投稿元:
レビューを見る
立て続けに似た傾向の小説を読んでいるが、どうも自分とはフィーリングが合わないようだ。
ハードボイルド小説で、刑事が犯人を追う切迫した場面もあるが、なぜか第三者的な目で見てしまい、ドキドキ感がない。
年末にかけ、この類の本をまとめ読みしたが、これで終わりにする。
投稿元:
レビューを見る
136最近は単発ものが多いね。途中までの詳細な流れに比べると最終ラストあたりが薄く感じる。このコンビもいい相棒みたいやし次作も期待です。
投稿元:
レビューを見る
大阪府警の舘野と箕面北署の刑事玉川が、広告代理店の元経営者殺害事件を追うなか、さらに被害者と面識のある男が殺害。
二人は詐欺とマルチ商法によって荒稼ぎした悪党。
警察側、犯人側の両方からストーリーが描かれていきます。
周到な準備と計画によって強盗殺人を遂行していく男と、初動捜査で手詰まりとなっている警察。
警察を攪乱しながらさらに犯行を重ねる男の目的はどこにあるのか。
警察は完全犯罪を突き崩すことができるのか。
最後の最後まで、結末が読めません。
文句なしに面白いです。
投稿元:
レビューを見る
連続して発生した強盗殺人事件、これらの事件につながりはあるのか…事件を追いかける二人の刑事の大阪弁の掛け合いが今回も面白くページを捲る手がとまらなかった。
投稿元:
レビューを見る
何かちょっと真面目さが、いつもより増してるかな。と言っても、刑事物なんだから当たり前か。
いつものシリーズものではなかったからね。
投稿元:
レビューを見る
これまで読んだ作品とは少し雰囲気が違って、クライムノベルより推理小説の色が強かった。ひょっとしたら、それは犯人が標準語だからというだけかもしれないが。ただ、関西弁を駆使した臨場感とテンポの良さは相変わらずだった。
投稿元:
レビューを見る
設定に惹かれて。刑事の名前が沢山出てくる割にそれぞれのキャラクター付けが薄いので覚えられない。が、薄ら覚えの状態でも読み進められたのでヨシッ。
犯人パートで動機があまり出てこなかったのでしっくりこなかった。
後妻業自分でパロってたのは笑った。
投稿元:
レビューを見る
警察、悪党、裏社会…広範囲に精通している黒川先生。今回も大阪らしいユーモアとリアルさに没入した。現場の緊迫した空気を一掃する玉さんとたーやんの会話。箱崎の尋常でない周到さにゾッとした。
投稿元:
レビューを見る
犯行シーンは結構残虐なのに被害者が悪党だからか、少しだけ犯人に肩入れしていた。宗教団体、過払い金など話題の問題点も盛り込まれ、圧巻の600ページ。
投稿元:
レビューを見る
図書館で借りたので、返却期限までに読み切れるかな?
と思うほどのボリュームでしたが、
結末を知りたくて時間があれば、
最優先で読み進めた。
刑事が地道な捜査で
事件の真相に迫って行く過程が
楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
悪徳な企業家や宗教家を次々と殺して行く犯人とそれを地道な調査で必死に追跡する警察。犯人と警察の行動を並行して描きながら、後半は手に汗握る展開で普段の黒川作品からは一味捻ったプロットを楽しめた。
投稿元:
レビューを見る
めちゃくちゃ面白かった。特に舘野と玉川の刑事コンビの大阪人らしい軽妙なやり取りが、凄惨な殺人事件を和らげてくれる。捜査もひとつひとつ丁寧に解かれていて、クチだけでなくしっかり仕事している感がした。
投稿元:
レビューを見る
何気なく紐解き始めると、「続き」が凄く気になってしまう。そして頁を繰る手が停められなくなる。とりあえず579頁まで在る分厚い本だが、そんなことは気にならない。初出は週刊誌連載であるというが、1年半以上にも及ぶ長期連載だったようだ。それに手を入れた単行本ということになる。本当に「停められない」という感じになり、紐解き始めた日の翌日早朝迄に読了に至ってしまった。
本作の作者である黒川博行の作品は何作も読んでいる。「関西の都市を主要な舞台に展開する事件モノ」というような内容が多い。本作も一口で言えばそういう内容ということになる。発生する凶悪事件を巡って、犯行に及ぶ側と、被疑者の確保に向けて活動する警察の捜査陣との攻防というような内容になる。
本作冒頭は、大阪府箕面市の高級住宅街の邸宅で、謎の人物が邸宅に住む男を襲撃するという場面が、その襲撃する人物の目線で描かれる。事件の翌朝に、邸宅で働く“お手伝い”の女性が住人の遺体を発見し、警察が事件を認知して捜査に着手する。現場に臨んで捜査に着手する府警捜査一課の捜査員、館野が主要視点人物として登場する。30歳代の館野は、邸宅の在る地域を管轄する箕面北署の暴犯係である50歳代の玉川とコンビを組んで事件の捜査に参画する。
以降、犯行に及んだ側の人物の目線で描かれる部分、捜査に臨む館野達の目線で描かれる部分が概ね交互に出て来る。好からぬ話しが在る、不正に蓄財しているような人物が次々に襲撃され、「強盗殺人事件」が連発する状況下、捜査陣の地道な活動で被疑者が次第に浮かび上がる。被疑者は狡猾で、簡単に正体が判らないように、非常に慎重に行動している。同時に捜査の攪乱を意図した行動まで取る。
本作の、捜査陣側の主役的な位置の館野と玉川が好い感じだ。真面目な館野に対し、飄々としているがなかなか鋭いベテランの玉川というコンビのバランスが好いのだ。この作者に特有なテンポの良い掛け合いで事件の謎に挑む感じで、関係者への“込み”と呼んでいる事情の聴き取りという場面も独特な味わいだ。そして「冷酷なプロ」という様子の被疑者、犯行が重ねられる中で「完璧さ」が少しずつ綻びて行く。
帯に「ラスト5頁まで結論が読めない」と在るが、誇張ではない。被疑者と捜査陣との攻防は息詰まるモノで、読むことが停められなくなってしまう。未だ新しい本なので、これ以上踏み込んだ話題は避けておこうと思う。非常に面白いので、強く御薦めしたい。
投稿元:
レビューを見る
とても面白い!!
今作の見所はズバリ舘野・玉川コンビ対箱崎との追いかけ合いでしょう!
舘野と玉川のコンビは派手さはなく極めて真面目な刑事達だけど大阪人らしいナチュラルなユーモアさと回転の速さを伴っているので深みのある組み合わせになっている。
刑事としても玉川は所轄のベテランならではの経験を踏まえたヨミが素晴らしく、若手の舘野も府警刑事だけど変なプライドを持たず玉川に敬意を払いつつ上手くフォローしているところに好感を持ってしまった。
対して箱崎は元エース刑事ということもあり全てにおいて抜かりがなく、我慢もできるのでなかなか尻尾を出さず、でもやる時は冷酷非情にやるところに犯罪者としての凄味を感じてしまった。
やられた奴らには同情する余地なんかは微塵もないから箱崎に対しても嫌な感じはしない。
いい加減宗教法人からは税金をじゃんじゃん徴収して欲しい!!
読み始めの初期から舘野たちと箱崎がいつ、どのようにして交わるのかというい1点にずっと注目してたけど期待に違わぬ交じり方をしてくれたので良かった(^ν^)
動機については箱崎自らの口からは聞くことはできなかったけど、作中である程度読み取ることはできるので、そこは読者それぞれが感じれば良いのかな?
大津SAの食事シーンではバスバーガーか琵琶バス丼食べて欲しかったな♪
投稿元:
レビューを見る
最近は犯罪物の刑事目線での作品が多い筆者だが、昔の犯罪者サイド目線の作品の方が好きだなぁ。。
周到な準備と計画によって過払い金マフィア、マルチの親玉、カルトの宗務総長と社会に巣食う悪党が次々と殺害される。
この凶悪な知能犯を大阪府警捜査一課の舘野と箕面北署のベテラン刑事・玉川のコンビが犯人を追うストーリー。犯人は元エリート刑事で現探偵社代表の箱崎で追ってが迫る中フィリピンへの逃亡を計るも離陸直前で。。。