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1件
場所はいつも旅先だった
著者 松浦弥太郎
サンフランシスコのアパートで恋人と過ごした土曜日の午後。ニューヨークの老舗古書店で大切なことを教わった日。18歳のときに初めてアメリカを旅してからずっと、いくつもの出会いと、かけがえのない日々をくれた場所はいつも「旅先」だった。『暮しの手帖』編集長の著者が、自身の旅について飾らない言葉でひとつひとつ綴った自伝的エッセイ集。軽やかな心で明日から旅に出たくなるような一冊。
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場所はいつも旅先だった
2011/04/02 11:14
思わず嬉しい衝動買い! 松浦弥太郎さんの自伝的エッセイ!
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに本屋さんで本を買った。思わず嬉しくなって、衝動的に買ってしまった…って、感じだろうか。松浦弥太郎さんの単行本エッセイをぱらりぱらりと立ち読みしていた。読んだこともあるエッセイでも、「そう、そう、これ、いいんだよねぇ」と手を伸ばして、棚から抜いて次々読んでいく、と、彼の文庫本も何冊か並んでいた。
ここで、ふっと嬉しくなる。
「えっ!文庫本!しかも最近出たのがあるんだ!」
以前、松浦弥太郎さんの文庫本をプレゼントしたいと思い、文庫本コーナーで探したのだけれど、なかなか見つからなくて、断念したことがあるから、なおさら嬉しかった。
本屋さんによって棚の本並びは特徴があって、それが本屋さんの魅力の一つ。最近は書店員さんの手描きポップも目立つようになって、それがとても本選びには役立つ。そうして、本を通じてのつながりをその一枚のポップやその本の並びから感じたりすると、無性に嬉しくなる。
この棚のここに、この文庫本を並べてくれた書店員さん、ありがとう!
買うと決めたら、行動は早い!
すぐさま、すぐさまレジへ直行、です。(^-^)(^-^)
この一冊は、松浦弥太郎さんの自伝的エッセイが文庫本になったもの。現在は『暮らしの手帖』編集長をしている彼が、18歳の秋に初めてアメリカに渡り、そこでさまざまな出会いと体験をした。旅の舞台は東京でもあり、フランスでもある…。その頃の彼が等身大で、ど~んとぶつかってくるような、読みながら彼と一緒にどぎまぎするような、そんな青春ど真ん中エッセイ、でした。
もちろん、本、古本屋さんの話がいっぱいでした!
彼が25歳のとき、ニューヨークの路上から本屋さんを始めたきっかけとなった出来事の話とても興味深かった。ニューヨークの古本屋『ストランド書店』オーナーとのふれあい、ニューヨークでの愉快な古本屋さん仲間との出合い、一つひとつが弥太郎さんらしいな、と思いつつ…、夢中で読みました。
『最低で最高、そして「乞食王子」な暮らし。
これが僕の生き方であろうと思う。』と弥太郎さんは言います。惚れ惚れする言葉、ですねぇ。
表紙の写真は弥太郎さんがニューヨークで撮った、それもたった一枚だけ残っていたもの。この写真にまつわるエピソード、まるで短編小説を読んでいるようでしたよ。(^-^)
場所はいつも旅先だった
2016/01/18 00:39
フィクション? ノン!?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:marquee - この投稿者のレビュー一覧を見る
『今日もていねいに。』を読んだ時は、引っ掛かる部分が余りなかったので、松浦さんの物からは暫く遠ざかっていたのですが、私の好きな旅物と言う事で、『場所はいつも旅先だった』を手に取ってみると、始めからグイグイ引き込まれて行きました。
恐らく、前者はウンウンと頷いて読んでいたので、フックを感じなかったのですが、後者は「結構ファンキーな人だったんだ!」と、イメージと違った驚きがあったをので、印象が違ったのだと思います。
しかし、『旅好き、本好き』には、本当に魅力的な男性が多い事!