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ハリエットも兄のせいで諸々逞しく育ったので、多少のことは自分で対処できるのだが、それ以上にタッドが強かった。
というか、怖かった。
これは逆らったらやばい奴。
ハリエットを害する者には本当に容赦がない。
お決まりの攫われ展開があっても、ハリエットの危機的状況にハラハラするより、タッドが切れ散らかすなこれと、そっちの意味でハラハラするほど。
ハリエット、攫われても途中までどうにかしてたし。
逞しく、そしてタッドにお似合いの相手である。
彼らを嵌めようとした相手方には、寧ろ同情申し上げる。
最強の二人に手を出してはいけない。
心を通わせていた相手が、実は寧ろ苦手とする相手だったとばれてからの溺愛もの。
前述通り、タッドは強くて怖い。
裏社会でも名の知れ渡る強者。
様々なことに首を突っ込んでは結局飽き飽きしていたところに、立場に縛られず彼自身を見てくれるハリエットに出会う。
彼女に惹かれてからは、もう危ないほどに一直線。
彼女を傷つける者の命を奪うことに全く躊躇しないほどの危険人物であり愛の重いキャラである。
だから、そんな彼の嫁の座を狙って他の女性キャラが来たところで、相手になるわけないのよ。
ご愁傷様である。
寧ろ果敢に挑んであの程度で済んでよかったのではないだろうか。
怖や怖や、作者さまも言っていたとおり、敵に回したくないヒーローだった。