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ますます充実のシリーズ。著者の前作アパレル興亡も面白かったけど、本シリーズはライトな感じが良いです。評伝や実話ものより、トップレフト以来のファンとしては、著者の純粋なフィクションが読みたいです。
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ありそうな話。現実の企業や個人の名前も出てくるので実話ではないかと思わせる。
空売り専門の人たちは実際にいるのでしょう。病院やら、シロアリ業者やら絵画のオークションやら、題材がユニークで面白い。ぜひシリーズ化して欲しい。
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先の展開が気になりすぎてかなりドキドキしながら読了。
目次から3部構成であることがわかるが、このシンプルさはカラ売り企業と対戦させられることになる企業や業界となっている。それぞれの面白さは以下だった。
病院 ★★★★★
シロアリ ★★★★☆
絵画 ★★☆☆☆
評価はしたものの、この3部で扱う業界が違いすぎる。この著者はなぜここまで詳しいのだろうか。
それぞれの違法性、グレーな内容があり、売り推奨として出したカラ売り屋に対し、不正を誤魔化そうとする、不正を隠蔽しようとする、不正を認めない方法は多種多様だった。
この本の面白いところは、業界や規模を考えないと実社会で十分に起き得る内容だなと感じた点。空売りという投資に関した物語であるが、特に1章は医療制度のあり方を世間に訴えているのかもしれない。
本書のカラ売り屋を、ブラック企業に制裁を加える正義のヒーローか、企業が落ちるのを悦ぶ変態かで味方も変わる。1つ言えるのは、普段の投資ではお目にかかることはないカラ売り屋の行動や心理を少しばかり垣間見ることができる。
この著者の本は初めて読むが、人を引き込む臨場感を伝えるのがうまいなと感じた。
※本書の内容は以下連載をまとめたもの。
『日刊ゲンダイ』『小説 野性時代』
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黒木さんの小説の中では軽快に読めるものだった。いい意味で難しい説明がない。とはいえ、カラ売りなんて自分とは遠い世界の話。自分が公認会計士だけに、文中の「アメリカだったら、無能な公認会計士は、とっくの昔に全員逮捕でブタ箱入りだぜ。」セリフには、どきっとさせられた。
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このシリーズ大好き。
カラ売り専業ファンドなんて悪者でしかないとつい思ってしまう、信用取引も怖くて順張りしかしない弱小者ですが、株券が紙屑になってしまう様は勧善懲悪ものを見るようで、つい痛快に思ってしまうのですが、自分のポジションがないからできるわけで、気楽に楽しめるのはありがたいことです。
実名や事実が出てくる場面もあり、そこはリアルで、ブレグジットが決まったあの日、ザラ場中株価ボードの点滅をなすすべなく見ていたことなど思い出したり、4年前のトランプ当選の日とか、あの会社のあの時の相場も小説にしてほしいなといろいろ思い浮かび…ネタは株式市場にたくさんあるはず。
次が楽しみです。
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25年前の懐かしい医療法人事件も。フィクションと言いながら、あちこち実名出てドキリ。優れた都内観光ガイドにもなっている。
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株のカラ売り屋を主人校にした経済小説。悪い奴らを標的にして稼いでいる限り問題はないと思うが、そもそもそんな輩がいることが許せない!
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それぞれのテーマが当時の時代背景を反映していて、また黒木さんの本は実名も度々出てくるのでリアル感があって面白いです。不正の暴き方も、なるほどな、と思い、勉強になります。
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一話目はハラハラしながら楽しく読めた。連続で読んだからなのか、株価を下げたけど逆襲にあって暴騰し、最後は再逆転で破綻。という流れが一辺倒でやや残念だった。経済用語の解説は有難い。
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相変わらず黒木氏の著作は面白い。しかし各シリーズもっと中身を厚くしてそれぞれで一冊のハードカバーにして欲しかった。どれももっと面白くなりそうだったので少し残念。
貸株の舞台裏もそうだし、貸株停止やら不正会計のスケープゴートにされた会計士やら絵画オークションのシュレッダーやら、現実世界と上手くクロスさせる腕前は読んでいてニヤッとさせられる。
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シロアリ屋
東京シロアリと長年付き合いのあった会計士が最終的にはめられ有罪になるとは、なんともやるせ無い感じがした。
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実際の事件を参考にした経済小説。
三部構成で、1話目はY病院参考?2話目はI商事?3話目は猫ちゃん?を彷彿とさせる。
空売り屋なんて株価操作を行って個人投資家から搾取する巨悪なファンドだと思っていたがこんなやり方もあるんだという事を知った。
とくに病院の闇についてはこんなんで良いのか健康保険制度?!と考えさせられる。
沢山払ってるのに無駄な診療にほとんど使われていて経済潤すだけではなく堕落させ人間の身体も蝕んでいるんじゃなかろうかと。
猫ちゃんの時に逮捕された会計士の先生がだしているフロードシューターたるツールを使えば財務会計リスクが、システム上で分かるらしい。使えば株価の参考になるかと思ったけど、会計士先生がリスクを指摘していたZOZOの株価は当時の倍になってる。うーん。。
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もう少しシンプルだったら面白いと思いました。
専門用語が多くて純粋に楽しめ無かったです。
自分の知識不足という事ですかね。