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自殺者があふれ、絶望しかなかった島に人が持つ怒りの感情が蠢く9巻。
得てしまったからこそ失わないための戦争。空っぽであった自殺者たちがたくさんのものを得て、それを守りたいと思う心。時にそれは暴走し、新たな火種を招いてしまいがちなものですが、そういった要素の1つ1つが島がひとつの国となりつつあることが見受けられます。一度は命を放り出したものが人を裁く瞬間、どんな人間性がでるのか非常に期待する展開です。
サバイバルとしては一番面白くなってくる国が作られる瞬間が今ですから、読んでいて楽しいです。売春婦の問題とか自衛の観念とか色々現代の日本とリンクすることはあるから、森先生なりの考えをこれからも描いていって欲しいです。
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今回、ちょっと時間をかけて読んでみたからか、意外に楽しめた。そんなに期待していなかった分、ってのはあると思うけど。いっても内容的にはベタで、死にゆこうとしている人間に子供が出来たとか、死にゆこうとしているものが、同じ立場の人間の生命を裁けるのか、とか。自分なりの答えを考えながら読むのも面白いとは思うけど。
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サワダを見ているとイヤな気分になるのは、前巻までと同じだが、いつまでも闘う事を消極的なセイにもイライラしてきた。
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マンネリ化しないようにちょこちょこ新しい問題を提起してくれるので飽きなくてよい。本巻だと、例えば生きることを諦めた(生を放棄した?)者による妊娠(生命の誕生?)とか、同じくそうした人びとが他人を裁いて生死を左右するといったところだろうか。
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本格的な戦争へ…
襲いくるサワダたち
盾と槍の力でとりあえずは守ることができた
再び襲われることを危惧し、翌日こちらから仕掛けたが、裸の女性をたてに火炎瓶を投げられ惨敗
そんな中、売春婦のナオが妊娠
自殺しようとするがケンの支えによりなんとか立ち直る
そして再び襲いくるサワダの下っ端たち
危機一髪のところで全員を捕らえることに成功する