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5件
生きるヒント
著者 著者:五木 寛之
「歓ぶ」「惑う」「悲む」「買う」「喋る」「飾る」「知る」「占う」「働く」「歌う」日々の何気ない動作、感情の中にこそ生きる真実がひそんでいる。常に時代の行く先を予感し、「心と体」について深く洞察する、日本を代表する作家からあなたへ――。元気と勇気が出るメッセージ。
生きるヒント5 ―新しい自分を創るための12章―
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生きるヒント 2
2002/07/28 02:25
自分を見つめる
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投稿者:アセローラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
五木さんがこの本で書かれていることを丸飲みしてはいけないと思います。それは五木さん自身も望んでいることだと思うのです。自分の頭で考える、自分を見つめる。五木さんはタイトル通りヒントを与えてくれてるに過ぎません。自分で考えることが何より大事だと思う私は、五木さんがこの本を書いてくれたことに感謝しています。いろいろなことが見えにくくなっている現代に必読な本だと思いました。
生きるヒント 4
2001/03/23 20:44
肩の力が抜けるような一冊
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「泣いても笑っても、吸って吐いて五億回。泣いても笑っても、鼓動二十億回。」
人は死に向かって生きている。なにをしてもどんな悪人でもどんな善人でも、寿命がつきれば死ぬ。ならば、自分の基本的な生存に支障のない限り自由に唯我独尊のペースを保って生きればよい、と筆者はいう。
人間を不自然で不完全なものと知りながら、できる限り肯定していこうというこの本は、すごく優しい。気分もあるがままに受け入れて、なんとか生きていければいいや、と肩の力が抜ける。
生きるヒント 3
2001/03/18 20:07
命を食べて私たちは生きている
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投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
味わう、堕ちる、食う、囃す、注ぐ、許すなどいろいろな人間の行動に関して思うままつづったエッセイ。五木寛之は博学だ。蓮如を例に引いたり、医学にも突っ込んだ話をしている。
この本の中で一番印象に残ったのは、「食う」だ。いのちを殺して自分のいのちがある。食うことを軽く見るような思想は必ず間違いを犯す、と彼は書いている。
いのちを粗末にしたくなったら、私が今まで摂ってきたいのちのことを考えようと思った。私の体は私のものであって、私だけのものではないのかもしれない。考えさせられた一冊だった。