紙の本
合わなかった。
2016/09/29 23:57
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投稿者:DnDn - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いとは思う。読み終わるまでは登場人物に好感を持っていた。
だけど、あまりに綺麗なラストに「えぇー……」と声が出てしまった。
別に不幸を望んだわけではないが、いくら何でもそれとこれとは別だろうっていうのが本音です。
紙の本
早い段階で物語の終わりが見えてしまった
2015/06/07 23:50
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投稿者:北嶺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊坂幸太郎の本は何冊も読んでいて好きな作家なのですが、この作品は私の中では今ひとつでした。伊坂幸太郎はとても伏線がうまいのですが、無駄が少なく、文章中の表現やセリフ、登場人物などが伏線だと気が付いてしまうと、作者がこの作品をどう終わらせたいのかが途端に分かってしまいます。私のように作者に出し抜かれたいと思う読者にとって、1/3あたりでほぼ、半分を過ぎるころには完全に終わりが見えてしまった本作は期待はずれでした。それでも、十分に面白い作品だと思います。
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『春が二階から落ちてきた』兄は泉水、弟は春、優しい父、美しい母。弟:春の出生における辛い過去と、連続放火事件。謎のグラフィティアート。遺伝子。謎解きに乗り出した兄:泉水が直面する圧倒的な真実とは――。個人的に、兄弟の名前が、英訳するとどちらも「スプリング」になる、というくだりが印象に残っている。血が繋がっていなくても、科学的でなくても、理屈になっていなくても、そんなことは関係ないんだと、訴えかけてくる。今まで読んだ伊坂作品と違った印象を受けたけど、面白かった。泣ける。『賞賛に値する』****余談だけれど、伊坂さんの作品には女心をくすぐるような、魅力的な男性が沢山出てきますね。そこも、個人的に、好き
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これ、中々、趣向が凝らしてあって、オーデュボンの祈りのカカシの話が出てきたり、泥棒の黒澤さんが出てきたりします。
彼の頭の中ではもう色んなことが出来上がってて、あとは放出するのみなのかなぁ・・・
物語は中々重たいテーマなんだけど、文中にも『悲しいことはなるべく明るく伝える』みたいな件があるんだけど、そんな感じに書き進められています。
父親違いの兄弟が放火と落書きの共通性を見つけて犯人探しをするんだけど、その実は・・・ってね・・
子供ってのは親を選んで生まれて来れないわけで、生まれた子にはなんの罪もないのに、自分の出生に罪深さやコンプレックスを持たせちゃうのはフェアじゃないよね。
良いにつけ悪いにつけ『そういうところ親にそっくり』って会話の端々に出てきちゃうものね。
正直、色んなベスト10に軒並み入っているんだけど、わたし的には正直、あまり好きな作品じゃなかったかもしれないです。
さぁ・・あと一冊で彼の作品、完読です。
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文庫化に際して再読。この作品はどうしても一文一文に重みを感じてしまって、読むのに時間をかけてしまいます。何気に伏張りめぐらされた伏線も、結末を知っていて読むと、また深い意味を感じます……。読後のもやもや感は同じなのですが、初めて読んだときよりも好きになったような気がします。(2006.07)
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文庫化だ。ワーイ。しっかし世の中の作家は文庫化にあたって加筆、修正ってどれくらい行っているものなんでしょ??今回も比べるように再読。イヤイヤ印象が結構変わるもんですね。このために一章書き足したとあって、なんか別物感覚。もっと暗く、深い。春がスーパーマンじゃなくて人間に近い印象になりました。
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伊坂作品はこれで3冊目。どれも良かったけど、自分の中でこれが一番ではないかと思う。軽快なスートーリー展開、徐々に絡まった糸が解かれていき、最後の爽快感の伴うエンディング。まさに魔術とでも言うべき絶妙のバランスがそこにはある。この作品もそのようなバランスの例外に漏れず、とても素晴らしく出来上がっている。重い過去の事件、兄弟の絆、父の存在、そして新たな事件。いろいろなものが混ざり合い、そして最後に一つのハーモニーを生み出している。自分は特に最後の十数ページがとてもよかった。
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英会話仲間の大学生が一番好きな本って言ってた。伊坂さんらしく理屈っぽいことがごにゃごにゃと書かれていて、過去と現在を行ったり来たり。家族の絆というか過去の傷というか、ちょっと怖い感じだけど、結局はほっとする。これも、引き込まれて読みましたよ。
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黒澤はかなり重要なだしかたしてるけど、もうひとりがカカシの話するあたりなんて、いきなりコレ読んだら楽しめないんじゃないかなぁ、あそこいらないんじゃないかなぁと心配してしまう。
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文庫になって手に入れやすくなりました(笑)
ともすると殺伐とする話なのに、そこに家族の絆が見えて、すごく暖かい。
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家族とは、血の繋がりとはということを考えていく時にぶつかった矛盾。それをラストの父の台詞できれいに納得させられ、思わず涙。放火と壁の落書きの謎解きも面白いです。途中でオーデュボンの主人公が出てくるのですが、かなり唐突で、無くてもいいのでは?という気も(^_^;)
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読んでいる最中ずっと嫌な気持ちでした。早く終われば良いと思いながら読みました。しかし最後に全て救済されます。その為だけの気持ち悪さだったなら見事の一言。今は当分読み返したいとは思えません。本作は読者が「家族」についてどういう認識を持っているかによって、感想が変わってくる作品だと思います。そしてこれはミステリーではなく文学作品でした。
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文庫化にあたり再読。こんなに遺伝子遺伝子した話だったか!とびっくり。「何だよ、遺伝子、関係ねえじゃんか!」は名言だと思う。
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2007/1/4再読。
最初に読んでから、オーデゥボンやラッシュライフを読んでいたので、 今回はそっちの登場人物が出てきたりして更に面白かった。 やっぱり上手。==
2006/7
会社の後輩に「伊坂幸太郎おもしろいですよ」と言われて初めて読みました。 最初の1文「春が二階から落ちてきた」でいきなり引き付けられた。 ほかのも読んでみます
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「血の繋がりだけじゃ家族といえないよね」と納得させられた一冊。主人公たちの家族は周囲からみたら「なんて不幸な身の上の家族」なんでしょうね。でも、そんな風に感じられない温かな家庭で羨ましく感じました。特に、父親がカッコいい!最後には感動でホロリとしました。
謎解きが遺伝子云々でそのテン難しく残念に思えた作品です。