電子書籍
【シリーズ】女子高生店長のコンビニは楽しくない(イラスト簡略版)
女子高生に扮してバイトをするぼく……!
チョコマート篠町つつじヶ丘店。ここは女子高生である支倉こももが訳あって、店長を務めているコンビニ。クラスメイトであるこもものことが好きなぼくは、2学期からは転校することがすでに決まっている。この夏休みをどう過ごすべきか大いなる決断をすることに。ぼくは女装をしてバイトすることを決断したのだ!
ちょっと興奮している。
いやいやハッキリ言おう――ムラムラしていると!
第5回小学館ライトノベル大賞<審査員特別賞>受賞作家・明坂つづりの続刊がついに刊行! 受賞作『赤鬼はもう泣かない』では、ゲスト審査員の麻枝准(Key)に「ここまでキャラとギャグが書ける作家はなかなかいない!!」と絶賛を受ける。
今作も話題になること間違いなし!!!
※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。
女子高生店長のコンビニは楽しくない(イラスト簡略版)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2015/08/28 11:11
空気なのに度胸ある
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
南里湊人は空気の様な存在のまま、転校しようとしていた。おざなりにもらった色紙には空白が目立ち、密かに憧れる支倉こももからのメッセージもない。このまま転校するのは嫌だ!そう思った湊人は、こももがチョコマートというコンビニで働いていることを知る。
引っ越しまであと一カ月。それまでの間でも思い出を作りたい。そう思った湊人は、そのコンビニのアルバイトに応募する。ただし、女装で。なぜなら女性店員しか募集していなかったから。そしてこももは、単なるアルバイトではなく、その店の店長だった。
戸波りんなという偽名でバイトをすることになった湊人は、ヤンキーっぽいやる気のないバイト・並河早梨から仕事を教われず、常に立っているだけのロボっぽいバイト・八木ガンダムには敵視され、常連の秦野夕凪には妙に懐かれ、本来の目的であるこももと仲良くする暇がない。
そんなこももは、本部社員の曽我部から店長としてダメだしをくらい、新商品を大量に売らなければならなくなった。バイトが初めての、しかも女装少年のりんなに何が出来るのか?
ほとんど女子高生で経営するという謎のコンビニに女装少年。全てが謎である。そもそも、いちおう回転出来ているだけですごい。だって店長は女子高生と兼業ですよ。いつ寝てるんだろう?
そういうリアルなツッコミはまるっと無視して、ゆるく経営されるコンビニでの日常系のコメディと、気弱で空気の様なのに女装まで出来る少年の異常さがミックスされた、奇妙な空気が漂うラブコメ。ただしラブコメの主人公の特徴である鈍感さは、こももに発揮されるのが構図的に珍しいかもしれない。
2015/09/17 15:08
変態がいます、逮捕してください
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
憧れの支倉こももとお話がしたい南里湊人は、女顔であることを生かして戸波りんなという女子になりきり、こももが店長を務めるコンビニのチョコマートにアルバイトとして入店した。はじめは違和感ありありだったけれど、最近では自分専用のブラジャーも手に入れ、仕草も女子っぽく成ってきた。それはニートの姉の南里潤子も認めるところ。
しかし基本は雄なので、女の園にいれば前屈みになってしまうこともしばしば。その平穏は、バイト仲間の自称ロボットである八木ガンダムが彼の正体を他の仲間に教えていないからこそ護られている。
そんなバイト仲間の一人であるフリーターの並河早梨が今回の主役。二十歳を過ぎて、社会人としても、女としても、死に筋に入ってしまうのではないかと恐れを感じ始めた彼女の前に、ストーカー気質の三十代男の壬生が現れ、付き合って欲しいと言ってくる。
だが、壬生は戸波りんなと会った途端に鞍替え。絶望した並河早梨は、本部社員の曽我部に申し出て、サブマネージャーを目指すと宣言する。しかし、そんな彼女を様々なトラブルが襲う。
店長こももはどうしたんだっけ?と言いたくなる展開。タイトルとは無縁の方向に突き進んでいるような気がしなくもない。しかしそれはラストに向けての地ならしで、次巻で巻き起こるであろう阿鼻叫喚の修羅場が描きたいのかも知れない。