- みんなの評価 2件
- 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
電子書籍
それ、なんで流行ってるの? 隠れたニーズを見つけるインサイト思考
著者 原田曜平
ビジネスでも、コミュニケーションでも、本当に重要なのは、 「相手に何を伝えたいか」ではなく、「相手が何を求めているか」を知ること。そしてその謎を解く鍵は、「インサイト」にあり。
本書では「君の名は。」 「逃げ恥」 「インスタ映え」「カープ女子」「ブラック企業」など昨今のヒット商品や流行した事象を分析し、それらに共通する要素を探るとともに、自社商品や自分の魅力を見つけて、それを周囲に伝えるために有用なシート(=クリエイティブ・ブリーフ)の書き方、会話から相手のインサイトを引き出す方法などを紹介していく。
それ、なんで流行ってるの? 隠れたニーズを見つけるインサイト思考
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紙の本それ、なんで流行ってるの? 隠れたニーズを見つけるインサイト思考
2018/05/29 11:06
ヒットしたモノはすべて因数分解できる
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Hdylw? - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビでもおなじみ、「さとり世代」「マイルドヤンキー」といった流行語の生みの親、原田曜平さんの本。
広告業界の常識である「インサイト」という概念は、どの業界の商品・サービスでも転用できるものだとして、インサイトの仕組みや成り立ちを多くの事例とともに分かりやすく解説されています。
【ヒットしたモノはすべて因数分解できる】
「ヒットしているモノを因数分解すると、間違いなくそこには優れた強いインサイトが隠されています」と語る原田さん。
「インサイト」とは、人々に「そう、それ!」と思わせ、消費行動に駆り立てる概念のこと。今まで気づかなかった嗜好にハッと気づかせる(インサイトを見出す)ことで、商品との強い結びつきを新しく発見する、いわば「消費者との新しい架け橋を作る」のが、インサイトの効果。
例えば、その年の世相を表す「ユーキャン新語・流行語大賞」。
2015年に年間大賞を獲得した「爆買い」(最近はあまり聞かないですね)は、「大量購入」という言葉では言い表せない、「乱暴な買い物」というニュアンスが含まれており、あまり公には出せない日本人の当時の感情を巧みに表現した結果、ヒットしたといいます。
【インサイトを見つけるには?】
流行ってしまえば「自分もそう思っていた」と簡単に納得してしまいそうですが、消費者自身も気づいていなかった「本当は好き」「本当は欲しい」という感情を発掘するのは、相当な調査や知識がいるように思われます。
本の後半では、インサイトを見つけ出すために必要な力を4つ挙げられています。
(1)違和感力
(2)作家力
(3)超受容力
(4)記憶する意思
流行には疎い自覚があるものの、「それ、なんで流行ってるの?」と一歩引いてインサイトを考えてみるのも面白そうです。
電子書籍それ、なんで流行ってるの? 隠れたニーズを見つけるインサイト思考
2019/10/06 18:18
ヒット
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
流行した商品には、どうして人々を引き付けたのかという理由が必ずあり、それを分析することで新しい商品ができる。