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26件
グレッグのダメ日記
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この日記を書くことにした理由はただひとつ。ボクが将来金持ちの有名人になった時、一日中ばかばかしい質問に答えるのがめんどうだからだ。 そういう場合これを出せば一発で解決するからね。 ――アメリカで話題のコメディーよみものが日本にやってきました!
グレッグのダメ日記 やっぱり、むいてないよ!
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グレッグのダメ日記 グレッグ・ヘフリーの記録
2008/06/09 11:20
小学生の子供がはまっています
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アッカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の絵が可愛かったこの本を、うちの小学生の子供が読み始めたのですが、原作はアメリカの本であるということなど全く関係なしにとても面白いと言っています。きっと同年代の子供であれば感じる何かがこの本には詰まっているのでは?と思います。
また、うちの子供だけでなく、この本を覗き見した同世代の友人(男女関係なく)たちもこの本を読みたいといっているようで、”読む順番待ち”をしてもらっているくらいだそうです。
沢山の文字だけが並んでいるのでなく、適度に出てくるほのぼのとしたキャラクターの絵も子供達がこの本に親しみを感じる一因かもしれません。
子供時代をすぎてしまった世代にも共感できる"世間話”もはいってて、家族で楽しめる内容だと思います。
グレッグのダメ日記 グレッグ・ヘフリーの記録
2008/06/17 02:22
絵本以上読み物未満のお子さんにオススメ
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:児玉ひろ美(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵本以上読み物未満のお子さんって、多いことと思います。高学年でも十分面白い絵本もあるのですが、本人のプライドが「絵本」を受け付けず、無理して手にした本が読めないまま読書から遠ざかり、映像に傾く。そんなお子さんが多いのも中学年の悩みですね。
最近の新刊で面白かった作品をご紹介します。作者はオンラインゲームの作家ですが、主人公グレッグのいたずらの罰は「ゲーム一週間禁止」。コレが結構本人には痛手なんです。なんだか笑っちゃいましたが、この作品を通して感じたことは、子どもたちに対し大人が毅然としていること。判断基準のラインがぶれない大人でいることは意外と難しいです。この本が全米で240万部のベストセラーという事実の裏には子どもがそんな大人を欲しているのもあるような気がします。
グレッグのダメ日記 どうかしてるよ!
2011/12/23 16:18
アメリカのオタクな子供の日常風景
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:書痴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカ男子小学生の日常を、絵日記風にした本書、『のび太』や『ちびまる子ちゃん』的な主人公の失敗談も面白いのですが、ときにアメリカの教育や文化に対する作者の皮肉も感じられ、大人も充分楽しめる内容です。
主人公グレッグ少年は、大人が理想とする優等生でも、大人を翻弄する悪ガキでもありません。下ネタもほとんどないので健全です。ペット育成のネットゲームにはまり、お小遣い稼ぎとして、近所の雪かき、バザーをもくろみ、新聞作りと彼なりに懸命ですが、いつも裏目に出てしまいます。まして今回は、季節柄、クリスマスを控え、プレゼントの点数稼ぎのため「良い子」でいなければならないのに、ついに警察沙汰か?小心者だから、悪いイメージがふくらむばかりで…ダメな子ほど可愛いといいますが。
グレッグくんのダメぶりが強調される一方で、子供から見た学校の理不尽な面が、描かれていたりと、大人側にとっても、痛いところを突いてきます。
例えば、学校の安直な責任回避ぶりが原因で、遊具が一切撤去された校庭は、なにもないただの砂場状態に…。グレッグ少年の感想は、「おかげで休み時間は、刑務所にいる囚人たちみたいだ」。この場面を描いたイラストもなかなかシュールです。学校側の児童に対する過剰な安全対策は、ますますエスカレート!
グレッグくんの家庭は、虐待も育児放棄もありません。真面目でちょっとピントのずれた教育方針?を持つお母さんは、家族で唯一の女性で眼鏡をかけています。息子のために並んで手に入れたサイン入り漫画本の話は、傑作でした。グレッグ少年の一番の物質的被害者は、お父さんでしょうか。息子に悪意がないことを理解しているので、しぶしぶといったところ。お兄さんは、バンド野郎で、弟イジメが趣味のようなもの。そして、家族最強?の弟に、グレッグを含め一家全員振り回されっぱなし。
グレッグ少年が、アメリカではステレオタイプな野球少年ではなく、ゲームや漫画、ジャンクフードが大好きなインドア派の少年というのも素晴らしい。「棚からボタモチ」の人生観に、ゆるく、痛く、めげない姿勢も共感がもてます。アメリカの草食系男子の源流、ここにありというのは言いすぎでしょうか?