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こんな自分の世界に引きこもり、世界をつまらないと思ってる主人公初めて見た。そこまで世界を、人生を諦められるものなのか、高校生にして。その諦め自体厨二病感もあるけども。
最初の方はザファンタジーで夢中になって読めた。展開にドキドキした。
けど最後爆展開があるかと思いきやそうではなかった。今までの住野さんの作品で、ファンタジーとしての期待をしすぎた。
あと、「見つからないように」って何か意味があるのかと思ってたけど、なかったぽい?
そこもちょっとモヤっとしている。
でも確かに、この気持ちもいつか忘れるな、とは本当に思う。
前に好きだった人のこと、好きだったことは覚えているけど、どんな気持ちで好きだったか、どんな感情だったかは思い出せない。
今好きな人もそうなのかもな。切ないけど、それが事実で、その気持ちがこれからの自分を作っていくのも事実。
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男子高校生のカヤは毎日が退屈だった
ある日バス停で謎の少女チカと出会う
チカの世界では戦争がおこっている
文化も生きる場所も違う2人は
いつしか心をかよわせるようになる
2人がふれあう描写はなんとも美しい
カヤの世界をあきらめかけたクールさが
私には響かなかった
紗苗の言葉が素敵だった
作者の好きなバンドと
曲と小説を同時進行で作った
QRコードから曲を聴いてみた
輪郭は素敵な曲だった
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住野よる先生の作品はどれも面白いから今回も楽しみにしてたけど予想が外れた。
自分が今よりもっと若い主人公と同世代くらいの時に読んでも多分ハマらなかったと思う。
SFファンタジー物なんだろうけどわざわざその設定にする必要あった?って感じ。その設定にしたいならもっとチカを掘り下げて欲しかった。あれで終わりなのが勿体無いような気がする。
それにチカが結局何者で本当に存在したのかも気になる。結局アキとチカは別人ってことなんだろうけどじゃあ何で登場させたの?って思った。私が読み取れてないだけかも。「チカもあっちの世界で俺に会えただろうか」ってどういうことやねん。2人が互いの世界に影響し合っているからだろうけど2人が出会えなくて仮の存在に会えたとしても嬉しくない。
この本にハマれなかった理由は色々あるけど1番の理由としては主人公が無理すぎた…。主人公だけじゃなくて斎藤も好きではないけど。中学生だから仕方ないけど変に斜に構えてる姿勢が腹立つ〜!でも中高の時にこういう人いた気がする。それにクラスメイトの名前をちゃんと覚えてるのにわざわざ「田中」や「斎藤」って変換して呼んでるの引いた。アルミを誘拐したことをもっと咎められるかと思ったのに物語としてはそこまで重要視されてなかったのモヤモヤした。
三十路になるまでこの拗らせ方してたの大分やばい人だけど現実にもいるんだろうか。カヤは斎藤に出会えて良かったと思う。
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バックボーンって知らない。これこそ聴きながら読めば良かったのだろうか、自問自答します。とても不思議な物語だったが、人生論の人は忘れると改めて聞き事が出来た気がする。ただ不思議なんだで終わらせないのが一番いいかな コラボも考え方が面白いしチカとカヤとこんな風に過ごしていたのかと想像した。こちらの世界も変わっているし異星だろうか、チカの存在は興味ありました。そして再会出来たが、思ったのと違うエンディングが斬新。一本スジが通っているし沙苗と一緒に生きていくのね。斉藤が出てきて恋愛してこれだったかと思いきやこれじゃないと思いきや〜って事 イチカに会う為の布石だけかと思ったら自分はまだまだだった ふっ
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前半はもっとハラハラしたり意外な真実が明かされたりするのかと思ったけど、ほぼ会話メインで少しずつ相手の世界が分かっていく感じ。設定は良いと思うけど全体的になにか物足りない。でも、終わり方は未来に希望が持てる感じで終わってよかった!
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けっこう評価が別れる作品なのかもしれないと思った。
序盤はSFで後半は説教。いちおうジャンルは恋愛だけど、『君の膵臓~』みたいな恋愛作品を期待している人には刺さらないとおもった。むしろ朝井リョウさんの、「人間ってこんな愚かな一面があるよね」的な要素が好きな人にはオススメできるかも。
異世界の少女に恋をした主人公が、その少女に対する想いをずっと捨てきれないいまま、でも大人になったらあんなに切実だったその気持ちを忘れていて、やべ、どうしよう~というのが本作のおおまかな流れで、主人公の気持ちはよくいえばピュア、悪くいえばいつまでも大人になりきれないイタいやつ。
自分は特別な恋をした、だから特別なんだ!という思想を主人公は永遠に訴え続けていて、共感はできるものの、読んでいて正直気持ちのいいものではなかったし、個人的には主人公を好きになれなかった。
感情の移り変わりの描写はていねいで、とっても繊細な作品だと思った。一方、ページ数の割りに響くものが少なかったので☆3つ。
あとミュージシャンとコラボしてるのか、小説を曲にしたものがあるだそう。歌詞をみる限りあまりいい感じではなかったので、そちらは聞いていない。笑
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たぶん、読み方を間違ったかな、と思っている。
かといって、再読する予定はないので、考えてみる。
住野さんは、学生生活、学校を舞台にしたものが多いし、多少異能風なものもの入れてくることがあるので、そういう流れかなというつもりで読み始めた。
前半は、高校時代のすべてがつまらない、社会を斜めに見ている主人公。山中の使われていないバス停で、異世界の少女と接触することになり、そこから恋愛感情を持つ。後半は、大人になった青年が、高校時代の気持ちを引きずったまま人を好きになれなかったけど、タイトル通り、あんな大切で深い想いも時間と生活の流れの中で、忘れていくし、忘れても良いんだと次の恋愛に向かう。
前半のストーリーの中のエピソードが、どーも落ち着かない。
この作品は、住野さんが好きなバンドとの歌と小説のコラボという挑戦。5曲ほどがコラボ曲として収録されていて、確かにその中の 輪郭とか爪とか空っぽとか リンクさせているのかと思われる語句はある。小説だけだと、唐突な異世界の少女の目と爪だけの登場が、多少なりとも意味が出てくる。だから、楽曲を聴きながら、小説を楽しみ、理解を深めるという感じなのかと思う。
なかなか大変なことに挑戦しましたよね。
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中二病の拗らせ小説。
いい歳して拗らせてるのは読んでて痛かった。
同じような主人公の心情が描かれていて途中でダレました。
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主人公は全てに無情を感じる高校生。舞台は日本のようだが少しだけ現実とは異なる場所。そこで不思議な女性と出会い、次第に惹かれていく、というのが前半。後半から、現実的かつ写実的な場面が多くなり、気づけば主人公とともに抱いていた様々な違和感がスッキリと流れ落ちた。恋愛ものと言っても男女のそれと違う普遍的な愛を知ることができる作品。
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自分の読解力の問題なのか、最後まで読み進めれば解決すると思ってたものが結局謎のまま終わって頭の中の???がとまらない。作者の方の他の作品が好きだから手に取った本だったけれど、すこし後悔。
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前半は異世界に暮らすチカと主人公の高校生カヤのお話。後半は大人になったカヤと元クラスメイトの女性のお話。
久しぶりに恋愛系読んでみようと思いページをめくっていたが、これは恋愛か?と思いつつ、読み進めてみると確かに恋愛小説ではあった。
一般的な恋愛小説が読みたくて手に取った方は好みではないと感じるかもしれないが、物語が登場人物の”一言”で大きく動いていくのは圧巻。
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話だけでいうとうーん。香弥の気持ちが分からなかったというか、そこまで世の中に絶望して諦め続けていることも、田中も斎藤も名前も、ちょっと共感が出来なかった。だし、チカとのファンタジーの前置きが長すぎて、正直ちょっと飽きてたから読むのに時間かかった。ただ、この内容の趣旨である『この気持ちもいつか忘れる』という点、恋愛を主観に考えられているけれど、これって結構世を生きる上で必要な趣旨だったのではないかと思う。誰かを心の底から、狂うほど好きだった恋愛面も、仕事で辛いことを積み重ねてきた日々も、それなりに出会ってそれなりに付き合いを続けてきた友人との想い出も、そして私がこの本を終息させたタイミングだった、本当に大切な人との一生の別れも。心底心を動かされて、時に怒り時に泣いてぐちゃぐちゃになっても、『この気持ちもいつか忘れる』のだという事を、改めて自分の過去と置き換えて実感させられた。それが今後の自分の人生にどう生きるかは、言葉にするのが難しいけれど、良くも悪くもいつか忘れてしまうのだと思うと、正直気持ちが楽になったところはある。そういう趣旨の点でいうと、もっと評価をしたい作品だなと感じた。
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主人公の性格はあまり好きではなかったけど、ストーリーは良かった。チカへの疑問はまだあるが、いい子だった。早苗ちゃん優しすぎる!!
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相変わらず綺麗な言葉遣いをする。
このかたの小説はその言葉を楽しむために読んでいる。ストーリー自体は私はそこまで入り込める様なものではなかったが、美しくは感じた。
特に終盤、主人公が 忘れたくないと溢すシーンはとても良かったと思う。擦り切れそうな心情が伝わってくる描写だった。
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住野よるさん初の恋愛小説ということで読んでみました。
恋の気持ちがストレートに表現されているというわけではないのですが、恋のあの気持ちが表現されています(文章にするのが難しい...)
恋の気持ちを伝えたい、でも...というもどかしさの表現が好きです。
気持ちは『心の中で描けない。』いまこの瞬間の気持ちを大切にしようと思いました