- みんなの評価
28件
「リング」シリーズ
著者 著者:鈴木 光司
同日の同時刻に苦悶と驚愕の表情を残して死亡した四人の少年少女。雑誌記者の浅川は姪の死に不審を抱き調査を始めた。――そしていま、浅川は一本のビデオテープを手にしている。少年たちは、これを見た一週間後に死亡している。浅川は、震える手でビデオをデッキに送り込む。期待と恐怖に顔を歪めながら。画面に光が入る。静かにビデオが始まった……。恐怖とともに、未知なる世界へと導くホラー小説の金字塔。
リングシリーズ【4冊 合本版】 『リング』~『バースデイ』
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リング
2021/03/14 13:42
ホラーの傑作!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
定期的に読み返している1冊。
ゾワゾワとした、湿った空気感が漂い、文章から不穏な気配が映像を伴って滲み出してくる。
いまだにホラー小説の最高傑作だと思う。だが、その後シリーズ化され話が広がってしまったが、科学的に理由付けすることなく、リングはリングのまま完結して欲しかった。
リング
2002/12/02 21:42
リング
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nakamaga.com - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに読み返してみました。
TVも、映画も、US版も観たけれど、やはり原作が一番と断言します。
この手のジャンルで、もう一度読み直して、でもおもしろいと感じるのはそうないかと思います。
ハリウッド版は日本の映画版の強い影響を感じますよね。ナオミ・ワッツも松嶋菜々子もいい演技しているのだけれども、原作ファンにとっての違和感は、やはりこれは「夫であり父親である主人公の、家族を守る物語である」というのが、大きな柱なのだと。なので、主人公・浅川は男性であるべきなのです。
映画見たけど原作をまだ読んでない人には、ぜひ。文庫化されてるもんね。
リング
2002/07/30 21:26
単なるホラーではない!
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:奥原 朝之 - この投稿者のレビュー一覧を見る
リングシリーズの第1弾。
リングといえば貞子。貞子といえばリングと言うほどに定番化してしまった感は有るが、初めて読んだときにはその魅力に引き込まれてしまい、一気に読んでしまった。
最初の掴みが良い。このビデオを見たものは一週間後に死ぬという死のビデオ。実際に何人か死ぬ。そのネタを追って新聞記者の浅川も興味からそのビデオを見てしまう。見た後でこれは本物だと感じて恐怖に駆られ、死から逃れるために大学の同級生だった高山の知恵を借りることにする。
しかしその裏側で浅川の保管していた死のビデオを妻と子供が見てしまう。
事態はどう展開してくのかと思わせて、予想を裏切るような展開を見せる。
これはホラー作品の金字塔です。最近のホラーの中でも趙一級品だと思います。お勧めです。