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前世で宿敵だった旦那様に、苛烈な淫愛で絡めとられました
オビラント国のミッテルラント子爵家令嬢・ブランシュには前世の記憶があった。
それは今から百年ほど前、帝国ルカ・バラのスパイとして敵国オビラントに紛れ、娼婦兼暗殺者として生きていたというもの。
ある日、スケーヴィング家のパーティに参加した彼女は、次期当主のアイガーと視線を交わしてしまう。
その瞬間、アイガーの前世がブランシュが潜入していた騎士団の長であることに気づき……。
相手も前世に気づいているかもしれないと、逃げようとするブランシュ。
体調不良であることを同行者の父に告げ、その場はことなきを得たはずだったのだが――?
後日、なぜかアイガーから正式な求婚を申し込まれてしまい……!?
彼の求婚はまっすぐで他に意図があるようには見えない。
それでも、安全だと確証が持てない以上、縁談が進まないようブランシュは暗躍する。
しかし、再び訪れたアイガーは縁談を諦めていないどころか、熱い眼差しで愛の言葉を向けてきて――。
手のうちようがなくなったブランシュは結婚式を迎えることに。
しかし結婚式の夜、アイガーの口から飛び出してきたのはブランシュが前世で使っていた名前だった……!?
前世で宿敵だった旦那様に、苛烈な淫愛で絡めとられました
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2025/04/10 20:34
アイガーとブランシュなんていなかったんだ
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投稿者:ままれもん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いるのはクレヴァスとスノーフレークだけ。恐怖心くらいならわかるけど、なんで生まれ変わってんのにそんな昔の関係引きずるんだろ?と不思議だったけど、完璧に前世からの延長線上で生きていて、分けるというか前世持ちである必要性を感じなかった。
人気の設定に合わせるためなんだろうけれど、前世持ちにしたせいで小さな矛盾も生まれている。元娼婦ヒロインを処女にするため?一度死を挟むため?アイガーは前世にかこつけてHもやりたい放題、さらに前世にかこつけて途中ヒロインの報告を無下にするわけだけど、そもそも前世とやらを理由にしているのは自分もなのにヒロインの申告が現実的ではないって…?何言ってんだ?そもそも前世が現実的ではないのだが。自分も他人に話せば頭がおかしいと思われるとわかっているにも関わらず、今世の自分が見たわけでもない前世の記憶は信じているのに、今世のヒロインの献身は見ていたのに信じてない。
「見たものしか信じない」とはいったい…?見たのは今世の彼女で、前世はもはや真偽を確かめようのない不確かな、自分だけが真実だと信じているだけの記憶では?
そしてぬくぬく暮らし体を鍛えていたわけでもない今世のヒロインは走る馬車から姿を消し…。
これらの矛盾は前世設定が無ければなかったのになぁ、もったいない!でも話はとても面白かったです。最後の植物のとこはほんと盲点だった、なるほど!