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プラグマティズム入門
著者 伊藤邦武
十九世紀後半にパースが提唱し、ジェイムズが定義づけたプラグマティズムは、従来の西洋哲学の流れを大きく変えた。二〇世紀半ばにはクワインによって再生されたことで、今やアメリカ哲学の中心的存在となったその思想運動は、いかなる意味で革命的だったのか。プラグマティズム研究の日本における第一人者が、その本当の狙いと可能性を明らかにし、アメリカでの最新研究動向と「これからのプラグマティズム」を日本で初めて紹介。いま最も注目される哲学の全貌を明らかにする。
プラグマティズム入門
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プラグマティズム入門
2016/03/08 05:20
『プラグマティズム入門』
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シエル - この投稿者のレビュー一覧を見る
この「プラグマティズム」と言う言葉は現在、様々な意味で使われているらしい。
広い意味では実用的なものの見方とか実際的な生き方、「何でも結果さえ良ければOK」と言う発想や行動のスタイルを差す場合にも使われている、と書かれているがそうなのか分らない。
「プラグマティズム」という用語を「実用主義」とか「実際主義」と言う意味に理解して、ある種の行動指針のようなものに対するレッテルとすることは、今日の日常用語の使い方としては正しい用法として認められていると言って良いのだそうだ。
哲学思想における「プラグマティズム」はこの思想の誕生したアメリカ合衆国やそれを移入したヨーロッパに日本でも段々拡大解釈されてルースな仕方で使われているようだ。
現在では様々な思想の潮流の中で21世紀の現在でも世界の哲学流派の中心に一にするものでもあるらしい。
その為の入門書と言う位置づけの本であってその歴史を凡そ1世紀前から現代にまで代表する哲学者を紹介しながらその思想潮流を辿ろうとするものである。
少々と言うより、自分にはかなり難解な感じで哲学史に置いてカントやデカルトを踏まえていないとそこから立脚した思想・哲学や違いが歴然として来ない。
これをプラグマティズムの源流から歴史、代表される哲学者とその思想展開を紹介するものなんだが分ったような、分らんような。
頭を整理して改めて読んだ方が他所そうだ。