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荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論

著者 荒木飛呂彦 (著)

【帯カラーイラスト付】荒木飛呂彦がこよなく愛するホラー作品の数々は、『ジョジョの奇妙な冒険』をはじめ、自身が描いた漫画作品へも大きな影響を与えている。本書では、自身の創作との関係も交えながら、時には作家、そして時には絵描きの視点から作品を分析し、独自のホラー映画論を展開する。巻頭には「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画 Best20」も収録。ホラー映画には一家言ある著者の、1970年代以降のモダンホラー映画を題材とした偏愛的映画論!

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論【帯カラーイラスト付】

税込 748 6pt

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論【帯カラーイラスト付】

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荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論

2011/06/26 13:24

死を思え、恐怖を思え

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:muneyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る

『ジョジョ』で有名な荒木飛呂彦が、自身の好きなホラー映画について語りまくる本です。
僕も以前ビデオ屋で働いていたのでそこそこ映画は見てたつもりでしたが、
まだまだこんなに必見のホラー映画があるなんて、と絶句。

本書、まえがきからの引用です。

"ホラー映画が描いているのは人間にとってのもうひとつの真実、キレイでないほうの真実だということです。ですから優れたホラー映画は、現実や人間の暗黒面を描いた芸術表現にさえなりうるのです。(中略)恐怖を通して、現実世界の不安からひと時の解放をもたらしてくれるのがホラー映画です。"

ホラー映画の恐怖を相対化出来るようになれば、現実の恐怖や不安すら相対化出来るようになるのだから、ホラー映画はある種「癒し映画」とも言えるんだよ!
ということみたいです。その発想は無かった。

10章仕立てで荒木先生の好きなホラー映画がカテゴライズされ、
それぞれの映画、それぞれのカテゴライズについて様々な言及が為されていきます。

荒木先生の映画紹介文・評文は読者に「観てみたい!」と思わせる、レビューのお手本のような文章です。
ネタばれを行う事無く、何故自分がこの映画を紹介するのか、という問題意識・興味がきっちり説明されています。
まぁ『シックス・センス』の核心に触れてる部分もありますが、荒木先生も「ヒット映画だし、未見の人はこっから飛ばして!」とおっしゃってるので気にせぬよう。

また、荒木先生の問題意識が至る所で表れてくる為、
ジョジョの読者なら「あのシーンはこういう意図があったのか」とニヤリと出来るポイント満載です。

ホラーのヒロインの理想像、「ホラークィーン」について述べる部分。

"・やや暗い性格。心に傷を負っている
・キビキビと動ける反射神経の持ち主。トロくない
・カワイイけどSEXYではない。清潔感がある。エロくてはいけない
・アスリートのような引き締まった筋肉質の体。けれどマッチョではない
・恐怖を克服する強い意志の持ち主。恐怖に固まったりしない"

ジョジョ読者の方は、ジョジョにおける女性戦闘員、女性スタンド保持者を思い浮かべて下さい。
そして、上リストを読み返して下さい。
なるほど。

キングの『ドリームキャッチャー』について述べる部分。

"トイレというのは見方によっては恐ろしい場所で、便器に血が付いたりすると「どんな病気なんだ!?」と青ざめることもある。つまり日常生活において体の異変に最初に気づく、生々しい場所でもあります。"

ポルポル君が、便器を舐めさせられそうになった部分は非常に怖かったですね。

この本で紹介されるのは「一般的なホラー映画」に限らず、荒木先生が「恐怖を感じさせる映画」としてカテゴライズしたものも多く含まれています。
ホラー映画から漂う香り、死・恐怖・不安。
荒木先生がおっしゃるように、これらは美や楽しさといったポジティブなモノの裏側にあり、生と不可分なもの。
ホラー映画についてただ馬鹿馬鹿しいもの、怖いものと考えるのではなく、様々に思考を凝らす事は決して無意味ではありません。本書は単なる荒木飛呂彦のファンブックでは全く無く、映画について、恐怖について考えるきっかけとなる、本として非常に面白い本です。

「ジョジョは好きだけど、別に活字はなぁー…」
「ホラー映画は好きだけどジョジョ読んだこと無いしなぁー…」
と買うのを躊躇されている方、
本屋で見かけたら安心してWRYYYYYY!!!っとレジに叩き込んで下さい。

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荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論

2011/06/26 23:54

「癒し」の映画

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ワンピース」をネタにした「ONE PIECE STRONG WORDS(上下巻)」は、かなり売れているらしい。
「こち亀」の秋本治の「両さんと歩く下町」も同じ集英社新書から出ている。そして、荒木飛呂彦の書いた本書も出版された。

「ジャンプの人気漫画家に本を書かせよう」シリーズが始まったのだろうか。

尾田栄一郎・秋本治・荒木飛呂彦に本を書かせれば、ネームバリューだけでもヒット間違いなし、と思ったかどうかさだかではない。
「流行りモノは、とりあえずスルー」がポリシーだったが、「荒木飛呂彦」の名前にひっかかってしまった。

3人を「陰」と「陽」に区別するとしたら、荒木飛呂彦は「陰」で他の二人は「陽」に分類できるだろう。
暗くて狭い所が大好きなので、荒木飛呂彦の本に惹かれ、本書を手に取った、と言えば聞こえはいい(?)かもしれないが、集英社の思う壺にハマッただけとも言える。


荒木飛呂彦はホラー映画が好き、というのは知らなかったが、さもありなん、という感じがする。
「ジョジョの奇妙な冒険」は3部までは読んでいたが、1・2部は「吸血鬼」「ゾンビ」などがモロに出てくるし、3部はいろいろな映画を下敷きにした話が多かったからだ。

ちなみに荒木飛呂彦と聞けば、多くの人は「ジョジョの奇妙な冒険」を思い浮かべるだろうが、個人的には「バオー来訪者」が一番好きだった。
そういえば、こちらも「恐怖」を扱っていた。

ホラーと言えば、ゾンビや幽霊、殺人鬼がお約束で、それらが登場する映画も数多く紹介されているが、それだけではない。

著者の考えるホラー映画は
「見る人が恐怖するしかないような状況を描く映画、それを目的として救いのない状況を突きつけてくる映画」
というものらしい。
そのため、一般的には「ホラー映画」には分類されないような映画も含まれている。

さらに著者はホラー映画は「癒し」の要素も含まれていなければならない、と言う。
「恐怖」を直接的には害のない形で表現することによって、「予行演習」を行うもの。

「恐怖を通して現実世界の不安からひと時の解放をもたらしてくれるもの」がホラー映画だと言っている。

ここまで愛情たっぷりに論を展開されると、少しだけでもホラー映画を見てみようか、という気になってくる。
なにより暑い日にはよくあいそうだし・・・

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荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論

2012/01/08 21:20

ホラーを観ながら、覗き込んでいるのは、自分の中にある恐怖や不安なんだ。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アヴォカド - この投稿者のレビュー一覧を見る

ホラーを楽しむ、というのはとても高度な心の作用だと思う。

つまり、これは完全にフィクションである、あり得ないことである、と理解した上で、その世界を楽しむわけだから。
誰が本気で、吸血鬼やゾンビや殺人鬼がごろごろとそのへんを徘徊していると信じるだろうか? そうあってほしいと思うだろうか?
誰が実際に、ホラー映画で観たものを現実に自分でやってみたいとか見てみたいとか思うだろうか?(私はごめんだ)

だからそれは、現実とフィクションの境界が曖昧な幼児などにはムリであって、ホラーをフィクションとして楽しむには、訓練がいるのである。

「フィクションと知って恐怖を見据える力さえ身につけられれば、あらゆる映画の中でホラー映画ほど面白いものはないのですから」と著者は言い、ホラーは「恐怖や不安を癒すためのもの」と言う。
ん? ”癒す”?
それはちょっと違和感を覚える。
ホラー映画は、”癒”しているんではなくて、恐怖を”逃して”いるんじゃないかな。

著者のホラー映画のジャンルわけは、納得がいく。細部までよく観ているなあ、作り手の意図をよく汲んでいるなあ、と感心する。
1本ずつその作品への思いを語るあまり、ネタばれ気味?と思われるところもあって、これから白紙の状態で見たい人は、それら個々の作品についての項はさらっと横目くらいで読んだほうがいいと思う。
(キング映画の項は、ほとんど同感。)

電気もない昔はもっと世の中が暗くて、暗闇は謎や恐怖を秘めていたし、科学が今より未発達な頃は、説明のつかないことがたくさんあって、人は、天災や戦争や不可解な現象や恨みや人の心が、今よりもっと怖かったはずだ。
怖いものは嫌だし触れたくないけれど、でもそういうものがあることで、これ以上向こうへ行ってはいけないとか、手を出してはいけないとか、悪いことをしてはいけないとか、人の善きものは守られていたのじゃないかと思う。
怪談があり見せ物があり、ホラーがあって、それらが、悪しきものと善きものの境目をはっきりさせてくれる。

人には、"怖いもの"がなければならないんじゃないだろうか。
さあ、ホラーで、善悪の区別をはっきりつけようではないか!

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