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4件
留守居役日々暦
著者 著者:吉田 雄亮
武家に生まれながら、商家に養子に出された高田兵衛は、幸せな日々を送っていた。だが、兄が病死し、兵衛は高田家を継ぐことに。商人として育てられた留守居役が、優しき心と秘めた剣才で難事を解きほぐす。
松風の香 留守居役日々暦
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茜色の雨
2014/10/27 10:18
タクタク読み
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たくちゅん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この留守居役シリーズ二冊目も前作に引き続き、人間の心模様・機微に触れられる作品になっていました。兵衞とお美津夫婦はいつまでも仲むずましく、初々しく心暖まる続語感になります。このシリーズが、長く続く事を望む作品ですね。
留守居役日々暦
2014/07/19 22:52
面白い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゲンサン - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代背景とか 歴史的な事実とか 時代小説はとかく形から入る設定ですが・・この本はすんなりと物語の中に溶け込んでいける、内容でした。兄が亡くなり、実の家を継がなければならなくなった兵衛は、商家に養子で入っており、養父の娘と結婚しているにかかわらず、実の父の頼みをうけ実家を継ぎます。経理に明るく、しかも剣道、柔術、棒術の達人であることを家中に秘して、留守居役になり様々な事件を解決していきますが、あくまで藩を守るため、人を守るため、ひいては大切な家族を守るため、日々を悔いなく過ごしていきます。話しの流れに無理がないのでいつの間にか読み切ってしまいました。
落葉の虹
2015/04/30 11:48
タクタク読み
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たくちゅん - この投稿者のレビュー一覧を見る
商人・庶民の考え方と武士の考え方の二通りを併せ持つ留守居役・兵衛。巷の事件を優しく解決する頼れる留守居役。また、妻・美津も介して男女の機微を探る秀逸な作品になっています。
これからの展開は、いろいろ派生しそうで楽しみです。続刊を希望します。