただ甘いだけの恋愛の話じゃなかった。全てが公になった時のバッシングも転落もリアルに描かれていて、、。
恋愛にはタイミングがある。
始まる時も、終わる時も。
そしてこの小説のように、再び始まるときにも。
タイミングがきたのなら、飛び込んでしまえば良いと思うのは他人ごとだからなのかなぁ。
だけどこれは奈美目線の話であって、
主人公が息子になれば、主人公が旦那になれば
また代わってくるのだろうなとも思う。
女性は子を産んだら自分は二番手に
なるのは当たり前だけど、それでも
子どもには子どもの人生がある。
恋愛=女ではないと思うからいうけど
私もずっと女でありたい。
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美容クリニックの院長、オーナーの愛人、一人息子の母、年老いた母の娘、金の無心をする元夫。いろんな柵の中でお金のために生きているような毎日。そして降って湧いたように14才年下の元患者が恋人となる。題名が切実な願いに思える様な疲れる日々に付き合って読み手もしんどかったけれど、まあ最後は落ち着くところに落ち着いたようで良かったです。
「愛とはお金でもある」という言葉が心に残りました。
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家族を捨てオーナーの財力に媚びて?生計を成り立てていた主人公の生き方に共感はできないけど何故か幸せになって欲しかった
序章と最後のくだりは読者の想像力を沸き立てる
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冬の鶴のようにすっくとひとりで立つ、な姿がありありと浮かぶ。タイトルにものすごくギュッと気持ちを掴まれる。いろいろとリアル。本物の恋愛小説、てほんとそうだなと感じた…
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わかりみがすぎる。深すぎる。
以前シングルマザーだった頃、年下の男の子に僕と恋愛してくれと迫られた事がある。
対象として見た事もなかったし、子供の方が年齢近いやんかと丁重にお断りしたけれど、やっぱり本音言うと嬉しかったなぁ。
セフレでもいいからと食い下がってきた時は笑ってしまったけど(笑)
(↑今思えば気まずくならないように笑わせてくれたのかなと…いやそもそもこっちが目的だったのか?笑)
お断りした後も何度か顔を合わせる機会があって、なんとなーく、ほんのちょーっぴりいつもより小綺麗にしていた私は、確実に女やったと思う(笑)
この件に関しては1ミリも後悔とかしてないけど
あの時こうしていたら…これを選んでいたらば…
振り返ると私もいろいろあったし、なんだかんだとすっかりおばさんになってきたなぁ。
間違う事もあるだろうけど、後悔しないように、大切に私の人生を歩んでいきたい。