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螺旋階段を登るような平面的には行きつ戻りつしつつ少しずつ上昇する構造は、読み手にそこそこの忍耐力と読解力を求める。
多重構造的な内容を解説する難しさを痛感する一冊だけど、終わって全体を俯瞰すると、とてもよく纏まってて自分みたいな門外漢にはただただ面白い
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YouTuberとで自身も音楽活動をしているみのによる、邦楽通史。
縄文時代から丹念に邦楽史を書いているのは素直に素晴らしいと思う。
反面、自分が知ってる現代の邦楽において欠かせないバンド(YMOやBOφWYなど)が名前しか出てこないのは物足りなさを感じた。
色んなアーティスト(これも90年代以降の表現だけど)が並列で出てくるのは良いけど、圧倒的に影響力を与えたミュージシャンはもっと大きく取り上げても良いのではないか?
本人も言ってるように、これがたたき台になって今後邦楽史がさらに整備されることを願う。
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音楽に全く詳しくない人間だから興味深く読んだ。
サザンが日本ロック史のパイオニアだったとは。ロックという認識も無かった。邦ロックバンドの一期生的なところにBUMPがいるのも「へ〜」となった。意外に最近の話なんだね。最近の音楽史をもっと知りたかった。平成以降の音楽史は駆け足ぎみな感じがした。
昭和の偶像的な歌手→平成のアーティスト化(部分的な自作自演)→ado等の歌い手が流行っているのは興味深いな〜と思った。