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インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル
本書の著者であるアメリカの思想家ケン・ウィルバーが提唱した「インテグラル理論」は、人・組織・社会・世界の全体像をより正確につかむフレームワーク。「インテグラル(統合的)」であるとは、差異の中にある共通性を大切にすること、多様性の中にある統一性を尊重することを意味します。多様化、複雑化した世界を読み解き、人・組織・社会というあらゆるセクターで存在している課題に向き合うにあたり、大きなヒントを与えてくれるものです。現実的に、私たちが生きている社会は、複雑化の一途をたどっています。昨今目覚しい発展を遂げているAIやブロックチェーン技術の台頭は、新たな恩恵をもたらす一方で、新たな課題を生み出しているのもまた事実です。こうした現実に直面した私たちに対して、「インテグラル理論」が与えてくれる示唆のひとつは、「個人の内面、そして社会・文化の発達度合い」という視点です。哲学、心理学、人類学、社会学、宗教、生物学、システム科学など多様なテーマ、ジャンルを統合的に捉えることを通して、「人・組織・社会の健全な発達のモデル」を示しました。人材開発、組織開発、事業構想、社会課題の解決・・・・・・本書が示す成長モデルは、VUCA時代のリーダーに大きな示唆を与えてくれます。
インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル
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インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル
2020/01/09 17:53
次世代のメタ理論を分かりやすく解説
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投稿者:ショウさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本では、有史~現代までの人間の社会性をフェーズ(段階)に分けて解説しています。
我々日本人は資本主義社会に生きているフェーズです。
狼の群れのような衝動的な社会、民族社会、封建社会、資本主義社会、多様性を尊重する社会、と世界には色々な社会性がありますが、そこに優劣は無いと作者は言っています。
なぜならば、我々人間は生まれた時は"衝動的な社会性"をから始まるからです。
生まれた時は皆同じで、そこから少しずつ他人を意識し視野を広げてフェーズを上がっていきます。
このインテグラル理論はメタ理論(理論の理論)であるため、日常生活で活かせるようなものではありません。
ですが、今までにない思考のフレームワークを手に入れてることで、日常生活で新しい発見なんかあるかもしれませんね。