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天馬、翔ける 源義経
著者 安部龍太郎
【第11回中山義秀文学賞受賞作】平安末期。平氏追討の決起を促す以仁王の令旨が兄弟の運命を変えた。奥州藤原氏の下に逼塞していた弟・義経、そして伊豆に流罪となっていた兄・頼朝。黄瀬川で対面を果たし、力を合わせて源氏再興を図る二人だったが、かたや類いまれな政略家、かたや知勇並びなき天才武人。兄弟の溝は深まる一方だった。源平合戦の固定観念を打ち破った歴史大作。風雲急を告げる波瀾の第1巻。
天馬、翔ける 源義経 上
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紙の本天馬、翔ける源義経 下
2021/09/15 09:41
天馬、翔ける源義経 下
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
壇ノ浦の戦いで源氏と平氏の争いが終わった。しかしこれからは源氏の棟梁をかけた争いが始まった。義経と頼朝の諍いに後白河法皇が拍車をかける。
「頼朝を討て」と後白河法皇から院宣が義経に下された。義経は西国を中心に兵を集め頼朝に対抗しようとする一方で、頼朝は東国を中心に兵を集め対抗する。しかし、逆に頼朝に「義経を討て」との院宣が頼朝に下される。官位を取り上げられ西国の兵も散り散りになり吉野に逃げるも、静御前が鎌倉方に囚われてしまう。静御前を取り戻すために義経は鎌倉へ・・・。
この作品では奥州藤原氏と頼朝の戦いや義経が死んだと言われた衣川の館までの戦いには触れられなかったですね。そこがちょっと不満です。作者が義経を亡くなったとするのかチンギスハーンであったとするのかを読んでみたかった。
紙の本天馬、翔ける源義経 中
2021/09/14 15:12
天馬、翔ける源義経 中
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
いよいよ源氏と平家の直接対決が始まる。西国で立て直した平氏は一ノ谷で源氏と戦いの火ぶたをきる。地形的に平氏は有利ではあったが、義経は鵯越という鹿ぐらいしか通らない崖を馬で駈け下り、平氏を混乱に陥れる。名だたる将が討たれた平氏は屋島に敗走する。屋島での戦いにも勝った義経は壇ノ浦で平氏と最後の戦いを行う。平氏を滅ぼすだけでなく三種の神器と天子様の救出を後白河法皇から命じられていたが・・・。
悲運の将というイメージがあった義経ですが、この作品では頑固で人の言うことを聞かない無鉄砲な人物として扱われていますね。実際はどうだったかわからないが、案外そうかもしれないと感じた。「和を以て貴しとなす」「主座を保つ」「衆知を持って決する」、義経はどれにも当てはまらないようです。だから嫌われたのかもしれませんね。この作品の義経像は新鮮でした。
紙の本天馬、翔ける源義経 上
2021/09/13 11:45
源九郎義経
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
奥州の藤原氏に庇護を受けていた源九郎義経。父・義朝の仇を討ち願い、京に上る日を心待ちにしていた。ある日、平氏追討の以仁王の令旨が発せられる。義経は兄・頼朝のいる関東に向かって進み始める。そしてようやく、黄瀬川で兄弟の対面を果たす。しかし一刻も早く平氏を追討を考える義経と関東の地盤を固めてから平氏追討を考える頼朝の間に考えの相違が発生していた。京に上った義経は従妹の木曽義仲と会う。お互いに認め合う二人であったが、すぐに敵対する関係になった。というのも義仲の京での食料の略奪、金品の強奪等で、後白河法皇から義仲を討つように命令が下ったのであった。
学校の歴史では表面は学んだが、詳細についてはほとんど知らなかったので、参考になりました。また木曽義仲が京で乱暴狼藉に至った原因を知り、義仲に同情する部分と頼朝を非難する気持ちが強くなりました。中下巻が非常に楽しみになりました。
2019/08/23 12:12
楽しめる作品
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投稿者:ガンダム - この投稿者のレビュー一覧を見る
史実に則しているものの、新しい展開で、結構楽しめました。ただ最後がなんとなく
尻切れトンボみたいで、もう少し続きがあってもと思いました