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メールボックスは空に、午前中に頭を使う仕事を入れる、全ての予定をスケジューラに入れろ、等々、過去から時間術、仕事術には非常に効率的な時間の使い方が載っていて、その通りだと思う。SNSが蔓延る社会では、自分以外の体験が自分の体験のように感じる効果がある。よって、自分自身の体験を差し置いて、スマホが手元にあることが最も大事なんだとなる。SNSをほぼ絶ったことで大きな変化があったし、水曜日の夜は1人時間を楽しむ、金曜日は家族と食事、ここからスタートした2022年。非常に自分自身も変わった。土日は、少なくともスマホは開かない。これが2023年にやっていることだけど、これも非常に効果ある。
じぶん時間を生きるとは、きっとこういう自分の中での結論をサポートしてくれるような気がして手にとった。
仕事一本足打法、という表現は非常にいい得て妙だし、よくそんな話をした。心を病む瞬間は、アイデンティティを折られた瞬間に起きやすい。これだと思っていたものが、ポキッと折られる。大事な仕事だと思って没頭してきたが、否定された時、ポキッと枝が折れる。家庭でもそうだろう。趣味がたくさんあればいいというわけではないが、アイデンティティを多く枝のように持つことが、心の強さを持つ基盤になっている、というのが自分の新しい個人としての強さのデザインだ。
途中から、本人の軽井沢移住ストーリーに移る。実際に、移り住んでみて、トレンドから遅れるのではないかとか、気を揉んだ部分はほとんど関係なかったということ。逆に自然が近くなり、キャンプとか都会生活でスペシャルなことにはあまりイントがなくなってきたこと。そして、何よりオフィス勤務の意味が出てきたこと。どうしても、ウェブ同窓会とかって、やらなくなる。そして、インパーソンの意味が大きくなってくることに気がつく。早々に気がついているアメリカでは、週五日オフィスに戻す動きに完全になっていて、Return to officeが進む。つまり、軽井沢だろうが、熱海だろうが、一回引っ越してもまた戻るしかない。それはビジネスの中心に人が集まることを意味する。一方で、自分という内発的動機を軸にした選択肢が日本人に出てきたということになる。元々アメリカにはそういう発想しかなかったため、他人時間で仕事する人も、プライベートを割く人もいないので、アメリカ(というには限定的すぎるかもしれないので欧米とかそういう)的な価値観に近付くのかどうか。
もしかしたら、軽井沢だけでなく、海外の事情も正しく情報としても体験としても入れていったらより良いかもと思った。プレイデートの概念は、実は違う。(間違いを指摘したのではなくて、実はその本質は違うという意味で)プレイデートは非常に重要だ。学校帰りに限らず、友達同士で遊ぶことをさすが、アメリカではドロップオフ方式、親がおらず子供だけ、一つの家庭にお世話になるパターン。もう一つは、親も一緒に遊ぶパターンで、公園、家に行く、ボーリング場などの施設に行くというようなパターンがある。いずれも、親の信頼関係が絶対で、プレイデートで人間関係を深めていく。親の情報交換も相当重要で、その中で学校関連、育児、その他の情報が交わされていく。価値観が合わなければ、またバリューがなければ、次からは呼ばれなかったりするし、結構シビアな印象だ。
おすすめの方法ということで、スマホの通知を切る、これはやっているというか土日は必要なければ、充電器に置いて見ない。時計から離れるのも同じだろう。ゆっくり深呼吸、ボディスキャニング、ストレッチをする。これも、今は毎晩やっているが、全く違うし、めちゃくちゃ眠くなる。散歩、これもセントラルパークがあるのは強い。公園の多いNYは、基本散歩して、歩く歩く。
外的な変化Changeではなく、内的な変化Transition。これを起こすことで、行動が変わる、時間を過ごし、その時間を感じることができること、時間自体を豊かに過ごすことができること。大前研一氏の引用も懐かしい、自分の人生を変えるには、時間配分を変えるか、住む場所を変えるか、付き合う人を変えるかしかない。決意を新たにするのは、全く意味がない。また同じ一年がやってくる。というもの。私もこの話を直接お聞きした2015年、一年の計で、決意を新たにすることは全くなくなった。1年に一度、何かを変えることだけを決めている。
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試し読みしかしてないけど
面白そう!
変化には二つ
チェンジとトランジションがある。
なるほど。
コロナによって気付かされたものがたくさんある、
考え方が変わっただけでなく
働き方も生き方もだいぶ変わった気がする。
あのまま働き続けなくてよかったと
ほんとに思う。
ちゃんと食事を作って早く寝る
人間らしい生活になったなぁ。
時間がないない、とずーっと言ってたけど
そんなことはないのかも?
続き読みたいから買おう!
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コロナをきっかけに長野軽井沢へ移住した方の著書。戦略デザインファームの代表ということで、別の著書も読んだことがあるが、本書はそうしたビジネス書ではない。なぜ都会を離れて暮らすことが今の豊かさにつながっているのか。客観的な側面、主観的な側面、双方からアプローチしつつ紐解かれている。なかでも、時間の捉え方をじぶん時間、他人時間と比較して、自己の内側から溢れる想い、感情に沿って生きる、暮らすことの意義を説いている。自分の年齢的なところもあってか、共感できるところが多く、田舎暮らしを所望するじぶんに納得がいった。仕事においてはバックキャストというような言葉が盛んに使われ、未来に向かってどうするか、あらかじめ計画を練って進めていくような考えがあるが、じぶん時間の中では今・ここを大事にする。流されず、ある意味自分にわがままに生きることの大事さを感じる今日この頃。そんな自分にしみる一冊であった。
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コロナ禍を経たことで人との付き合い方、働き方、人生を考えるきっかけ。大事なのに考えてなかったのと、と言われる。が事実考えてない。そして自分はコロナ禍を経ても考えてない。考えるきっかけ、ヒントとなる言葉の多い本でした。
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良書。コロナ渦の元でこの本読んだら人生観変わる人もいたのではと。
具体的な事例も含めて、より家族の、そして自分の未来をデザインしていく必要が増してきた時代にとても参考になると思います
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p5 外的要因による変化をチェンジと呼ぶ。内的要因による変化をトランジション
p36 レビィストロース 料理こそが人間を人間たら締めている
p129 大前研一 人間が変わる方法は3つしかない。ひとつは時間配分を変える。二番目は住む場所を変える。三番目は付き合う人を変える。この3つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは決意を新たにすることだ。かつて決意してなにか変わっただろうか。行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない
p136 リアルで人と会っているときに相手から得ている情報はとても多い。五感すべてを駆使して、相手のこと、その場の雰囲気を感じ取っている。相手とシンクロナイゼーションしているという身体感覚も、お互いに五感を使って様々な情報を得ているから起こることだ。このように身体の同期から得られる情報は、相手が信用できるかを決める重要な基準になるという。その意味では、視覚、聴覚だけでにたよるテレワークの働き方では、相手のことを信頼して良いのか判断ができない。つまり、不安の状態なままずっと仕事をしていることになる
p151 むしろ注意しないといけないのは、情報のバイアスだ
都市を離れ、スマホがメインの情報源になると、自分の好きな情報しか入ってこなくなる。
p197 STAUB鍋
p256 ギリシャ時代 時間とは2種類ある 時計によって刻々と動いていく定量的で数えられる時間はクロノス時間
身体で感じる主観的な時間 カイロス時間
p259 時間間隔の研究で有名な社会心理学社ロバートレビンはクロックタイムとイベントタイムという考え方を提唱
クロックタイム 時計の表示にしたがって生活を組み立てる考え方
イベントタイム との時々に起こる出来事に対応する形で時間を過ごす 南米、東南アジア
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まさしく今私はニュートラルゾーンの真っ最中で社会的に何者でもない人、という漠然とした不安を毎日感じる状態から月日、とか時間っていう決められた時の流れに縛られず好きなことを好きなようにしようとしてる自分が好き〜という状態まできている。
ここまで8ヶ月程かかったけど振り返るととっても楽しかったしこれからも楽しいんだろうなぁ
幸せねぇ
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タイトルに惹かれて購入。
この本の著者は、企業のブランドデザインなどを手掛ける、佐宗さんという方。長年、都内で「生産性」を追い求めてバリバリ働き続けてきたが、コロナ禍を経て軽井沢に移住。それまで持っていた仕事への価値観や、時間の概念が変わっていった様子が綴られている。
移住に至るまでの経緯や、長所と短所を含めた移住生活のリアル、子育てや教育環境など…についても詳しく書かれていて、興味深く読んだ。
人間には1日24時間が等しく与えられているが、その体感時間は人それぞれ違う。私たちはその感じ方を、自分の心で決めることができるし、生活を選びとってデザインすることができる。私たちの人生は、成長の歯車を回すためだけにあるのではなく、ひとりひとりが人生の豊かさを感じとるためにある。
といった内容が心に残った。
自分にとって、自分らしく、心身ともに良い状態で過ごせるのはどういった環境なのか。今一度、考えてみたいと思った。
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他人時間に支配されている、その言葉に惹かれて読んだ。
今の自分はまさに、他人が起点の他人時間の生き方であると思う。
目の前のことに集中する、自分を主語に生きていく、そんな価値観を大切にしたい。
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2種類の変化
「チェンジ」:外的要因による変化。会社から転勤を言い渡された。結婚したり、子どもが生まれた。離婚した。大事な人と死別した。
「トランジション」:内的要因による変化。お金を稼ぐことを第一に考えていたけれど、周囲の人を助けることが大事な価値観になった。(p.5)
「スマホ依存」とはスクリーンからの情報刺激に対して、常に自分が受け身である状態だ。SNSのタイムラインに流れてくる友人の近況にせよ、Slackでの仕事の通知にせよ、すべては「他人起点」の情報だが、僕らはそれに対して受け身であることに慣れ切ってしまっている。(p.13)
大事なのは、時間を「効率的に」使うかではない。自分が過ごしている時間を、「自分が主語に」今を感じて豊かに過ごせるか。「他人に支配された時間で生きる世界」から、「自分の時間を生きる世界」への転換ではないか。(p.14)
コロナ禍を経て、人々が感じるようになった「豊かさ」は、人によって価値基準が違い、比較が難しい内面的なものだ。それは、紛れもなく貨幣経済では測れない。外食の代わりに料理をつくる、服を買う代わりにWebサイトをつくる、飲み会の代わりに家庭菜園に挑戦する…(p.63)
人生における転機にある3つの段階
第1段階は「終わらせる時期」:惰性で続けている生活や習慣、仕事などをしっかりを終わらせる。それによって新たなものを受け入れる「余白」が生まれる。
第2段階は「ニュートラルな段階(ニュートラルゾーン)」:過去のステージをいったんリセットすると、方向感覚が失われて不安に襲われる。それでも、日々の感覚に意識を向けて、感性を刺激するような活動を意識的に行っていく。
第3段階は「次のステージを始める段階(再生期):あれこれと模索を続けるなかで進むべき方向が見えてくる。そこからはモードを切り替えて、その方向に向かって積極的に行動に移していく。(p.69)
「ニュートラルゾーン」:まずは方向を決めずに動いてみることが大事。(p.94)
大前研一さんの言葉に、このような言葉がある。
「人間が変わる方法は3つしかない。ひとつは時間配分を変える、2番目は住む場所を変える、3番目は付き合う人を変える、この3つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは、『決意を新たにする』ことだ。かつて決意して何か変わっただろうか。行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない」(p.129)
リアルで人と会っているときに相手から得ている情報はとても多い。五感すべてを駆使して、相手のこと、その場の雰囲気を感じ取っている。相手とシンクロナイゼーション(同期)しているという身体的感覚も、お互いに互換を使ってさまざまな情報を得ているから起きることだ。
(中略)しかも嗅覚、味覚、触覚といった身体感覚を通じて、人は日々お凝ったことを記憶と結びつけている。誰かと一緒に食事をとることは、料理の味覚やその場の雰囲気を感じる触覚とともに強く記憶に刻まれる。オンライン上で長時間打ち合わせをしても、「どんな話をしたんだっけ?「どんな人だったっけ?」と記憶があいまいになるのはその��めだ。(p.136)
気がつくと、僕のコミュニケーションの9割以上を家族と職場の人が占めるようになった。自宅、時々職場のような生活ではセレンディピティが起こる可能性は極端に低くなる。そして「知り合い」という弱いきずなが消失した。これがコロナ禍で起きたことである。
同時に、SNSはかつてのような弱いきずなをつくる力wお失いつつある。Twitterなどは一方的な発信メディアとなり、それがきっかけで新しい何かが生まれる機会は激減してしまったように見える。
「やりたいことを発信したら必要なものが入ってくる」というモデルはインターネット空間には前からあった。ただ、以前はリアルの空間とインターネット空間は別々に存在していたから、「インターネット空間ではそういうモデルはよく起こるけれど、リアルな空間ではなかなか実現しない」という印象が強かった。
しかし、今はリアルの世界においてもSNSが「社会の窓」になっているから、インターネット空間で起こっていることがリアルの空間でそのまま起こるようになっている。(pp.145-146)
トランジション後の「じぶん時間」を生きる暮らしでは、仕事のパフォーマンスを上げるための「休暇」」という「仕事一本足打法」の発想ではなく、「休暇」を仕事、趣味、家族、旅などすべてが人生の時間を形成する要素としてフラットに考えるようになる。いわゆるホールネス(全体性)という概念だ。(p.157)
軽井沢には東京のように気軽に家族同士で食べに行ける場所が少ないという特有の事情もある。「一杯行きましょうか?」と連れだって出かけるような居酒屋もあまりないし、そもそも車社会なので酒の付き合いwおしようと思えば、代行サービスを呼ばなければならない。それゆえに、家族ぐるみでお互いの家を訪ねることになるケースが多い。当然、食卓を一緒に囲むことになるので、付き合いの薄い人とも関係性を築きやすい。
食を振る舞うという行為が、「メディア」として媒介し、「人のつながり」をつくるプロセスに一役買っている。逆にいえば、料理を振る舞えるくらい腕が上達すれば、関係性を構築するための武器にもなり得る。料理をしている時間こそ豊かな稼ぎ出す時間だ、といえないだろうか。(p.201)
移住前は考えもしなかったが、移住というのは家族全員が同時にトランジションプロセスに入っていく。移住によって家族全員がハッピーな状態になるは限らないが、トランジションのプロセスでは心が不安定になるのは、むしろ当たり前だと思ったほうが気が楽かもしれない。その中で生活を続けるのは苦労もあるけれど、こうしたプロセスを経てこそ、新しい人生に出会っていくのかもしれない。(p.244)
ギリシャ時代の2種類の時間
「クロノス時間」:時計によって刻々と動いていく定量的で数えられる時間。現在を中心にして、過去から未来へと直線的に流れていく時の流れ。
「カイロス時間」:身体で感じる主観的な時間。現在という瞬間、つまり「今・ここ」
に意識を向けた時間意識。(p.256)
ロバート・レヴィン(社会心理学者)
「クロックタイム」:アメリカ、ドイツや日本に多い時間のとらえ方で、「朝8時に起床しよう」「昼食は12時」など、時計の表���にしたがって生活を組み立てていく考え方。
「イベントタイム」:南米や東南アジアにみられる時間の過ごし方で、その時々に起こる出来事に対応する形で時間を過ごす。「お腹が空いたからご飯を食べる」「目的が終わったので会議を終える」というような時間の過ごし方。(pp.259-260)
近代以降の僕らは、過ぎ去っていく時間を、不可逆な直線的なものとしてとらえている。しかし、近代以前、人々は、時間を円関して繰り返すもの、という感覚でとらえていた。社会における経済成長という考え方がなかった時代は、時間というものは日々、1年ごとに、何度も繰り返すものだった。同じカレンダーでも二十四節気や、七十二候などの季節をベースにした時間のとらえ方は、この円環的な時間に近いのではないかと思う。
昨日と今日が変わらず、繰り返していく、という持続可能な世界に生きるようになった時、僕たちの時間のとらえ方も変わっていくのではないか。(p.267)
『大人の時間はなぜ短いのか』(集英社新書)などの著書で知られる千葉大学の一川誠教授によると、体験するイベントの数が多いほど、知覚する刺激の量が多いほど、代謝が高いほど時間を長く感じやすいという。
在宅ワークだと、毎日見える景色が変わらないからイベントは少ないし、視覚・聴覚だけの情報で五感に感じる刺激も少なく、物理的に動かないので代謝も低い。だから、ただ、オンラインミーティングだけをして過ぎていく在宅ワークは、むしろ時間が早く過ぎ去ってしまうように感じられてしまうのだ。在宅ワークは、じぶん時間をつくり出すこともできる一方、過ごし方次第では時間の過ごし方を持て余すことになってしまう。今の時代にじぶん時間を有効に使うためにできることを考えてみよう。(pp.273-274)
1. スマホ・PCの通知をすべて切る
2. ゆっくり深呼吸をして、周囲の景色を見つめる
3. ボディスキャニング(自分自身の身体と対話する時間をつくる)
4. ビジョン瞑想(窓から空が見えるなら、空を見ながら何をしたいかをじっくり妄想)
5. 時計から離れる時間を決める
6. ゆっくり歩いて散歩に行く
7. 自然の変化に意識を向ける(pp.274-278)
じぶん時間を過ごすことに慣れつつある今、むしろ目的のない、ただ「旅にいく」という感覚で、空白の時間を確保して、その場、その瞬間の偶然の出会いをできるだけ楽しみたいという気持ちになったのだ。(pp.287-288)
「人間には時間を感じとるために心というものがある」(モモ)(p.289)
幸福度に影響を与える要素として、第一に「健康」、二に「人間関係」、その次に挙げられていたのは「自己決定度」だった。(中略)所得や学歴よりも強い影響を持っている項目は、「自己決定」。つまり、自分で人生の選択ができるということが、選んだ行動の動機付けと満足度を高め、さらにはそれが幸福感を高めているのであろう。(p.291)
この時代に、人間が鍛えるべき能力は何か。それは、自分の心身で感じ、自分の好きに忠実に遊び、やりたいことをイメージして、そのワクワクすることをやろうと自己決定する力ではないかと思う。ネットに答えが存在しているようなシンプルな思考はAIができてしまうからこそ、自分がやりたいことを明確化して、それをAIを活用しながら、自分なりの表現のために活用する。(p.292)
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これまでは社会全体最適の仕組みが当たり前な世界だった。しかもどんどん情報が追加されて、生き方働き方に生産性や効率性を求められ急かされてきた。(他人時間からの支配)
でもコロナによって足止めされた。そんなときに移住というチェンジ(外的変化)をきっかけにトランジション(内的変化)した著者の話。
明らかで規模の大きい経済成長よりも資源消費を抑えた持続可能な世の中に価値が置かれるのに伴って、個人が大切にしたいことも変わっていく。これから私は「じぶん時間」をどう過ごそうかなぁ。
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学びメモ
・コンサマトリー(現在をたのしむ)
今行っていることを未来の目的やゴールに対する「手段」とするのではなく「行為」そのものとして楽しむ姿勢
・「やりたいこと格差」が生まれる
やりたいことが明確にある人はどんどん自分で学び、アウトプットを発信する。一方、やりたいことがない人発信、日々何も起こらない。
・幸福度に影響を与える要素
健康、人間関係、自己決定度(自分で人生の選択ができる)
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暮らしの軸を移していく今読めてよかった。
・①何かを生み出す②自己表現する③家族や近所とつながる④自然と親しむ
まさに自分主体時間の過ごし方=「じぶん時間」といえるだろう。
・転機における3段階
第1段階:終わらせる時期。これまでなんとなく惰性で続けている生活、習慣、仕事などをしっかり終わらせる。それによって新たなものを受け入れる「余白」が生まれる。
第2段階:ニュートラルな段階。
過去のステージを一旦リセットすると、方向感覚が失われて不安に襲われる。それでも、日々の感覚に意識を向けて、感性を刺激するような活動を意識的に行っていく。
第3段階:次のステージを始める段階(再生期)
あれこれと模索を続けるなかで進むべき方向が見えてくる。そこからはモードを切り替えて、その方向に向かって積極的に行動に移していく。