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鉄人衣笠
著者 関屋敏隆(文・絵)
衣笠祥雄の魂が伝わる、感動の伝記絵本。
連続試合出場の世界記録をうちたて、国民栄誉賞も受賞した元広島東洋カーププロ野球選手の衣笠祥雄氏。その少年時代からユニフォームを脱ぐまでのかがやける道のりを、絵本にっぽん賞受賞作家が、独特の切り絵の手法で描いた傑作絵本です。けがにもスランプにも負けずに、限りなき挑戦を続けた衣笠氏の姿が、数々の名場面とともに画面いっぱいに描かれます。「江夏の21球」として伝説の試合となった、1979年の日本シリーズ最終戦での盟友江夏豊氏とのやりとり、デッドボールで骨折した翌日も代打で出場し、豪快なフルスイングで三球三振をした場面、絶不調のスランプにおちいったとき家族といった海水浴、どのシーンも感動を誘わずにはいられません。衣笠氏から読者へのメッセージ、江夏からの追悼コメントも入ってます。
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鉄人衣笠
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鉄人衣笠
2018/07/02 10:57
野球を愛して
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投稿者:ハル - この投稿者のレビュー一覧を見る
白と黒のシンプルな切り絵が野球を愛した衣笠氏の生き様を読者に伝えてくる。
野球をこんなにも愛して大切にしてきた氏の心に少し触れることができた気がした。
この本を手に取るのは、おそらく衣笠氏を野球選手或いは解説者として見聞きする
ファンが一番多いだろうと思う。
いくら伝記絵本でも野球を知らない子どもたちがわざわざ選んで読むとは思わない。
でも、野球を始めた子ども、少年野球で頑張る子ども、カープを応援する子どもなら、
できれば大人が間に入って一緒に読んであげると十分に楽しめるし、
ぜひそうしてあげてほしい。
衣笠氏が大事にしてきた「すばらしい野球」、「野球が好きだ」という一途な思いが
子どもたちにも伝わっていくだろう。
野球だけの話ではないが、スポーツの不祥事やそこに関わる人間の低レベルさには
辟易させられることが最近特に多い。
見習ってほしい、衣笠氏のその道に専心する姿勢と「心」を。

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