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生きものたちの部屋
著者 宮本輝
締切の夜、書斎は険しく暗い。しかし一人ではない。開け放った窓に響くトラックのエンジン音や、本棚におさめたドイツ製のクレヨン……。何気ない物事がいのちを帯びて、わたしのペンを鼓舞し、触発する。わたしは今夜も、彼らに囲まれてペンを走らせる。――その書斎は、後に阪神大震災によって壊滅した。追憶の思い新たに、震災時の日記を併録する。
生きものたちの部屋
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紙の本生きものたちの部屋
2002/07/10 16:14
1人の人間の心の声
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:司既 敬 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで宮本輝さんの小説は読むことは合っても、エッセイを読むことのなかった私が、最初に読んだエッセイ集。内容は「小説家」という枠組みをはずした1人の「宮本輝」がそこにいる気がして純粋に「読んでよかったなぁ(^o^)」と思いました。宮本さんの喜怒哀楽が生で聞ける(読める)作品だと思います。