- みんなの評価
2件
はつ恋
著者 ツルゲーネフ (著) , 神西清 (訳)
16歳のウラジミールは、別荘で零落した公爵家の年上の令嬢ジナイーダと出会い、初めての恋に気も狂わんばかりの日々を迎えるが、ある夜、ジナイーダのところへ忍んで行く父親の姿を目撃する……。青春の途上で遭遇した少年の不思議な“はつ恋”のいきさつは、作者自身の一生を支配した血統上の呪いに裏づけられて、無気味な美しさを奏でている。恋愛小説の古典に数えられる珠玉の名作。
はつ恋
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
はつ恋 改版
2021/05/22 09:18
ヘンな初恋。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
甘い物語だと期待して読んではいけない。自分がのぼせ上った初恋の人にマゾヒズム的嗜好を植え付けられたあげく、彼女は自分にとって最も恋をしてほしくない人物に恋をしてしまう。ツルゲーネフはこんなヘンタイ的小説も書けたのか。
はつ恋 改版
2001/01/28 11:22
はつ恋の微笑ましさ
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る
短くて、比較的単純な話だとは思うんだが、何度手にしても微笑ましさを感じるのは、その題材がはつ恋だからだろうか? それにしてもロシアの小説らしく、最初のエピソードが言い訳するような説明で始まるあたりも含めて微笑ましい。
それにしても、ちょっとしたエピソードもはつ恋らしくて、夜明け方にちょっと目をさましたりするんだよなぁ。詳しくは
はつ恋 改版
2015/10/21 23:33
恋の楽しさと怖さを描く
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る
年老いた主人公が、昔を振り返るお話。
その名の通り初恋の物語だが、古典名作というだけあって、単なるラブコメディではない。恋とはどんなものなのかを主人公が知る場面がとても好き。