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10件
森崎書店の日々
著者 八木沢里志 (著)
映画化された小説「森崎書店の日々」の続編
貴子の叔父であるサトルが経営する森崎書店は、妻の桃子が店を手伝うようになり、穏やかでのんびりとした時間が流れていた。貴子は仕事が休みの日には店へ立ち寄り、手伝いをしながら、旧知の神保町の面々との交流を楽しんでいた。とくに和田とは、ずっと「恋人関係」が続いており、それに微妙に嫉妬するサトルに、貴子は手を焼いたりしていた。サトルと桃子の結婚記念日、貴子は温泉旅行をプレゼントする。店を気にするサトルだったが、貴子が店番を請け負い、その間だけ森崎書店の二階に泊まることになる。ひさしぶりの森崎書店での生活に浮かれる貴子。店に遊びに来た和田は、古書店を舞台にした小説をずっと書きたいと思っていたと貴子に話す。貴子もそれは素晴らしいアイディアだと喜ぶ。少しずつ小説を書き続ける和田だったが、貴子はそんな和田との間にはっきりとした進展が見られないため、ひそかに不安を感じていた。そんな折、貴子は偶然にも和田が喫茶店で女性と会っているのを目撃してしまう。
続・森崎書店の日々
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森崎書店の日々
2023/01/21 11:38
人生の休暇
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
失恋し、会社も辞めることになった主人公。母から突き付けられた二択は、実家へ戻るか叔父の古書店へ身を寄せるか。東京に残るため、書店に住み込むことに。
飄々とした叔父や、店の常連客達と日々を過ごすうち、少しずつ鬱状態から立ち直っていく彼女。
「こんな風に何もしないで、時間を無駄にしてるかな・・・」
「そんなことないと思うよ。ときには人生、立ち止まってみることも大切だよ。(中略)よく休んだらまた船出をすればいい」
行間を満たす空気が、とても穏やかで優しい。
森崎書店の日々
2016/03/01 00:22
DVDを見て、原作があることを知った!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:海(カイ) - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画が良かったので、原作も読みたいと思って購入!この本を読んで、神保町に行きたく(住みたく)なったし、〈すぼうる〉のような喫茶店の常連になりたいと思った♪人生の休暇を本に囲まれた中で過ごした貴子ちゃんが羨ましい♪続編の書き下ろし『桃子さんの帰還』この話、好き♪
森崎書店の日々 続
2016/03/01 00:21
前作が良かったので読んだ!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:海(カイ) - この投稿者のレビュー一覧を見る
いや~こちらは後半がとても悲しい。 桃子さん…。 読み終えて、23で亡くなった友達を思い出した。