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子供向け?レーベルだからか優しめに書いてあり、とても読みやすい。BUZZMAFFの白石さんが好きだからひたすら彼のナレーションで脳内再生されました笑
A5ランクだから美味しい肉というわけではない!というのが目から鱗でした。制度の仕組みがわかれば納得。そういう意味だったんですねー。完全にイメージですりこまれてました。
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バズマフの動画で白石さんが宣伝されていたので、図書館で見つけた瞬間「白石さんwww」ってニヤニヤが止まりませんでした。ってくらいバズマフたくさんチェックしてます!
夏休み企画「マフ塾」のドリルを全部やったので実質これは「マフ塾」なのでは?と思いながら読んでました。そのくらい現在の農業のことがわかる1冊です!難しそうと思いきや、白石さんの分かりやすい説明やとっつきやすさがあるので、いろんな人たちにすすめたいし、そのまま動画を紹介したいくらい。
余談、最後の著者紹介にプリキュアのことが言及されてて思わず声に出して笑いました。
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14歳向けの本ということで、わかりやすく噛み砕いた言葉で最近の農業について説明されており、分かりやすかった。スマート農業や6次産業などと絡めて、「ザ農家」のイメージをうまく払拭してくれる。子供達がこれをきっかけに少しでも日本の食、農業に今日をもってくれたらいいなと農業に関わる仕事をしている者として思う。お花いっぱいプロジェクトの頃からBUZZMAFFを見ていて、純粋に白石さんの飛躍ぶりがすごい。
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○農業と名付けられている仕事の奥深さと楽しさと多様さを知れた
○食料自給率!!!
自分に出来ること
○これからの農家の仕事の可能性
○BUZZMUFFはのぞいてみよう~
◎はじめに
著者は農水省公式チャンネル「BUZZ MUFF」の運営管理、動画作成を担当している
日本の農業がどんなに特徴のある産業か、農家がどれだけ価値ある重要な仕事かを感じてもらえたら嬉しい。
1:日本の農業ってこんなにすごい_日本の農業の特徴と魅力
・「東のそば、西のうどん」
農業の地域特性
・農業は「地域特性」に左右される産業
地形、天候
・昨日の晩ご飯の材料、どこから来たか、知っていますか?
ワーク1:食べ物はどこから来ている?
…メニュー、食材、産地
ワーク2:何を基準に選んでいる?
…値段、産地・生産者、鮮度と見た目、旬、賞味期限
・全国各地の農業の地域特性
九州…日本一の畜産供給基地、多様性の高い農業
四国…冬暖かく促成栽培が盛ん、野菜・果物
関東…大消費地に近く、葉物野菜が得意。花卉も。都市近郊農業
東北…果物農家、畜産農家。交通事情が変わり、米作をやめる農家が増えた
北海道…大規模農業。農業産出額日本一。
・日本の農畜産物の秘密は「品種改良」
スーパーにならぶきれいな野菜や果物
←当たり前ではない
・品種改良のたまもの「コシヒカリ」「博多あまおう」「和牛」
世界のイチゴの品種の半分以上が日本の品種
A5ランク=美味しいお肉とは限らない
…卸売業者さんの判断基準のためのもの
他のランクのものも美味しい
・農業技術のレベルの高さ
農薬は適切に使えば、美味しさと安全性を両立出来る
・農業は「命」を扱う産業。生産調整が難しい
日本の食料自給率…37%
・「推しの農家さん」を見つけると、食がもっと楽しくなる!
食への無関心な態度は、自分に返ってくる
地元の推しの農家さんは地産地消につながる
コラム1:「日本の食材豆知識」米・野菜編
・米=太るはウソ
・ミネラルウォーターで炊いても意味がない?
←研ぐときに軟水を使う
・イチゴは果物じゃなかった?
・栗って、実は種
2:その農業のイメージ、古いかも!?_変わりゆく農業と農家さんの仕事
・手で田植えしている農家さんはほとんどいない
大規模化、機械化が進んでいる
…集落営農組織、農地集積
・「スマート農業」
ICT を取り入れる
…無人で農作業を進めるトラクターの
…ドローンでの農薬散布
…アシストスーツ
…ベテラン農家さんの匠の技を機械が学習
…牛の飼育管理
…ハウス内の温度湿度の管理調整
・農業の新しい働き方
「半農半X 」農業+別の仕事を同時に行う
自分で一から農業をはじめる人の増加
…49歳以下の新規就農者に対する補助
「農業次世代人材投資資金」
地域のサポート
・農家は「作る」だけでなく「売る」までが仕事に
若手農家の意識の変容
情報発信に積極的
…ネット通販やSNS
…農Tuber、農系ポッドキャスト
・日本のスゴい農家さん 勝手に5選
●「東京ドーム12個分をひとりで作業!スマート農業で農家のイメージを変える」
株式会社倉田農業(北海道岩見沢市)倉田真二さん
●「糖度12%以上!甘さを極めたみかん作りを追求する」株式会社早和果樹園(和歌山県有田市)秋竹俊信さん
●「阿蘇の風景を未来に残したい!伝統野菜の種で作ったマスタードが大人気に」阿蘇さとう農園(熊本県阿蘇市)佐藤智香さん
●「ポテチ用のじゃがいもを栽培!食材そのものをおいしくできるのは農家だけ」雄馬別農場(北海道河西郡芽室町)土屋貴宏さん
●「酪農は乳しぼりだけじゃない!酪農体験にいつでもおいで」Happy Land安達牧場(北海道標津郡標津町)安達永すけさん
・知っていますか?農水省が管轄するユニークな動植物
人間がいなきゃ生きていけない:カイコ
飛ばないテントウムシ
畳の材料:いぐさ(工芸作物)
野菜や果物の受粉を助けるハチ
コラム2:日本の食材豆知識 野菜編
・土の上に実がなる野菜はどんなに重くても水に浮く
・ピーマンの種・ワタはとる必要がなかった
・キュウリはあく抜きするともっと美味しくなる
・さつまいもは「ホクホク」か「ねっとり」で品種を選ぼう
3:日本で食べるものは日本で作ろう!_日本の農業が抱える課題
課題①
食料自給率…食料ご輸入しづらくなったら?
・カロリーベース
命や健康を維持するためのエネルギーのうち
どれだけを自国でまかなえているか
←2020年度は37%
コメは97%、大豆は6%
肉魚は高めですが、飼料は外国からなので低くなる
野菜は高め、果物は低い
・なぜ低いのか
第二次世界大戦後の食生活の変化
←米の消費量が減り、畜産物や油脂類の消費量が大幅に増えた
国土が狭く山が多いので、農地に出来る土地が限られている
雨が多く天気が安定していないので、品質・生産量が一定ではない
小麦粉はほぼ外国産
外食形態の増加
加工食品の多様化
※豊かな食生活は輸入の食料や飼料に支えられている
・食料自給率をあげないとどうなるか
世界的な自然災害が起こったとき、戦争や外交的な理由、世界の人口増加などで、日本への輸出にまわせなくなったら?
※僕たちにできるのは「国産食材」を食べること
→環境保護にもつながる
フードマイレージ
課題②食品ロス…もったいないだけでなく、環境にも悪影響
・2018年600万トンの食品ロス
家庭からの食品ロスの量が多い
←「てまえどり」「フードバンク」「持ち帰り」
課題③人手不足と耕作放棄…このままだと日本の農業が危うい!
・農業人口の減少
農業従事者の平均年齢67.8歳
・交差点地の増加で好きなものを食べられなくなる!?
農地の手入れを定期的に行わないと農業に適した土壌でなくなる
長い年月がたつと、農地に戻すことが難しくなる
・新規就農の応援&農地貸し出しが進んでいる
「農地バンク」
「農地集積」
「人,農地プラン」
・みんなが食や農業に関心を持つだけで日本の農業は変わる
「道の駅」
「地産地消」
「農村の散策」
「農泊」
コラム3 日本の食材の豆知識 お肉・乳製品編
・「三元豚」はブランドじゃない
・「細切れ肉」と「切り落とし」って何が違う?
・「ウインナー」と「フランクフルト」の違いは皮!
・ヨーグルト表面の「水」は捨てたらもったいない!
4:国民の食と命を支えています!_農林水産省
・農業や食まわりの法律や仕組みを作り、実行する仕事…二万人
「命を支える農業や食、それらに関わる職業や環境を守り、未来の子どもたちのために残していく仕事」
・国家公務員の仕事はさまざま
※きのこ係長がいる
農水省の仕事は人とのコミュニケーションが好きな人に向いています
農家さんと農水省をつなぐ
営業のように1軒1軒訪ねる
←困っている農家さんに支援が届くように
広報室での仕事
←国家公務員YouTuber
日本の農業の可能性を発信
コラム4 日本の食材の豆知識 果物編
・ももの簡単なむき方は?
・りんごは常温保存?冷蔵保存?
・北海道産マンゴーがある!?
・鏡餅にのっているのはみかんじゃない!?
コラム5 日本の食材豆知識 レシピ!
・じゃがいものチーズガレット
・ペ●パーランチ風焼きめし
・パンナコッタ
◎おわりに
たくさんの仕事を知って、自分が一番活躍出来る仕事を探してくださいね
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農林水産省の官僚YouTuber白石さんの農業への想いが詰まった一冊です。
2023年の青少年読書感想文全国コンクールの高等学校の部課題図書に選ばれました!
この本がいったいどのくらい売れてるの?という動画も出てますよ。その時は24000部活だったそうですが、課題図書にも選ばれましたし、私が買った本屋では、1週間後には売り切れてました。
「食って何だろう?」→「栄養をとるためのもの」と思っている人は是非読んでみてください。。食に対するイメージが広がります。
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農水省公式YouTube「BUZZ MAFF」が前農水大臣の発案というのは驚きでもあり、こういうトップダウンがあったればこそ広報担当者が自由に活動できる素地でもあるのだ。国家公務員が中高生のために本書を執筆したということに意義がある。中でも「農薬は悪、有機野菜は善という考えへの反駁」は、著者の祖父母が農家で、農作業を手伝った実体験から裏付けられた言葉だった。「3Kのイメージは過去のもの」で引き合いに出されたスマート農業は作付け~収穫~出荷という一連の農作業の一部でしかない。このあたりは説明が不足している。
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農林水産省のYouTubeを運営している方の書いた本。中高生向けで、課題図書にもなっているということですごく読みやすい。
スマート農業や、製品開発にまで携わる農家さんなど、農業についてもっと知りたくなるような、入り口となるような本だった。
農水省ってイメージなんかすごくお堅そうだけど、意外と新しいことに挑戦している組織なんだな
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農林水産省公式Youtube「BUZZMAFF」運営の白石さん(現役若手農水省職員)が教える日本の農業の魅力と農林水産省のお仕事の話。動画と同様に白石さんの魅力的なお人柄がにじみ出ているというのもあるが、日々の食についてや、農業と街づくり、儲かる農業といった課題についても理解が深まる一冊。高校生(今夏の読書感想文指定図書になっている)や行政職志望の大学生だけでなく、全年代にお勧めしたい。
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農水省の職員として、YouTube「BUZZ MAFF」で日本の農林水産業を世界に発信されている白石優生さんの著書。
お若いのだろうとは思っていたが、こんなにお若いとは。まだ、若干26歳くらい。農水省で4年目くらい。
教員志望だったこともある白石さんは人とのコミュニケーションが大好きで、お祖父さんがされていた農業にも興味を持ち、学生の時の研究で日本全国の農林水産業に携わる人達の話を聞いて回って研究され、今は「日本の食」への愛を持って、多くの人達にその魅力を伝えておられる。
この本を読むと、日本は「狭く、湿度が高い」など決して農業的に条件が良くはない中で、病気や虫や雨に強い品種を作り出すなど、不断の努力によって世界的に超優秀なレベルの農作物を作れるに至ったことが分かる。
また、「キツイ、ツラい」と思われ、後継者が危機的な数になっている中で、最新のロボットトラクターを導入して、何人分もの仕事を一人で短時間で出来る工夫をしたり、自らの仕事をSNSで発信することで、独自の販路を開拓し、農作物で終わらせず商品開発までされている前向きな若い農業従事者の方々も何人もいらっしゃることを知った。
農業は人間の命を守るために絶対に必要な仕事。なのに、やりたい人が少ない。私もそうだったし、家庭菜園すらやったことがない。そんな中で、自然や体力的なキツさや収入の不安定さと闘い、日本の食を守って来られている農業従事者の方々には頭が上がらない。
一番刺さったのは、「農薬=悪と思われているが、“適切“に農薬を使って、おいしさと安全性を両立させることが出来る」という部分だった。
考えてみれば、全く農薬を使わないと今のように手頃な値段で、丁度良い量の食品がいつもスーパーに並ぶということは期待出来ないはずだ。それに、私は農薬には確かに良いイメージを持っていないくせに、家庭菜園で作られた無農薬のキャベツから青虫が出てきたら飛び上がってしまう。こんな勝手なあくまでも自分では何もしたくない人間に「無農薬野菜」だの「有機野菜」だの語る資格はないと思った。
「文句を言う前に動き、「ダメだ」と思う前に考える」そういう健全な人達によって日本の農業は維持されてきたのだと思った。だから、せめてこれ以上日本の食料自給率が下がらないよう協力しよう。まずは「手前取り」から始めよう。
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BUZZ MAFFの動画を見るようになったきっかけが著者の白石さんの存在でした。
農業について分かりやすい動画を提供してくれていることもあり、ぜひ本も…と思い手に取りました。
高校生の課題図書になっていることもあり、普段本をあまり読まない私でも飽きずに読み進めることができ、内容も分かりやすくまとめられていました。
日本の農業のこと、農林水産省の仕事のことなど関心のあることを知れました。私たちが個人レベルでできることは何かと考える機会にもなりました。
読み仮名もついているので、小学校高学年くらいからおすすめできそうです。小5社会で食料生産について学ぶのでぴったりだと思います。
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農水省広報室の職員である著者が、日本の農業の現状を説明し、進んだ取り組みをしている農家さんを紹介したり、食糧自給率の低さを改善するために、ご飯を一口多く食べようなど一般の人が手軽にできることなどを紹介したりしている本。
全体に農業への愛が感じられ、農業は楽しそう、やってみたいと思わされる。そして、最後にはしっかり農水省の仕事も紹介し、リクルートの一環にもなっている。
「BUZZ MAFF」というYouTubeを、農水省として、地方局の人も含めて運営しているなど、省庁なのに柔軟で風通しのよさそうなところが魅力的だと感じた。
野菜の美味しい食べ方などの豆知識も参考になった。また、牛肉のA5などという格付けは、美味しさを表したものではなく、ABCは1頭の牛から取れる肉の歩留まりを示したもの、数字は肉質を5段階で評価したものとのこと。知らなかった~。
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農水省のYouTubeで白石さんのトーク力に惹かれ、本も読んでみました。本のタイトル通り、日本の農業の魅力が分かりやすく解説されています。学生さんにオススメです。
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Macomi55さんのレビューで白石さんの著書を知ってお取り寄せ。農水省公式チャンネルYouTube「BUZZ MAFFばすまふ」の「耕せ九州です!」のキャッチフレーズを聞くのがいつも楽しみです。現在登録者数17万!
https://www.youtube.com/@BUZZMAFF
日本の狭い国土でいかに効率よくおいしいものをつくるか、品種改良を重ねたという農家さんの、「知恵と努力の結晶」である農作物の魅力を紹介。
うどん文化の根づいている香川県を例にとると、雨が少なく温暖な気候で小麦の生産に向いていること、海岸の砂浜が長く遠浅で塩の干満の差が大きく広大な塩田で塩作りをしていた塩の生産にも向いていた(1955年頃は全国の1/3の生産量だったが、塩田廃止され広大な塩田はなくなる)とのことでうどん県になったらしい。
国産食材をどう応援するのか、食料自給率1%相当の食材消費という具体策、収穫や重労働を助ける機械化、ポテチの産地の記載、蚕の誕生、飛ばないテントウムシの活躍、小間切れ肉(様々な部位のきれはし)と切り落とし肉(特定の部位のスライス時に出る切れ端)との違いなどの豆知識がコラム欄に紹介、農水省のお仕事の魅力など、白石さんの人となり日本の農業愛を感じながら楽しく読み進めた。
てまえ取り、地産地消、産地を確認して国産をできるだけ購入するなど、自分のできることから続けていこう。
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農業に対する筆者の愛情が伝わる。読みやすい文体なので中学生であれば多くの子どもが読み進められる。読書に抵抗がなければ小学校高学年でも読める。
日本の農業に良い印象を持ってもらおうという意思が先に立っているので、若干不用意と感じる表現も混じるが、筆者の年齢を考慮すると許容範囲。