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2件
燕は戻ってこない
著者 桐野夏生
北海道での介護職を辞し憧れの東京で病院事務の仕事に就くも、非正規雇用ゆえに困窮を極める29歳・独身女性のリキ。「いい副収入になる」と同僚のテルに卵子提供を勧められ、ためらいながらもアメリカの生殖医療専門クリニックの日本支部に赴くと、国内では認められていない〈代理母出産〉を持ち掛けられる。バレエ界の「サラブレッド」としてキャリアを積み、自らの遺伝子を受け継ぐ子の誕生を熱望する43歳男性・基。その妻で、不育症と卵子の老化により妊娠を諦めざるを得ず、「代理母出産」という選択をやむなく受け入れる44歳女性・悠子。それぞれのままならぬ現実と欲望が錯綜する、ノンストップ・ディストピア小説!
燕は戻ってこない
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2024/06/20 08:03
突き進む主人公
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蒙古卵麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
桐野さんの作品の女性主人公は常に迷いながらも突き進んでいくところが良いですね。この作品の主人公も代理母出産を経て最後にはすべてを振り切ってあるを決断するところは流石桐野節といったところでしょうか。ほかの作品ももっと読みたくなりました。
燕は戻ってこない
2024/03/20 04:52
あってもおかしくない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今現実に、となりで起こっていてもおかしくないなぁ、と思いました。違和感を感じません。酷い世の中になってしまったようです。
どの人にも感情移入が出来る、と最終的には思ってしまうのは怖い事だと思いました。