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呪術はリアルに使えます。本格的なものはともかく、一般人が個人で行う呪術は、そんなに難度は高くありません。本書が実用書になるか、ただの蘊蓄本で終わるかは使う側――皆さん次第です。
2021年から2022年にかけて、NHK文化センターにてオンライン配信された呪術入門講座を書籍化。
呪術のいろは、基本を教え、呪術が非日常や創作ばかりでなく、いかに我々の日常に身近な存在かを解説し、手軽に行える呪術の紹介まで――。
本当に呪術やオカルト全般に対して初心者に向けた入門書なので、ある程度事前知識がある人には物足りないかもしれない。 ――しかし。
きっかけさえあれば自身が体験したり見聞きしたりした話を挿入してくるので油断できない。怪談好きや加門さんのファンなら、内容から購入しないことを決めるのは早計だろう。
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まじないや呪術に惹かれる人は多いだろう。なんだか不思議で気になる、試したくなる。そんな人にこの本はおすすめ。エッセイのような構成で様々な知恵を提供してくれる。どうにもならない時、疲れた時、誰かを恨むとき、呪いたい時… 何かに頼るのは今も昔も変わらない。文章は軽めのためより発展した内容を求める方にはやや物足りないかもしれません。
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タイトルから連想される禍々しさは全くなく、呪術、式神、言霊、お札など様々な角度から分かりやすく書かれています。相手を呪うとか、そういう負の呪術はやはりそれ相応の対価を求められるし帳尻を合わせられる、霊能者や占い師の結末もなるほどなと思いました。最後に折り方も載っていた清め包みが難しい。自分の読解力がないだけかもしれないけど、あの図で折れた人はすごい。