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読書は格闘技
著者 瀧本哲史
「読書は格闘技」という考え方に立つと、「良書」の定義も変わってくる。普通、良書というと、書いてあることが正しいものであり、正しい考え方であると思われる。しかしながら、書いてあることに賛成できなくても、それが批判するに値するほど、一つの立場として主張、根拠が伴っていれば、それは良書と言える。私は筋金入りの資本主義者であるが、そうした立場からしてもマルクスは読むに値する「良書」と言えるのだ──心をつかむ、組織論、グローバリゼーション、時間管理術、どこに住むか、才能、マーケティング、未来、正義、国語教育の文学等々、今を生き抜くために知っておくべきテーマについて、立場の異なる「良書」を能動的に読み、自らの考えを新たに形成していく。格闘技としての読書体験を通じた、実践的な力が身に付く読書術とは何か。各テーマにおける必読の推奨ブックリストも収録。
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読書は格闘技
2021/07/29 04:02
読書は格闘技という、画期的考え方の本について
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:デーモン - この投稿者のレビュー一覧を見る
本を能動的に読み、本の著者の主張と自分の価値観を比較することで、考え方を進化させろ、という瀧本哲史さんの主張には、驚きましたが、この本を読み進めることで、納得できました。紹介されている本も多岐にわたり、山月記から漫画のタッチ、児童書
のしろいうさぎとくろいうさぎ他、多数の有益な書籍が取り上げられていました。目からうろこが落ちました。