投稿元:
レビューを見る
高校の時に高柳先生と出逢った私。
1~7巻までは、高柳先生と生徒の2人の様子を読者が見守っている感覚だった。
だけど、ここ最近の8巻、9巻は作風が大きく変わったような気がする。
問題を抱えた生徒が高柳先生から何を感じ取ったのかさえ明確に描かれていないものが殆どだった。
最初はモヤモヤしたし、今もモヤモヤは消えないけど、現実では人の様子も出来事さえも全てクリアに見えることはないわけで。
だからある意味、最も現実に近い話だったのかなとも思う。
そして、読者である私も、高柳先生に色々なものを学んだ1人の生徒だ。
物語のラストは全て自分に委ねられているんだって自信を持ちたい。
投稿元:
レビューを見る
離婚の話が好き。親が離婚することは特別なことでも可哀想なことでもなく、他人に口を出されると嫌なのがめちゃくちゃ分かる。色々と言われてささくれていたところを、先生との対話を通じて、他人の言動への納得(と、それが自分と違うことへの飲み込み)をし、自分の気持と改めて向き合っていくところが好き。「人の話だとカワイソウだと思う」のところの先生の笑い方が好き。
投稿元:
レビューを見る
今回は1話完結であるにも関わらず、とても濃い内容であった。自分もこの中の人と同じような悩みがある助けとなった。哲学の日常の中での使い方がこれだ。
投稿元:
レビューを見る
皆何かしら悩みを抱えて生きているのは分かる。
それを倫理と結び付けて考えるのは、自分には難しい。
生きている限り、人間には無限の可能性があると信じたい。