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自分がホラーやグロテスクなものに惹かれる原因が分かった1冊。
怖がりなので必死で予行練習をしてるんだ。
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内容は120%面白いのだが、各恐怖症の例として上がっている内容が嫌すぎて今まで気になってなかったものまで気になっちゃいそう。なのでごめんなさい、これ以上読みません!
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「恐怖」を多角的に探求するエッセイ。恐怖は個人の感性によって異なり、一般論で語れない部分が多い。著者の甲殻類恐怖症など、独自の恐怖体験を紹介しつつ、恐怖は美的感覚や性欲と同じく、極めて個人的なものであると感じさせる。読みながら、自らの恐怖についても考えさせられた一冊だった。
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著者が「恐怖」と感じるものを、ただひたすらに列挙した本。さまざまな例、さまざまな種類を、豊富な語彙によってわかりやすく示している。ピンとこない話が多かったので、私にとっては、「で?」ばかりが浮かび、読むのが辛くなった。
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この筆者はずっと恐怖について考えているのだろう。たくさんの種類の怖いものをあげていた。
結局、恐怖は死の予感なのだと思う。
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恐怖という言葉をキーワードに何が恐怖を想起させるのかを論じようとした本。
恐怖というものの構造を精神医学的に論じてくれるのかと思いきや、どちらかというと著者のエッセイ集という感が強い。
確かに恐怖の対象は人によって違うのはそうだが、もう少し学術的に一般的に論じることも出来たのではないかと思う。
思ってたんと違う感が強ので、☆2つ。
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精神科医が恐怖について、整理分類して解説を試みた本です。〇〇恐怖症な人たちにも言及しておりまして、自らも甲殻類恐怖という著者。著者がその恐怖を語っていますが、怖い思いをして書いているわけなので気の毒に思ったりして。
アカデミックに恐怖をとらえる試みはとても興味深く、引き寄せられました。
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京極御大が帯紹介書いてたので購入。
春日さん知らなかったけど、えーめっちゃ面白いじゃん…!
筆者は精神科医であり、行ってしまえばその道のプロなんだけど、そういう人から「(恐怖とは)心理学や精神病理学では扱いきれない領域だ。(中略)むしろ文学が取り扱うべきテーマではないのか」と最初に提示されるのはスゲー面白い。
本書を”エッセイ”の枠に入れてる人がいて、まぁ間違いじゃないけど、筆者としては恐怖を”感じて”もらうためにあえてエッセイライクなスタイルにしたんじゃなかろうか。そういう主張と本としてのスタイルが一貫しており、読み物として誠実さを強く感じた。
恐怖の正体とは「①危機感、②不条理感、③精神的視野狭窄」と最初に看破し、そこから本や映画などの実例を挙げていく。筆者の知見もさることながら、引用先も中々に独特で興味をそそられるものばかりでGood…。清岡卓行の『冬至の落日』とか刺さりに刺さったので別で購入してみようかな。
あー、そういえば話題に上がらなかったけどジャンプスケアはどこに入るんだろう?あれは強制的に①と②を引き起こす手法と言ってよいのだろうか?
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面白かった。
どちらかといえば、エッセイ風味。
作者(50年代生まれの精神科の医師)の怖かった映画や小説の話が多い。
古い戦争系の映画と、2000年代の外国映画が多い。
小説は古めだけど、文だけでどう怖くなるか、がわかりやすくて面白かった。
怖いとはなにか、台所にでるあの虫や、ピエロ、高所閉所、集合体(←私もめちゃめちゃ苦手)、尖端など恐怖の望都は様々。
それがなぜ、どうして怖いのか、文にして明快に説明されるのはスッキリした。
しかしまあ、※個人の感想です、に由来する恐怖も多くて、なかなか面白いテーマだとわかった。
お化け屋敷やジェットコースターなど、なぜわざわざ恐怖を感じたいのか、などの話や、娯楽としての恐怖が本当の恐怖になる瞬間(こわすぎ)なども興味深く読んだ。
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発売当初から気になってはいて、書店で眺めたりはしていたんだけど、その後、書評で複数回取り上げられているのを見て、いよいよ入手・読了の運びに。結構ぶっちゃけたな、っていうブラックユーモアみたいな部分も含め、総じて楽しく読める。恐怖に楽しいも無いものだけど。最終章・死に纏わる章のみ、哲学的に傾き過ぎる気がしてちょっとしんどかったけど、テーマからしてある程度やむを得ないか。ガイドブックとして読むつもりはなく、ピックアップが中盤以降のものに限定されてしまったんだけど(前半にも面白そうな作品はあったはず)、以下の諸作品は気になった。
ザ・バニシング
ミスト 映画
鬱屈精神科医、怪物人間と〜
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精神科医による〈恐怖〉を巡る考察。
■第一章:恐怖の生々しさと定義について
恐怖の定義
■第二章:恐怖症の人たち
様々な恐怖症について。
■第三章:恐怖の真っ最中
恐怖に際して、アドレナリンによる過覚醒が時間の減速をもたらし……
■第四章:娯楽としての恐怖
ホラー小説・映画など、〈恐怖〉が娯楽になり得るのは何故か。
■第五章:グロテスクの宴
恐怖に近接するイメージ=グロテスクについて、
映画や文学を引き合いに。
■第六章:死と恐怖
何故、死が恐ろしいのか。
医師として生き死にの現場に立ち会ったり、
死にたい/死にたくないと訴える人の話を聞いたり、
あるいは趣味で様々な本を読んだり
映画を観たりしている著者が綴った、
恐怖とは何かを巡るエッセイ。
※後でブログにもう少し細かいことを書くかもしれません。
https://fukagawa-natsumi.hatenablog.com/
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なぜ人は「それ」に恐怖を感じるの。虫の大群や集合体、先端恐怖症、閉所恐怖症などを精神科医である著者が分析している本
甲殻類恐怖症である著者のエッセイっぽい文章にもなっており、恐怖を感じることを因数分解して細かく刻んで「恐怖の正体」を解説していく。
おおむね、ほうほうと納得する内容のなかでも恐怖症のところではなぜピンポイントでその対象(高所恐怖症で言えば高いところ)だけがダメなのかという点については
単純な因果論だけでは説明が難しく心理学や精神病理学では扱いきれない領域で文学的な面からも取り扱うべきだと言っているところが目から鱗であった
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ディテールが面白い。
ということは文章が面白いということ。
特にゴキブリに出遭ってしまったときの心理の詳述!
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内容説明
うじゃうじゃと蠢く虫の群れ、密集したブツブツの集合体、鋭い尖端、高所や閉所、人形、ピエロ、屍体―。なぜ人は「それ」に恐怖を感じるのか。人間心理の根源的な謎に、精神科医・作家として活躍する著者が迫る。恐怖に駆られると、なぜ時間が止まったように感じるのか。グロテスクな描写から目が離せなくなる理由とは。自らの死を考えるときの恐ろしさ等々、「得体の知れない何か」の正体に肉薄する。
目次
第1章 恐怖の生々しさと定義について
第2章 恐怖症の人たち
第3章 恐怖の真っ最中
第4章 娯楽としての恐怖
第5章 グロテスクの宴
第6章 死と恐怖
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んー、ちょっと期待ハズレでした。
もうすこし精神科医としての視点から『恐怖』について書かれているのかなと思って読んでみたけれど、色々なホラー、恐怖、グロテスクなものが題材の作品についてが書かれていました。
ま、作者さんが冒頭で言われていたとおり「恐怖と娯楽との関係について、読者と一緒に楽しみながら柔軟に思考を進めたい」ということなんですね。
こんな作品があるんだね、というのが私の感想。
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イーフー・トゥアン
恐怖→警戒心と不安
警戒心
→環境にふだんとちがう出来事が発生することで喚起される。
不安
→何か危険が起こりそうな予感。その危険の要因が何なのかははっきりとわからない。
三原山で過去に集団自殺が起きた。
この二つを知れたことは勉強になった。