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小柳ルミ子(誰も知らない?)の歌に「もう一度生まれ変わってめぐり逢いたいね」というフレーズがあったが。(更に誰も知らない)
ほんそれ。小さい頃から体の弱い者には「元気だったら〇〇できたのに」というフレーズは何度もリピートする。若旦那ほどの虚弱体質なら尚のこと。
赤ちゃんに戻って元気な体でブラッシュアップライフよろしく人生2周目したい…が、できちゃいました。
同じくらいの年の子と走る…どれほど楽しいコトだったか。ご飯もたくさん食べられる。
いろいろあって元に戻ってしまうけど、この経験は本当に大切なはず。若旦那にはそれを悔やむのではなく力にできる知恵があるから。
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「若だんなが赤ん坊に!?」の帯が気になりすぎて久しぶりにしゃばけシリーズを読んだ。動き回る若だんなが新鮮だった。相変わらず頓珍漢な妖達もかわいい。剣術の話や最後の話の少し切ない終わり方が、しゃばけシリーズらしくて改めて好きだなぁと思った。
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毎度お馴染み、しゃばけシリーズ第20弾である。暑さで倒れた一太郎。これだけならいつもの話だが、根岸の寮に一時移ろうとしていた一太郎が、赤ん坊に戻ってしまった! 長崎屋の面々は、どうしてこういう目にばかり遭うのか。
体は赤ん坊に戻っても、頭脳は元のまま。10ヵ月ほどかけて一太郎の体も元に戻っていくのだが、成長の早さを怪しまれないよう定期的に引っ越す必要が生じる。当然、息子を溺愛する藤兵衛には会わせられない。よく10ヵ月も我慢させたな。
「もういちど」。一太郎が赤ん坊に戻るきっかけにも突っ込みたいが、見た目は赤ん坊の一太郎の大冒険にはもっと突っ込みたいぞ。最後は助かるのがお約束とはいえ…。仁吉や佐助に叱られても、赤ん坊の一太郎には答えることができない。
「おににころも」。見た目は5歳ほどになった一太郎。元気に動き回れることが嬉しくて仕方ない。頭脳も働くだけに、危ない橋を渡ってしまうのか。暑さで苦境に陥った、裕福な村の事情とは。江戸の世相という面も考えさせられる1編。
「ひめわこ」。見た目は12歳ほどになった一太郎。芝居小屋通いをきっかけに、剣術に励む。体も元気で満更でもなさそうだが、何か起きるのがお約束。うーむ、この結末は…。強制終了と言うべきか。何とも苦い後味が残る。
「帰家」。タイトルからわかる通り、見た目がほぼ元に戻り、長崎屋に戻った一太郎。せっかく体調も落ち着いていたのに、どうしてまたこんな目に…。それなのに、相手を怒るのではなく丸く収めてしまうのが、一太郎という男なのだった。
「これからも」。だからさあ、何でこんな目にばかり…。一太郎でなくても寝込むだろうがっ! 実は結構な騒動なのだが、序盤で頭に入って来なくなった。
ネタばれですみませんが、結局元の病弱な一太郎に戻ってしまった。正直なところ、解説の人のような優しい気持ちにはなれなかったよ。
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<目次>
略
<内容>
江戸の町は夏も雨が降らず、みんなが龍神に祈り、お酒を献げたら、酔っ払った龍神と天の石が衝突、その衝撃で若だんなは赤ちゃんになってしまった。それから元に戻るまでの1年が描かれる。近作はネタが尽きそうだけど、いろいろ考えるね。
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“天の星の代替わり”に巻き込まれた若だんなは、なんと赤ん坊に戻ってしまった。そして、もういちど成長していった先に待っていたものとは?(e-honより)
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しゃばけ20周年の年に刊行された記念すべき20作目の短編集、と解説に書いてありましたが、なるほど、それで「もういちど」かぁ〜と思い、私が「しゃばけ」に出会ってからはそんなに立たないけど、もう20周年なんだーと、感慨深いものがありました。
今回は、若旦那も生まれたての赤ちゃんに戻って、もういちど生き直す間に起こるお話を描いています。
なんと、今作では若旦那が普通に元気な子になって、今までできなかったお友達と走ったり、剣術を習ったり、楽しい日々を過ごします。
普通にこの歳まで元気な私には想像でしかないけど、ずっと病弱な若旦那が元気になる、それは何物にも代え難い貴重な嬉しい体験だったと思います。
結局元に戻ってしまうけど、10ヶ月の体験は若旦那にとっても、妖たちにとっても、とても良い思い出になったと思うし、
最後にいろんな想いが交錯して涙が止まらなくなるけど、そこからまた自分の人生を若旦那ならちゃんと生きていけるだろうと思います。
この先もまだまだ寝込みつつ(笑)いろんな体験を重ねていってくださいね。
また次作を楽しみにしています(^^)