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同人AV女優 貧困女子とアダルト格差
著者 中村淳彦
「性」と「金」の地殻変動に迫るルポ___
2022年6月に成立したAV新法は、AV業界に大きな混乱を巻き起こした。
厳しい規制と1社独占の異常な搾取構造で、「仕事がない、稼げない、制限が多い」
の三重苦に見舞われるAV業界は、いまや地獄の様相を呈している。
そうした中、デジタルネイティブのZ世代の女性を中心に参入が相次ぐのが、「同人AV」というジャンルだ。
本書では、同人AV女優となったZ世代の元地下アイドル、コンサル出身のポルノハブ・プロデューサー、SNSを駆使して下着や動画を売る主婦――当事者の証言をもとに同人AV業界、性のデジタル化の実態に迫る。
取材で見えてきた「裸の格差」とは――。
同人AV女優 貧困女子とアダルト格差
05/31まで通常1,056円
税込 739 円 6ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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同人AV女優 貧困女子とアダルト格差
2023/04/05 21:36
表題と中身が合わない
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
AV新法から始まるのに20年ほど前のバッキー事件で終わっている。現在時点のAV業界を書くのにバッキー事件は違うのではないのか。色々な話題が次々と出て来て、関係者?のインタビューらしきものが次々と出て来るので、頭の中が上手く消化できない。
「同人AV女優-貧困女子とアダルト格差」という表題と本の各章と上手く噛み合わない。「AV新法と現在地」にでもした方が良さそうだ。
「次々と入荷される女性という商品をまわして利益をあげるという考え方で、AV女優に対する人権意識は希薄だった」という言葉が出て来た。いわゆる「AV出演強要」が露見するまでの業界の「意識」らしい。それだけスカウトが素人の女性を騙してAV女優としてデビューさせて使い捨てにしていたわけだ。業界だけでなく、AV女優のヘアヌードや記事などを取り上げる週刊誌やスポ新、夕刊紙も言わば共犯者なので、なかなか表面に出て来なかったのだろう。AV女優が「出演を強要された」と訴え出たところで、門前払いになったわけだ。こういう話を知ったのは「週刊文春」の香西咲のインタビューだったのは、ここはAV業界と縁がないから取り上げられたのだろう。
「AV出演強要」でFANZA一人勝ちというところは興味深かった。