その悩み、カントだったら、こう言うね。
著者 秋元康隆
人間は倫理なしには生きられない
正直者はバカを見る? 結果がすべては本当か? 悪とはなにか?──リアルな問いを自分の頭で考えてみよう。日常の悩みに答える前半部と、学問上の疑問に答える後半部の二部構成でおくる、Q&A式・カント倫理学への招待状。
装画:佐野裕一、本文イラスト:秋元康隆、ブックデザイン:小川純(オガワデザイン)
【目次】
はじめに
第一部 日常生活での悩み
悩み(1) 私嫌われているみたい
悩み(2) 仕事ができない
悩み(3) 論理的になりたい
悩み(4) これは偽善なのか
悩み(5) 自分の欲深さがイヤ
悩み(6) もっと自由がほしい
悩み(7) 「結果がすべて」は本当か
悩み(8) 「やさしさ」とは?
悩み(9) 自分と他人を比較してしまう、ねたんでしまう
悩み(10) 他人を利用するつもりなどないのに
悩み(11) パートナーに不満
悩み(12) 正直者はバカを見る?
悩み(13) 学問をする意味
悩み(14) 批判ばかりする人
悩み(15) 論破できるようになりたい
悩み(16) 倫理学を学ぶ意味
第一部のまとめ エピクテトスとの類似性
第二部 学問レベルの疑問
疑問(1) すべての行為は道徳的善か悪のどちらかなのか?
疑問(2) 理由もなく命令するのか?
疑問(3) 行為の結果について考慮する必要はないのか?
疑問(4) 完全義務と不完全義務とは?
疑問(5) 自殺や嘘の格率が普遍化された場合、矛盾が生じるのでは?
疑問(6) どうすべきかについて、やはり「答え」「正解」があるのでは?
疑問(7) 自殺や嘘はすべて「目的の定式」によって禁止されるのでは?
疑問(8) 格率が変化しないとすると、可変的な状況に対応しきれないのでは?
疑問(9) 「絶対的」「普遍的」をどのように理解するか?
疑問(10) 就いてはならない職業というものがあるのか?
疑問(11) 無意識に道徳法則に従えるのはよいことでは?
疑問(12) 他者を遠ざけることにならないか?
疑問(13) 弱さと不純とは?
疑問(14) 根本悪とは? 人間は生来悪とは?
疑問(15) 意志はあるもののできないこともあるのでは?
疑問(16) 悪への自由とは?
第二部のまとめ これはカント倫理学なのか?
あとがきと、最後に伝えたいこと
参考文献
著者:秋元康隆(あきもと・やすたか)
1978年生まれ。高校卒業後に一般企業に就職するも、同じ作業の繰り返しの日々から、生まれてきたことの意味や目的について考えるようになる。本格的に倫理学を学ぶことを決意して退職。予備校通いを経て、日本大学哲学科に入学。カント研究所の所在地であるトリア大学(Universit?t Trier)において、カント協会会長であるBernd D?rflinger教授のもと、博士号取得。その後も同大に残り、哲学科や日本学科で教鞭を執るなどして現在に至る。ドイツ在住。主な著作は『意志の倫理学――カントに学ぶ善への勇気』(月曜社)、『いまを生きるカント倫理学』(集英社新書)、『人間関係の悩みがなくなる カントのヒント』(ワニブックスPLUS新書)。
その悩み、カントだったら、こう言うね。
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