ジゼル
華麗なるバレエ・ミステリー、開幕!
東京グランド・バレエ団の創立15周年記念公演の演目が「ジゼル」に決定し、如月花音は準主役のミルタに抜擢される。このバレエ団では15年前、ジゼル役のプリマ・姫宮真由美が代役の紅林嶺衣奈を襲った末に死亡するという事件が起き、「ジゼル」は長いあいだ封印されてきた。
公演に向けて準備を始めようという矢先に、花音の同期の蘭丸は、夜のスタジオでジゼルの衣装を身に纏った真由美の亡霊を目撃する。
そして、芸術監督の蝶野は事故で大怪我を負い、プリマの嶺衣奈は精神的に追い詰められていく。配役の変更で団員の間に不協和音が生じる中、不可解な事件が相次いで……。
これはすべて真由美の“呪い”なのか? 花音は真由美の死の真相に迫っていく。
「嫉妬」と「愛憎」渦巻くサスペンス。
その先に待ち受ける、切なすぎる真実。
小説版『ブラック・スワン』とも言える、華麗なるバレエ・ミステリーが開幕!!
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紙の本ジゼル
2017/11/07 18:58
すべての人物が怪しくて
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで読んで、また初めから読み直すと真犯人が分かったというのもあり、人物の心情や言葉に意味合いが深まります。花音の言葉が特に印象的。華やかなバレエの世界と、裏の男女の嫉妬が織り交ぜながらで一気に読めます。
紙の本ジゼル
2018/09/24 18:43
華やか!但しミステリとしては弱い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷりしら - この投稿者のレビュー一覧を見る
バレエという華やかな道具立て、演目の「ジゼル」のストーリーとバレエ団で起こる事件を二重写しのように描く趣向はなかなかのもの。
ただ、ミステリとしては弱いし、メロドラマ的チープさがあるかも。
気楽に楽しむ分には結構いいと思う。
紙の本ジゼル
2017/12/10 20:23
華麗な世界の裏
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
バレエという華麗でロマンチックな芸術の裏で美しい女たちのむき出しの感情が渦巻いてます。
『ジゼル』が演目として決定、15年前の事件が影を落とし、不可解な事が次々起こり、ついにプリマが不審死を遂げます。
誰が犯人で、どういう関係なのか勘ぐり、みんなが怪しく見えて来ます。