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ブクログの諸先輩方が既にレビューに書かれている通り、オリジナルとは全く異なる小説になっていました。映画は観ていないのですが山田洋次監督の人間、そして家族を温かく見守る雰囲気が、原田さんの筆致によって上手く醸し出されている様に感じました。
映画でこの「キネマの神様」を観るときっとじんわりと涙腺が緩んでくる作品になるのだろうと思います。映画は見ていないのだけれど、この原作とは全く異なる新解釈「キネマの神様」も良かった。
ちょうど今、日経新聞の「私の履歴書」で倍賞千恵子さんがその生き様を連載されています。倍賞さんの履歴書を読んだ後でこの作品を読むと戦後の映画文化、特に大船を起点とした映画製作の背景が目にみえるようです。その当時の映画文化が身に沁みますね。
大船へは行ったことも見たこともないのだけれど、映画を作る側の人たちの熱意と観る側の感動。新解釈「キネマの神様」を読むとそれが伝わったきました。残念ながら今では「シネコン」でしか映画を観ることはありませんが。
あくまでも個人的には原作の「キネマの神様」の方が小説として心に染み入るのは事実だと思うのだけれど、確かにこの原作を映像化するのは難しいでしょう。
その意味では、映像化された後の新解釈も面白い試みだったと思います。原作→脚本→映像→そして新解釈。原田さんの様々な試みに感動してしまいます。
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もともと原作を読んでいたので、どうしてもはじめは原作のテイストを探しててしまっていたけど、こちらは全く別の物語。
実際にこんな父親苦労するだろうなぁと思いつつ、憎めないキャラクターがずるい。お母さんがとても素敵。
原田マハさんの登場人物が語る言葉たちには、ハッとしていつも心を掴まれます。
映画も観てみたくなりました。
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映画館の赤いシートに、
目を閉じてほほ笑むひと。
「キネマの神様だ!」と書店で見つけた時は、
迷わず手に取りました。苦笑
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一晩で読んでしまった。
魔術にかかったみたいだ。
脱帽するしかない。
壊れかけた小さな家族を繋ぎとめたのは、映画だった。
ものを創り出す人々の熱い想いに心打たれるヒューマンドラマ。
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映画を原作者自らノベライズにしたんですね。
すっかり久しぶりの再会で、
断片的にしか覚えていない「キネマの神様」。
内容というよりは、
照明が落ちてスクリーンに広がる世界、
エンドロールが終わり、少しずつ照明が灯る。
余韻と共に、映画館という世界に戻ってくる。
本を読んでいるだけなのに、
広がる体験が一番思い出に残っています。
そのキネマの神様との再会。
ゴウちゃんは相変わらず自分勝手なのに憎めない。
私が歩だったら、同じぐらいブチ切れると思います。笑
家族だから真剣ですよね。
だけどいつだって映画があって。
家族も映画も大好きで。
相手を思って信じること。
ろくでなしのゴウちゃんが言う、
「人生でわからないことがあったら、映画を観ろ。
答えはせんぶ、映画の中にある。」
私にとっては本であり読書ですが、
ここまで言い切るゴウちゃんになぜか救われた気持ちになります。
あったかい気持ちになれる、
マハさんの作品は本当に大好きです。
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原作の小説も映画「キネマの神様」も見たことがなく、いきなりこちらの作品を読みました。
山田洋次監督の「一晩で読んでしまった。」という帯のコメント通り、私も一晩で読んでしまいました。
映画で繋がる家族の絆が素敵なお話でした。
結末で映画の幸せに包まれる様に、嬉しい気持ちになり、感動しました。
やっぱり原作も気になるので、小説を読んでみたいし、映画も見てみたいと思います。
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原作が好きで手に取ってみたが、肝心の場面がなく、原作の方が好きだな。
ただ、受賞スピーチの場面は感動して涙が出た。
家族の愛の物語。
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「キネマの神様」を読んだのはもう14年前
忘れていたが、これが友人から送られてきた
映画を観ていないので繋がりが分からないけれど
本として楽しんだ
原田マハさんと山田洋二監次監督
ほうほう
いいなあ
こんなことができるんですね
壊れかけた家族の再生
ハッピーエンドがやはり好き
映画館へ行きたいなあ
≪ 帰り道 ちょっと大きく 映画観て ≫
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ヒューマンドラマ「キネマの神様」は山田洋次監督の手で原作小説に大幅に手を加えられ、コロナ禍下で製作された渾身の名作。原作者・原田マハが、映画「キネマの神様」に感銘を受けて自らノベライズ!
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私は原作派でした。しかし映像やシナリオからここまで別のお話に持ってこられる筆者の巧みな言葉遣いと描写力に感動。結局映画みたくなりました。
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なんで原田マハさんはこんなに綺麗な文章がかけるのだろう。
原作もよかったけどこちらもよかった。
映画も見てみようかな。
心があったまりました。