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ハーバード成人発達研究が80年以上にわたって2,000人以上を追跡調査した研究から導き出された考察、それは「THE GOOD LIFE」とは「よい人間関係と向き合うこと」である。至極当然な話である一方、所得や身分はそれほど重要なファクターではなく、かつ人間関係と真摯に向き合う難しさを改めて感じる一冊。本書では「ソーシャルフィットネス」と称し、いま一緒にいる目の前の人に注意と気配りをし好奇心を示して関係を大切にする必要性を説く。ついつい話しながらスマホを見てしまったり上の空だったり、自分がやられたら嫌なことなのにしてしまうことを反省する。
少し厚みがあり冗長的内容も多く結論がサマリーされていない読みにくさはあるものの、「幸せとは一つ一つの人間関係を大切にすること」というシンプルな真理を実感できる本だ。
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大切な人を大事にする、人間関係を大事にする、感情をコントロールする、当たり前だけど幸せにいい生きるために必要なことだと再認識でできた。
ただ、ちょっと長い、この内容ならページ数は半分でもいいかも。
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80年以上の長い年月をかけて、多くの人の一生を追い続けて「幸せ」になるには、何が必要かを研究。そんな研究結果を圧縮した1冊。"幸せはお金じゃなく人との繋がりで感じられる"誰もが聞いたことあるような言葉に納得感を持たせてくれます。
自分は子供が2人いて、家族の時間が増えて友達、同僚の優先順位がだいぶ下がっていました。家族を大事にすることも大切ですが、その他の繋がりも大切にしなければ悲惨な人生が待っている。
本を読んで同僚と雑談することが増えました。幸せになる為、受け身じゃなく自分から行動していかなきゃと気づかせてくれました。
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[第1章]
[幸せな人生の条件とは]
苦難こそが幸せで充実した人生を送る。
がこの本の結論らしい。
つまりだ。人間他の生物を淘汰し現状で唯一無二の最強種族として君臨できるおもある原因がそこにあるんだと自分は思う。
進化することが幸せなのだ。そういうふうに頭がプログラミングされてるのだ。
だから人間は発達を繰り返し2000年余りで急激な発展を遂げ今に至るのだ。
[研究史上最も幸せな男が恐れたこと]
妻が先に死ぬこと。
だそうだ。
そう答えられる人間が最も幸せなんだと。
つまりだ。自分の人生はこの人の隣でしか考えられない。そんなパートナーを見つけることそれ自体が、最も幸せであると自負できる根拠になっているのかもしれない。
[人生における最高の投資とは]
結論。
良い人間関係。
以上。
これがこの本の結論だ。最高の投資とは、人間関係を築くことに時間を費やすこと。
幸せとは繋がりだと。そういうことになる。
じゃあ俺が今やってることって。
繋がりを持つためにやってること?
これから自分が取り組むことについて、それが誰かとの繋がりを持つことに有意義に働くのかを考え続けていく必要がありそうだ。
[ボストン都心部とハーバード大学で始まった研究]
[科学はようやく先人の知恵に追いついた]
幸せな人生とは、夢のような社会的成功を掴んだ先にあるわけではない。大金を手に入れれば向こうからやってくるものでもない。
幸せな人生さあなたの目の前にあるし、手を伸ばせば届く。そして幸せな人生は、今ここですぐに始められる。
、、、
つまりは成功すること=幸せと
自分でみなさないことが大切ってことだ。
毎日に張りがあって、自分のギリギリのラインで勝負して毎日勝つこと。
これが1番人間として幸せなんだってこと。
俺も蓄えてばっかじゃなくて、そろそろ何か自分から動き出せるようにしたいところ。
第二章[なぜ人間関係が重要なのか]
良い仕事に就くため身をけづり続けること。
そしてその仕事が成功し次のステップに行くと、また次の場所で新たな試練が待ち構えていること。
人は成長しチャレンジすることに貪欲で、そこに人生の価値を見出すのだから、この構図は間違っていないように見える、、、
自分が望んでやったチャレンジであればの話だ。
仕事場でもくもくと仕事をこなす人間を見ているとどうしてもこう考える。この人達は自分の幸せと会社の幸せ、敷いては経営者の幸せが合致したごく少数派の人間なんだな。と。
誰かに感謝されるのは嬉しいことだ。しかしその誰かが見ず知らずの人間で、しかもお礼は金としての形でしか帰ってこないと言うのであれば、それはやはりやる気の滅入りに直結する。
つまりだ、仕事に価値を見出せないのは仕事ができないからではない。仕事の成果と自分のストレス度が見合ってないからだ。
この仕事のためなら死ぬ気になれる。そういう対象を自分で見つけられてないからだ。
もっと自分にストレスをかけ���新しい道を開いても良いんじゃないか?
人生は長い。中でも20代なんてのは最初の最初みたいなもんだ。
今のうちに、できる全ての道に種を蒔くこと。それが幸せになる(適度なストレスを自分に与えその報酬を毎日受け取る)近道かもしれない。
健康を維持できる程度のストレスを毎日感じること。
それが重要ってことだな。
眠気を我慢して仕事してるようじゃダメってことだ。好きじゃないなら好きになる努力を。
眠気がうざったいなら睡眠の質改善を。
そうやって普段のストレス度みたいなのを自分の制御できる部分まで落として、、、
そこがスタートだ。そこから自分の趣味が始まる。
[適応能力が人を強くする]
幸せも悲しみも、時間と共に平常時の感情に近づいていく。
どれだけ盛大な成果を上げようとも、成功を収めようとも、その達成感と幸せは0に収束するのだ。
もし世間一般の幸せという形が10なのだとしたら、人間は常にチャレンジを続ける生物でなくてはならない。
[紆余曲折の人生を俯瞰して見てみよう]
本当に必要なパートナー像。
幸せを感じるのに
ただ一緒にいること
それだけを条件に挙げられる人。
張りがありつつ一緒にいて幸せを感じる人。か。
矛盾してないか?と想うんですが。
3章終了時点で気になったことがあるのでメモ。分厚い本にはありがちなのかもしれないが。
本が言いたい部分がまとまってない。
これじゃまるで事実だけ述べた理解しにくい報告書だ。会社で1番やって欲しくないやつ。
事実と伝えたいことがごっちゃになってる。
どこに目を向けて良いのかがさっぱりわからない。
そんな感じ。
要は長すぎるのだ。
一つ伝えたいことがあるなら、具体例は一つで良いのだし、それでも伝わらないような事柄なら、それは研究が不完全であることを示す。
要は、これさえ証明できれば結果はこうだ。
そんな単純な論理がこの本には出来上がってない気がするのだ。
結論にら行き着くために遠回りをしすぎている。
何歳のだれだれがどの時になにをやったかなんてのはあまり重要ではない。
結局その人は、どんな環境でどういう感情でいる時に、どうすると幸せを感じたのか。
その具体例を使いつつ、結局それはどの人にも当てはまることなのだ。だから幸せってのはこういうものなのだ。
ってストーリーがしっかり描けていれば、長い本を読むのも全然苦ではないのだが、
そう捉えようとするとこの本は、
結局今何を述べたい部分なの?
ってのがさっぱりわからん。
人が人生を通して幸せを感じるためには何が必要なのだ。その部分を述べるためのストーリーのどの部分が今述べられているのか。それがさっぱりわからないのだ。
まとめると、読むのがめちゃくちゃ面倒です。
3章はもう殆ど読まないで重要そうなところだけガッツリ読んで後は飛ばしました。
多分重要なこともそんな書いてないのでしょう。
第四章[ソーシャルフィットネス]
孤独感が睡眠の浅さに直結する理由
ホモ・サピエンスは一人の時、肉食動物に襲われないかと夜も眠りを浅くしていたことが想定される。
人間も同じなのだ。孤独を感じれば同じプロセスが作動し夜も眠りが浅くなる。
私が出会う人たちはみな、何らかの点でわたしより優れている。そして私は、その長所でその人を認識する。
ラルフウォルドーエマーソン
↑
良い言葉だ。
まさしく自分の考えと合致している。
自分が仲良くしたい人間は余すことなく自分に無い魅力を持っている人間だ。
第五章[人生への最高の投資]
本ってやっぱいいな。
自分の経験が頭の中でフラッシュバックされて、その時何を思っていたのか復習することができる。この感情を言葉にしてまた次の段階に進むことができる。
さて、どうやら人生を幸せにしてくれるのは紛れもなく人間関係のようだ。
自分の場合、友人関係は他よりも多い気がするが十分な気が一切しない。
欲張りみたいだ。
朝起きれば誰かに喋りかけてほしいし、昼は向こうからご飯に誘ってほしい。夜は夜な夜な飲んでたいし、家に帰れば話を聞いてくれるパートナーが欲しい。
自分の幸せのラインはどうやらかなり高い。
、、、やはり自分からなにか行動を起こさないとダメなのか。
余裕がある、ゆっくりした低い人間。
俺のおしゃべりな感じは仲のいい友達を誘発しすぎていたってことか。
[今すぐ決断すべきこと]
まず第一に。
幸せな人生とは目的地ではなく、その道のりそのものであると認識すべきだ。
全ての他者へ関心を示すことだ。
総評
全て読む必要はない。ただしこの本がここまで厚く綴られる中に、確かな答えが一つあることは把握しておいた方がいい。
[幸せになる解は無いが、決まって幸せな人生の地盤には、良好な人間関係がある]
ということだ。
良好な人間関係無くして幸せな人生はない。
なら手っ取り早いのはそう、良好な人間関係を築いていくことに他ならない。
と、いうことでとりあえず片っ端から友達誘いまくったなう。
自分から誘うのなんか良いな。なんか。うんなんか良い。
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少し長かったり、同じようなことの繰り返しや、紹介もあったので、斜め読みのところもある。じっくりと読んでみたかったが、時間がないので仕方がない。
〇幸福の二大予測因子
・他者との交流の頻度と質
「元気をもらえる」関係は、自分に力を与えてくれるし、離れていてもつながっている感覚、帰属しているという感覚が続く。
「消耗する」関係とは、緊張や不満、悩みを誘発し、一緒にいると不安を感じ、気力さえなくなる関係
・時間と注意を相手に注ぐ、あとから補充することはできない
・大切なのは「共感する努力」
・毎日ほんの少しずつ注意と気配りを増やそう
・人間関係の問題を解決に導く5ステップ
観察⇒解釈⇒選択⇒実行⇒振り返り
・愛情と共感という基盤(好奇心をもち、相手の話を聞こうとする姿勢)を気づくと、絆が安定し、持続する。
・二ーバーの祈り
神よ、私に自分の力で変えられないものを静かに受け入れる力と、変えられるものを変える勇気と、変えられないものと変えられるものを区別する賢さを与えたたまえ。
・青年期(12~19)
抱きしめてほしいけど、子ども扱いしないこと。評価してほしいけど、恥ずかしい思いはさせないこと。導いてほしいけど、管理はしないこと。自由にさせてほしいけど、見捨てないこと。
親の支えはまだ必要だが、現実には友人関係のほうが重要になる。
・
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TEDでの講義動画をきっかけにこの本を手に取った。ハーバードの長年の研究を元に書かれているとあって非常に読み応えがあり、説得力のある内容だった。
伝記などで偉人の生涯を学ぶことはできるが、一般人の生涯から多くを学ぶことができる機会はなかなか無いので貴重な資料だと感じた。
この本を読んだことで対人関係をどのように改善していけばいいのか、かなり理解できたと思う。
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幸せな人生の条件は人間関係にある
80年に及ぶ多くの人たちの人生を追いかけた研究から導き出された内容についてまとめた一冊
日々仕事など様々なことに忙殺されていると人間関係が疎かになりがちだ。人間関係は自然と形作られるものではなく、能動的にメンテナンスしなければいけない。
当たり前だがつい忘れがちな事を再認識させてくれた。
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新年早々、素晴らしい本に出会えた。
読書目的は、人生に対して漠然とした不安があり、どうすれば後悔の少ない幸福感のある人生が歩めるのかを知りたかったから。
その答えは人間関係を大切にすることだった。
具体的な方法としては、相手に好奇心を持って接することと、自分から改善活動を行うことだ。習慣化した会合や空洞化した友情では、良好な人間関係は築けない。
年初に立てた年間計画を振り返ってみると、人間関係に関する項目が無かった。
スキルアップや趣味に関することばかりだ。
人間関係に費やす時間をしっかり確保しなければ後悔する。
もう一度年間計画を立て直そう。
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人は一人では生きていけない。
人類は、徒党を組むことで、はじめて生態系の頂点に君臨することができる。
つまり、人類の中でも、徒党を組むことに適した、それを志向したもの、それを「快」と感じたものの子孫だけが、いま生きている人類の先祖であるということ。
美しさ、美味しさ、心地よさなどに、ロジカルな裏付けはない。
なにかを「快」とすることには、ロジカルな裏付けではなく、綿々と受け継いできた、身体、遺伝が背景にあると考えるのが適当ではないか。
とすると。
徒党を組むこと。
仲間を作ること。
仲間に囲まれていること。
は、本能的に「快」と感じられるということになるのであろう。
そう思えば、本書に主張されている、人間関係の円滑さがよき人生に不可欠、ということは論理的にも正しいのであろうと思う。
しかし。
遺伝と環境・偶然の流れに流される生を営んでいるものにとっては、人間関係を円滑に、といわれたところで、なかなか上手くはいかないもの、であることは、この本を読んだところで変わるものでもない、とも思う。
難しいものですね。
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幸せとは苦しみがないことではない。
幸せとは辿り着くものではない。
困難に向き合い、乗り越えていくことで人は成長し、人と固い絆を築く。
馴れ合いの相手にこそ、きちんと"注意"をもつこと。
共感しようとする"努力"が大事。
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ハーバード成人発達研究の84年間にわたる追跡調査で得られた知見、「健康で幸せな生活を送るには良い人間関係が必要だ」というたった一つの結論を、丸1冊使って紹介しているため、冗長に感じる。
書いてあることは至極まっとうで、とても重要なことであるが、私は「幸福な人生を送るための本」というのはたくさん読んできたので、それほど新しいことは得られなかった。
幸福な人生を送りたいと思っている人は(ほとんどの人がそうであろうが)、一度読んでおいても損はない。人生には、良好な人間関係が最も大切だと知らない人にはぜひお勧めしたい。
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・「幸せになるのに、遅すぎることはない」というのは英語の原題にはなく、この本の「結論」のタイトルに書かれている言葉。
・「幸せな人生は目的地ではない」、「道そのもの、道をともに歩く人たちそのものだ」「人生という道を歩みながら、一瞬ごとに、注意を誰に、何に向けるかを決めていこう」
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人との繋がりが幸せをもたらす。
アメリカで長年研究された、「well-being」の研究をもとに人の幸せは何によってもたらされるかを考察している。
関係性を維持するにはどんなことが必要なのか、関係性の見直しについても書かれており、読み終わった後には自分の周りの人に対する感謝の気持ちであふれる。
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人の幸せは人間関係に大きく依存する。
人間関係が上手くいっている人は幸福感も高い。
パートナー、家族、職場の同僚、友人
人間関係は一度築いた後も、定期的に意図的にメンテナンスや相手に注意を払っていかないと、疎遠になってしまう。
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人生で人間関係が大切ということを最初から最後までずっと押し付けている感じで、くどくなってしまった。
自分のこれからの人生でこの本が必要になった時に読み返したい本ではある。