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介錯人・野晒唐十郎
著者 鳥羽亮
唐十郎は市井の試刀家である。藩邸や旗本から依頼されて、身寄りのない行き倒れや自殺者、小塚原で処刑された罪人の屍を貰い受けて、据え物斬りで刀の切れ味を試すのである。ときには切腹の介錯もさせられた。
介錯人として名を馳す唐十郎は、いつしか連続辻斬りに狙われる身となっていた。
辻斬りが持つのは将軍家拝領の名刀である。唐十郎の剣は「鬼哭の剣」と呼ばれる必殺剣。
小宮山流居合の奥伝であり、確実に敵を屠ること必定の秘剣だったが……。
鬼哭の剣 介錯人・野晒唐十郎〈一〉
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紙の本必殺剣虎伏 長編時代小説
2020/10/30 09:17
介錯の作法について
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投稿者:いなみの - この投稿者のレビュー一覧を見る
介錯の作法には名人の話として抱き首といわれる作法を聞いたことがあります。本作以前では介錯の折に首が飛んでいったように書かれていて読んでいて違和感がありましたが
やっとこの作法を目にして安心しました。娯楽小説でも時代考証は入念にしてほしいものです。
このさくしゃの文章が好きでシリーズを読んでいますのでつい一言