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3編の短編からなるホラー小説集です。
タイトルの人獣細工も含めて、全てが衝撃的なラストを与えてくれます。終盤に向かうまでの狂気に染まっていく描写にもつい夢中になり、読み進める手が止まりません。
短編なので読みやすいのも良かったです。
2作目「吸血狩り」は特に、少年の心情描写も見事でした。没入間に浸れます。
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ホラー?なのか?
怖さよりも気持ち悪さみたいのが先立つ雰囲気
「人獣細工」も「本」も友達がすごく良いな
「吸血狩り」は解説と同じこと思ったけど、いやでも、色々怪しいことあったしな…いずれにしろ「吸血鬼」が悪いですね
「本」おもしろかった。安部公房の「人間そっくり」思い出しましたね。去年読んだからか
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とても気持ち悪い。読み進めるのに勇気がいた。短編が何個かある本だが、最初の話が強烈すぎて後の話はあまり覚えてない。
どこまで移植すればそれはその人なのかを考えさせる。臓器移植は現代医術では当たり前の事だが、どこまですれば自分ではなくなるのか。全部の臓器が他人の者だとして、それは自分とは言えるの?九割が他人で覆い尽くされた体は自分なのか?もしくは自分の意思を大々的に司る脳を移植すれば自分でなくなるのか?
意思があれば自分だというが、その意思すらも他人でできた偽物だとしたら?
わからない。わからないからこそ、主人公の葛藤がわかった気がする。
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ヤバい超面白かった☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆最初は人間のために豚の臓器を移植してると思ったんだけど読み進めていくうちにこれ逆パタなのではと勘づいてしまい結果図星。小林先生の書くホラーというかサイコパスというかなんて言うか人間のリアルとっても好きなのでこれ超刺さった。最終章の本が1番ヤバいってあとがきに書かれてたけどリアルの世界がごちゃごちゃになってて奇妙で薄気味悪くて最高だったな
この世界は本当に現実なのか
われわれが現実と呼ぶものは一体なんなのか
とても考えさせられました
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日常から少しずつおかしくなっていく様。
伊藤潤二好きなら、たまらない世界観。
舞台には常にどす黒い空気が漂っている。